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卒業のシーズンですね。
友人達から、子ども達のほほえましい保育園卒園の写メと共に、「号泣しちゃった」とメッセージが届いているここ数日。

先日、テレビで斉藤由貴さんの「卒業」という曲について、「相当醒めた歌」と、某女装タレントさんが話しているのを見た。

卒業式、私も泣かなかった。
カッコ悪いからだ。
泣かないように他の事を考えたり、こっそりつねったりしたものだ。
でも、小学校の卒業式は忘れられない。
私だってしんみりした…
しかし、激しく号泣するMちゃんを見て、ものすごくひいた。
ドン引きだ。
そして涙は完全にかわいた。

普段あまり発言することがなく、目立たなかったMちゃんが、あまりにもドラマチックに激しく泣くのを見てビックリした。
あの号泣議員をテレビで見たときのような、インパクトがそれにはあった。

Mちゃんは、どんなサインに天体を持っていたのだろうか?

以前、涙もろいランキングというものをネットで見た。
1、2位は蟹座、魚座の、水エレメントのサイン、続いて牡羊座など火のエレメントのサイン、最後に11、12位は風のエレメントのサインの天秤座、水瓶座、または地のエレメントのサインの山羊座であった記憶がある。
一般向けのサイトなので、単純に太陽サインを指していたと思われるが、太陽と月のサインとのブレンドやアスペクト次第では、サインの象徴するイメージもまったく変わってしまうことは占星術を学ぶものならみな知っている。
しかし、ここは単純に感情を統括する月のサインと、そして上記のランキングを参考に、「泣く」ということについて考えてみることにする。

卒業式でみんなが泣いていることに誘われてしっとり涙が溢れる。これは自分の感情を豊かに表現し、信頼できる仲間との共感を大切にする水のサイン(蟹座、蠍座、魚座)ならではの、情緒的表現の一般的イメージだ。

Mちゃんの、ドラマチックな自分に陶酔するかのような激しい泣きっぷりは、 水のサインの情動的なものではなく、もっと熱をもった火のサイン由来のものではなかろうか?
とも思うが、Mちゃんは小学校6年生の女の子、まだ心を充分に扱い慣れていない段階で、抑え込んでいた不安定な感情が爆発したのかもしれない。

まず、Mちゃんの月が水のエレメントのサイン(蟹座、蠍座、魚座)だとして、変化への不安で心が大きく揺れていたとしても、自己の内面をさらけ出すのは好まない蠍座が、仲間の前で泣くことがあったとしても、さすがに大勢のクラスメートの前で号泣することはないだろう。

もし蟹座だったとしたら。
慣れ親しんだ仲間との安心できる環境や、美しい思い出を手放す事は耐え難く、情緒不安定な状態だったのかもしれない。感情をコントロール出来ずに号泣してしまったとも考えられる。
ただ、思春期の蟹座は、その強すぎる感受性をうまく扱えずに、逆に揺れ動かないように抑え込んでしまうこともあるだろうし、敵と味方をきっちり分ける蟹座が、心を許した自分の仲間以外のクラスメート全員がいる前で、号泣はしないかもしれない。

魚座だったとしたら。
豊かな想像力が新しい事への漠然とした不安感を拡げていたかもしれない。他者との境界線を学んでいる段階の発達途中の水星期、もともと海王星の影響からエゴが弱く、誰とでも共感しやすい魚座なら、卒業式の雰囲気や泣いている生徒だけでなく、先生、保護者などにも強くシンクロしたかもしれない。
しかし、号泣事件は卒業式後の教室。
誰も泣いておらず、和やかな雰囲気の中でのことだった。
また、魚座の対向サイン乙女座が顔を出して、分析スイッチがONになり、緻密な状況判断が開始していたとしたら?
きちんとしたい乙女座の影響を受けたとしたら、周りに構わず号泣することはないだろう。

そもそも、みんなと同じことが命である水のエレメントのサインを月に持つ女の子なら、卒業式後の泣いている子のいない和やかな雰囲気の中で、1人で号泣するということは考え難いようにも思える。

では、火のサイン(牡羊座、獅子座、射手座)だったとしたら…
確かMちゃんは、出席番号順に座った時にいつも前の方にいた記憶がかすかにある。
牡羊座だったとしたら?
幼稚園を卒園した頃はまだ幼すぎてわからなかったが、小学生になり初めて体験する卒業という儀式、別れの雰囲気に、ピュアな心が素直に反応したのかもしれない。
まだ、小学生だったあの頃、成長途中の牡羊ちゃんだったら、慣れ親しんだ友達と中学ではクラスも変わり離ればなれになってしまい、安心できるお友だちグル一プが維持できなくなる、ひとりぼっちになる不安や自信のなさから、不安で胸が張り裂けそうになったのでは?
卒業式が終わり、いよいよお別れの時が近づいたその瞬間、突然火がついたように、周囲に構わず泣き出したのも、衝動的な火星、個人サイン牡羊座のイメージと重ね合わせるとしっくりくる。

あれから30年以上経つが、今でも忘れられない。Mちゃんは、どんな大人になったのだろうか?

さて、我が家にも、4才になる息子がいるので、再来年には卒園を迎える。
自分の卒業式ではカッコ悪くて泣かなかった、太陽、月とも風エレメントのサインの私だが、あれからだいぶ時が経ち熟成した。

風のエレメントのサイン(双子、天秤、水瓶)といえば、客観的な視点を持ち、理論、思考で物事を処理すると考えられている。 感情や直感のような論理的に解釈できないものには気づくことが出来なかったり、否定的になってしまうこともある。
特に、天秤座は、人の目に自分がどう映るかが気になり、心の中の不安定さを押し隠してでも、人からスマート見えるようにふるまったりする。水瓶座は、物事を客観視し過ぎて当事者になれなかったりする。
こういったところから、泣かないサインとレッテルを貼られてしまうのだろう。
風のエレメントのサインは、基本的に心ではなく頭にアクセスするため、普段あまり感情は使わないが、自分の中で起こる色々な感情をうまく扱えないだけで、感情はちゃんとある。

泣けないのではなく「なるべく泣かない」のである。
自分でGOサインを出した場所なら、号泣だってする。
誰もいない自分だけの部屋、お風呂の中、職場のトイレ、映画館のような暗闇なら「ここなら泣いてよし!」という具合に。
使いなれていない感情は清らかで純朴、そして不安定な為、時には衝動的に泣いてしまい「あれ? なぜ涙が?」と自分でビックリしてしまうこともある。

愛するペットの死など、自分の論理的思考で対処出来ない事柄や、ロジカルに処理出来ない思い、溜まりにたまった感 情の渦が限界を越えたとき、ダムは決壊する。
対向サインの火のエレメントの影響もあるのだろう、胸を打つような音楽や、心に刺さる一言を聞いた時に思わず感応し、突然涙が流れだすこともある。

子どもとのやりとりも、思考や理論では処理しきれないことばかり。まったなしで、子どもから感情をガシガシ揺さぶられる日々。スマートさとは程遠い日常に、否応なしに自分に足りないものを学ばされる。

赤ちゃんは、身体が欲するものを泣いて伝え、満たされるまで泣き続ける。
幼児期になれば、月が私的欲求を表現し始める。
「ママはわかってくれない」と言葉で伝える子、乱暴に物を壊したり、お友だちを叩いたり、ただ不機嫌だったりする子、 もくもくと爪を噛み続け何年も爪を切ったことがない子もいる。
欲する物事は子どもそれぞれだか、それらを一方的に与えるだけでは子ども達の月は満たされない。心が安定するには共感が必要なのだ。
疲れ果てソファーから立ち上がれない時にも、子ども達の思いを汲み取り、目には見えないそれを共有しなければならない。
なかなかの荒行だ。

こうして風のエレメントは、思考を停止し、心にアクセスする体験を積み重ねるうちに、少しずつ涙腺も緩み、潤いのある人間になっていくのかもしれない。
私もきっと、我が子の卒園では、成長の喜びや様々な思いが胸を打ち、化粧崩れや腫れ上がる目になんか構わず号泣してしまうだろう。

子どもの頃はなるべく泣かなかったママ達も、我が子の卒園・卒業ではおもいっきり泣こうではないか!
そして、新たな牡羊座の季節、子ども達の新しい体験が始まる。
子ども達へ、エールを送ろう!

この記事を書いたひと

すずきわかな
心理占星術勉強家
4才の息子に翻弄されながら、昼は働くお母さん、夜は寝落ちの日々を送る。
ゆるゆると心理占星術の勉強中。
友人に、良い占い師を紹介して欲しいと頼まれ、信頼出来る占い師がいないなら自分が勉強しちゃえ!と学び始め、大宇宙と人間(小宇宙)の、密接な関係にはまり今に至る。
子育てママと子どものために、占星術を活かす方法を、夜な夜な模索中。
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心理占星術勉強家 4才の息子に翻弄されながら、昼は働くお母さん、夜は寝落ちの日々を送る。 ゆるゆると心理占星術の勉強中。 友人に、良い占い師を紹介して欲しいと頼まれ、信頼出来る占い師がいないなら自分が勉強しちゃえ!と学び始め、大宇宙と人間(小宇宙)の、密接な関係にはまり今に至る。 子育てママと子どものために、占星術を活かす方法を、夜な夜な模索中。