連載☆小説 NLPもずく心理占星術 鑑定灯台屋 占星術師もずく、スピに出会う ~その3 クリスタルボウルとみえないからだ クリスタルボウルをご存じだろうか。 水晶の粉を焼き締めて作られた、アトランティスの昔から伝わるとされる楽器である。 言葉で表せない感覚はある。 五感で表せない感覚もある。 もずくはクリスタルボウルの響きを聞くたびにそう思う。 もずくにはこのクリスタルボウルを奏でる友人がいる。 その人、こばちゃんはこの5月はるばる山形か... 2016-07-03 まるおかよしこ
連載☆小説 NLPもずく心理占星術 鑑定灯台屋 占星術師もずく、スピに出会う ~その2 ちょっと惜しい... 昨秋のこと。はじめて あっちゃんと会った。月末で週末の夜。もずくの店では本を音読する会をやっていた。そこに彼女は訪ねてきてしゅるっと席についた。 SNSで夏くらいから会話するようになっていた。 共通の知人がいることがわかった、そして、すぐ近くにすんでいることを知った。 この二つはもずくにとって人と会う動機になる。縁があ... 2016-05-11 まるおかよしこ
連載☆小説 NLPもずく心理占星術 鑑定灯台屋 占星術師もずく、スピに出会う ~その1~ 「駅前のドトールにいる」とラインが来たので迎えにいくことにした。覗いてみると彼女は奥の喫煙室にいた。まあいいだろう。あと半年もすれば成人だ。今はやりの膝のあたりがぱっくり割れたジーンズ(寒くないか?)を履いて、私の顔を見てにっと笑った彼女は、どう見ても最後に会った15歳のときと同じ彼女だった。 店に迎え入れてお茶をいれ... 2016-04-08 まるおかよしこ