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はみだし系占い師(人情派)いつみあおです。最近、立て続けに「射手座」もしくは「射手サインの目立つ」お客様が見え、「いつもは気にならなかった周りの意見が気になる」「自分の未来に不安を感じる」と口にしていました。相談としてはよくある印象ですが、射手座は楽天的で自由な意思を持つ星座です。しかし今、射手座に関わる多くの人が占いに足を運ぶまで悩み、自信を失っています。私はその理由として、射手サインに土星が「旅」しているからだと思いました。変化にとまどっているのです。

土星とは、よく「試練」や「不運」という単語があてはめられる天体ですが、心理占星術では「安定」「節制」「自分ありきのルール」と考えます。土星は1つのサインを約2年半かけて通過し、私たちにその時々の「生活メンテナンス」をせっつく天体です。それは私たちが健やかな生活を送るために大切な役割を果たしています。

今、土星は射手サインをゆっくりと着実に、足元を踏み固めながら歩いています。射手サインとは12サインの第9番目にあり、男性性、柔軟宮、火のエレメントに属する星座です。「正義・理想・理念」というキーワードを持ちます。そして「直観力」と深くつながっており、「I see(私は見る)。どんなものでも見たい、知りたい」という高らかな精神的衝動の持ち主です。私たちは黄道をめぐる12サインの真ん中で生きており、すべてのサインの影響を受けています。皆が心の中に「射手」を持っているのです。

射手サインに土星が来た時、「広い視野と向上心」という、それぞれが作り上げた「射手システム」を実感するタイミングです。射手のエネルギーは、常に私たちにまばゆい理想を掲げ、時代の意識を高いところへ引っ張りあげます。しかし使い古された射手システムには容赦なく梃入れをするのが土星なのです。

すると、「なぜ、射手サインの目立つ方々が未来に不安を抱いているのか」という疑問が浮かぶでしょう。それは射手サインに土星が訪れた事で、射手の持つ不安定さ、無駄や偽善があきらかなる為です。理想ばかりでエネルギーの不完全燃焼を起こしている射手システムでは、知性の翼を広げられず道に迷ってしまいます。本来備わる「直観力」が行方をくらましてしまうからです。土星がそばに来た今、私たちは自己の存在意義を高める挑戦に出なくてはなりません。これまでの自己表現では飽き足らない、更に高く飛べる思想を持つべきなのです。そこで「射手システム」が併せ持つ危うさを体現する「射手サインの目立つ人々」を代表に指名しました。

土星がサインを旅するとき、そのテーマが「時代の悩み」として現れます。それぞれが自信喪失の危機に陥り、己と戦い始めるのです。今回の土星の旅は射手サインが象徴する「正義・理想・理念」のありかを正しています。私たちは射手サインの人々を先頭に、新たな「生活メンテナンス」をするために歩きはじめました。それを形にした者だけが、理想の翼を手に入れられます。私たちは土星が指し示す「それ」を求める旅の途中です。射手サインの世界にある希望や無責任さを眺めながら歩いていると、外の世界に理想を求め彷徨った後には、自らの「射手システム」が踏みにじられていることに気づきます。そこで私たちは「心の中の直観力」に従い、個々の射手システムを更に強く、高く飛べるように調節するのです。その道すがら未来を信じた者だけが、理想の翼は「私」の中にだけ存在するという真理に辿りつくでしょう。

「高らかな精神的衝動」は「心の中の直観力」を通して、自分の世界に「理想」という新しい光を作ります。これが射手サインを旅する土星の目的です。理想につまずいた時、ぜひ「心の中の直観力」を意識してください。心は己の純粋な思想です。「私」を巡る冒険となるでしょう。最後に松岡修造さんの言葉を贈ります。

「考えろ!考えるな!」
(「まいにち、修造!」より)

この記事を書いたひと

いつみあお
はみだし系占い師(人情派)いつみあおです。天体地図を紐解く仕事をしています。
私は中学生の頃、仲間からはみだしていたので「人のこころの中が知りたい」と考え、占いの研究を始めました。古今東西の占術、心理学、哲学などを通じて自分なりの世界観を持つようになったと思います。
しかし、だんだん占いの吉凶にとらわれた考え方に疑問を持ち、「自分の人生は自分で開拓するもの。宿命論に惑わされるのはまっぴら!」と、学生・社会人時代は占いにまったく関わらない生活を送りました。
それから、母となり子育てに追われるのですが、「普通のお母さんたちのように成れない・慣れない」という私だけの「はみだし感」に苦しむようになっていったのです。
再び心理学の本を探していた時に「心理占星術」の本を見つけました。私にとって新しい占星学です。
学ぶうちに「自分は自分。心のままに生きてOK」と思えるようになり、支えとなった経験から「天体地図を紐解く人」として占術家になりました。
今では、大手を振って常識からはみだしています。
主な占術は西洋占星術、タロット、手相。
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はみだし系占い師(人情派)いつみあおです。天体地図を紐解く仕事をしています。 私は中学生の頃、仲間からはみだしていたので「人のこころの中が知りたい」と考え、占いの研究を始めました。古今東西の占術、心理学、哲学などを通じて自分なりの世界観を持つようになったと思います。 しかし、だんだん占いの吉凶にとらわれた考え方に疑問を持ち、「自分の人生は自分で開拓するもの。宿命論に惑わされるのはまっぴら!」と、学生・社会人時代は占いにまったく関わらない生活を送りました。 それから、母となり子育てに追われるのですが、「普通のお母さんたちのように成れない・慣れない」という私だけの「はみだし感」に苦しむようになっていったのです。 再び心理学の本を探していた時に「心理占星術」の本を見つけました。私にとって新しい占星学です。 学ぶうちに「自分は自分。心のままに生きてOK」と思えるようになり、支えとなった経験から「天体地図を紐解く人」として占術家になりました。 今では、大手を振って常識からはみだしています。 主な占術は西洋占星術、タロット、手相。

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