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この半年は二コラボで火星談義がアツかったのです。アツすぎて、12サインの流れの中でも天秤座・蠍座のトランジットで前半サインで作ってきた自分ペースが狂い、射手座で反動からヤケになり、山羊座で着地できず心折れて、水瓶座で新天地に逃げ込もうとする…という残念なサイクルのイメージも脳内にできてしまいました。(すでに射手座で糸の切れた凧の飛翔というヨワッチいパターンも…)

いかんいかん、これではいかん、ということで建設的なイメージで山羊座火星を考えました。

変わらないためにはどうすればいいのかを考えるときには前例を思い出して確率の高い方法を取りがちです。前例として用意された説明を適用しルールや慣例にのっとって選択を重ねると、誰がやってもおのずと似たような答えが残るように作られているのが集団システムの一面でもありますから、考えること自体がだんだんとアホくさくなるかもしれません。前例や確率にとらわれ過ぎると、なぜうまくいったか、なぜ失敗したか、理由を突きつめて考えずに「状況がそうであったから、そうなった」という具合に原因を外部に置くようになります。全体のシステムに乗っていれば来月には何とかなっているだろうというような先の見えている目標をクリアすることにどんな喜びを想像しますか。

変化なるものを拒む姿勢を取り続けるときにはこんな感じで思考が休眠していくのではないでしょうか。何かを必死に考えているようで、新しい変化を受け入れるとどうなるのかと本気で考える力がだんだんと減っていきそうです。

動サインは物事の動きだしの契機であり、地のサインは有限な時間を作業や仕事に利用して成果や結果につなぎます。時間は地上に共通であり、1日が24時間であることはすべての人に平等なシステムです。このシステムの中で公平に与えられた時間を有意義に積層し成長や進展に変えるのが地のサインの現実構成の力でしょう。

山羊座の構築する力を火星が意識すると、目に見える成果、構築したものの耐久性の向上を目指します。火星は目的に向かっているという実感を求めます。大きなシステムの中で力を効果的に発揮できるなら、周囲の力も集約して最大の結果に到達する統率力として機能し、どんなときにも目的を忘れずに諸要素を秩序だてて取り扱います。そのための役割やポジションに関係し、形式的なものから実践的なものまで幅広くあります。

諸要素の関わり方が全体を支える現実構造ができあがっている中では自由な選択肢を取ることは難しくなります。しかし自由な選択肢を想像すること、作りだすこと自体を禁じることはできません。ひとつずつ課題を片づけていけば必ず最後には前進があるという意思の火を消さないのが山羊座の静かな情熱だと思います。

設定目標と現実がリンクしていることを把握しておくことが大事になります。複数の矢印の力を集結するには、その背景に説得性のある有効な目標を設定する必要があります。問題のひとつひとつに合理的で建設的な対応策を考え出して、それを新しい事例として全体に展開するのは得意でしょう。

設定する目標は前例主義を打ち破るものであってもかまわないと思います。しかし明らかに途中で困難が生じるでしょうから、計画はスムーズには進まず途中で停滞や変更になるでしょう。取りかかる時点で「容易なことではない」と分かっていても「やらねばならない」と必要があり避けては通れないことを重要視します。自分が決意したから、やっているのだ、というのが山羊座の原動力は持続と完遂の情熱ではないでしょうか。

いま時点では自分も周囲も難しいと考えるような目標を達成したときの誇らしい自分像を遠くに持ち、同時にそのプレッシャーと戦い決断や引き受けを後押しするエネルギーとなる、それが山羊座火星のイメージです。社長や上位者に限らず、個人のテーマを達成するためにも、ひとつひとつの矢印を束ねて行く作業に必要な力です。

「平穏」「安定」「維持」は火星の目標となるでしょうか。これはどちらかというと金星のテーマです。環境がイキイキと動いている中で「いまある好ましい状態」を維持することでは、火星の「生き残り」をかけた本能的な戦いのエネルギーを使いきれません。そのため平穏さを保つためにあらゆるものを仮想敵として見る防戦の姿勢を取ることで、余剰エネルギーを消費しようとするんじゃないかと思います。モヤモヤは不満やストレスとして力をつけます。このはけ口が火星の攻撃性になります。金星の満たされ感を保持するだけでは月は不満足なものです。

小さな負けを受け入れることと引き換えに大きな変化から全体像を守ることができる安全な領域での「戦いごっこ」では敗北や撤退や死は遠くにあるものです。しかし現実的な交換や取り引きなどの「有効な守り」が戦略的に必要になる場合もあります。自分に十分な成長が現れるまでの時間をどのように過ごすか、自分にとって前がどっちなのか、前方向に何を目標として置いているのかを見直すことで、火星の矢印の向くところがハッキリすると、日常の表面に浮き上がるストレスや不満のコントロールも適うかもしれません。月に溜まったモヤモヤとした情動に方法や目的を与えると活動の力になります。

山羊座での冥王星と火星のコンジャンクションは奥底深くからエネルギーを汲み出す配置です。とてつもない熱量が海底の岩盤を破って噴き上がろうとしているのかもしれません。火星のエネルギーは今を生き抜くことに集中するサバイバルの本能的なエネルギーです。生きているって実感を得たいのです。

この塊に新たな出所と行き先を与えるルートを作る判断や意思の力がテーマになります。この星回りでは、未知のエネルギーの使い方(コントロール)が要求されるでしょう。何のためにやっているか自分自身が納得する理由が得られない状態が山羊座の火星にとっていちばんストレスフルでしょうから。

金星と月は餓えているような表情をしながら、じつはもう飽きているだけなのではないですか?

メモ 山羊座での冥王星と火星のコンジャンクション

2008年12月 1°
2010年12月 4°
2012年11月 8°
2014年11月 11°
2016年10月 15°

この記事を書いたひと

みねんこ
みねんこ
【心理占星術ワークショップ】学習知識や自分らしい表現のアウトプットを楽しむのが目的、初心者からプロまで参加、少人数でのフリートーク形式です。レンタルスペース灯台屋にて毎月開催。
【星茶】占星術に関する参加費無料の星談義。お互いのスキマ時間に適当なカフェで待ち合わせて星のアレコレ話しましょう。星茶相手はツイッターで突発的に募集します。
【ブログ】「ものごとのなかば」http://nonakaba.jugem.jp/
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