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現在、六本木ヒルズ展望台スカイギャラリーにおいて開催され、アラサー女子や外国の方の心を鷲掴みにしている「美少女戦士セーラームーン展」(4/16~6/19)。武内直子先生の原画が絶景を背景としてステンドグラスのように並んで、ファンにとっては涙が出るほど美しい光景となっております。懐かしいグッズも展示され、ちびうさカフェでは可愛いアイテムがスイーツに。

そんなセーラームーンは、放映20周年記念期間中。アラサー女子誰もが子供時代に体験してきたアニメであり、セーラームーン展のグッズ売り場の特大モニターでエンディングテーマ『乙女のポリシー』が流れたとき、みんなが見上げながら口ずさむという宗教的世界を作り上げています。

どうして、そこまでセーラームーンは、何が女子たちの心を掴んで離さないのでしょうか?今回はそんなことを、心理占星術を参考にして、独断と偏見で考えてみようと思います。

少女マンガのはずが、遠大なスピリチュアリティー

月刊少女漫画雑誌「なかよし」で連載していたことから女子小学生近辺を作品対象としているはずなのですが、その作品に込められた世界観・考え方は、かなり大人向けです。特に、最終巻で出てくる「コルドロン」と「カオス」。要するに、何が始まって何が終わろうと、全ては光と闇の繰り返しで、すべてがこの宇宙だという世界観。今読んでも、意外と深くて勉強になります。

女子の持つ火星を蘇らせる

美少女戦士セーラームーンCrystal主題歌であった、ももいろクローバーZ『MOON PRIDE』という曲の中には、このような歌詞があります。
♪ 女の子にも譲れぬ矜持がある それは王子様に運命投げず 自ら戦う意志 ♪

まさに、火星力。うさぎは、タキシード仮面にも頼らず、彼に強さを投影したりせずに、責任を持って道を切り開きます。むしろ守るから引っ込んでろ、という時すらあります。その様は、火星で何かを勝ち取りながら生きることの美しさを教えてくれるのですね。最近は女性の時代と呼ばれていますが、その原風景となっているかもしれません。働く女性像。

また、幼い頃に見ていた女の子に対して、月を守る術、つまり火星の使い方を教えてくれていたような気がします。自分の心の柔らかい部分を守るためには、泣いているだけでもダメで、立ち向かうことや戦うことは一つの選択肢だということをそこから学んだような。だから、働いているセーラームーン世代は、月が傷つきそうで立ち止まった時に、セーラームーンを思い出すと自分の中の火星を取り戻すことが出来るのかもしれません。

結局は、月・蟹座なのだということ

セーラームーンの最終話近くに、こんなセリフがあります。
「 あたしはいつだって、平和や正義のためなんかじゃない 愛する人のために 仲間のためだけに戦ってきたの 」

セーラームーンが戦う理由。それは大体、何かを守るためであることが多いようです。しかも仲間などの、すごく身近なもの。世界平和とかでは決してないのです。ストーリーが宇宙レベルにも関わらず。
また、『MOON PRIDE』にはこのような歌詞も。

♪ 女の子には無敵の武器がある それは弱さに寄り添う眼差しと すべて受け入れる強さ ♪

魚座の感じが見受けられますが、セーラームーンは初めから魚座的であったわけではありません。これは、蟹座がレベルアップすることで得ることの出来る境地なのではないかと思います。蟹座は本来、自分のホームと外側とを分けて、ホームを大事に守る人です。外側には警戒心を抱きますが、仲間内などの内側ではとても寛容で惜しみない愛情を注ぐ人。

そんな守るべきホームが、最終話で敵を含む全体へと拡大します。仲間を全員失ったところから全てを捨てて全てを受け入れる、つまり蟹座・蠍座・魚座の水の星座ラインなのではないかと思います。それこそが母性で、小さな女子から大きな女子までが持つ武器ということなのでしょう。火星で男性的に戦ったとしても、きちんと自分が女性だということが根本にあります。

火星と月の両輪の力。月の力を腹に据えて、火星の力で戦うということ。最終的には受け入れてしまえるということ。それらが拡大すれば、女子にとって実は怖いものはなく。セーラームーンは高校生でありながら、それを体現している存在として、これからも全女子に崇め続けられるのかもしれません。

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りんごマミ

りんごマミ

心理占星術学徒。少女マンガ・アイドルフリーク。