心理占星術でつながろう! ご当地紹介リレー VOL.6 長野県上田市

my local town

第6回 長野県上田市

Akiさん

上田は日本のノルマンディー?!

第6回は、自然豊かな暮らしがしたいと、東京から長野県上田市に移住したAkiさんが登場。県内各所を転々としつつ、「水があう」が決め手となった上田の地。ご夫婦でレストランを営みながら、日々心理占星術と格闘されている様子をご紹介!

日々の暮らしの質が格段に向上した移住生活

東京生まれの私が、自然豊かな環境での暮らしに憧れ、長野県に移住したのは15年前。

現在は、長野県上田市に住んでいて、夫婦でレストラン&カフェを営んでいます。今回は住んで10年になる上田市をご紹介します。

上田市は、避暑地で有名な軽井沢から善光寺のある長野市のちょうど中間点に位置する場所です。上田駅は、北陸新幹線も止まり、東京からも90分弱と比較的便利な立地です。

長野といえば、お蕎麦が有名です。上田市内にもたくさんのお蕎麦屋さんがありますし、地元のスーパーに行くと、お蕎麦の種類も豊富に並んでいます。

中でも有名なのは「TSURUYA」(ツルヤ)」というスーパーですが、ご存知でしょうか。最近は多くの観光客が、お土産物屋ではなく、ツルヤで、オリジナルブランドやセレクト商品を買って帰るほど、長野県内では人気のスーパーなんです。

東京で生まれた私が感じる上田の魅力は、空気が綺麗で、住環境も静か、そして野菜がおいしいこと。日々の暮らしの質が格段に良くなったことが本当に嬉しいのです。

過去には、長野県内も転々と住み比べましたが、最終的に上田に決めた一番の理由は「お水」でした。

温泉に入り、湧き水を汲み、その時にしっくり来ました。その体感から、まさに「水が合う」と思いました。

さて、東京で生まれ育った私が、なぜ長野に移住するまでに至ったのか…

そして、この心理占星術との出会いも振り返ると、そこには「その人本来の姿、回復」がキーワードにありました。

「回復」=その人本来の力を取り戻す、レストランと心理占星術

幼少期に一緒に暮らしていた個性的な祖母と超個性的な父親の影響を受けて、東京にいながら自然の知恵を学び、遊び、その面白さに触れる体験がたくさんありました。

祖母から教わった様々な料理やお手当には、自然療法や食養的な考えが元になっていて、いわゆる「おばあちゃんの知恵袋」のような食の知恵に触れていたことによって、その分野に興味を持つようになりました。

自然豊かな環境の良いところで暮らしたら、こうした知恵も活かせて、健康的に日々気分良く過ごせるだろうという理想がありました。

超個性的な父親は、彼自身の「善悪」の価値観が常に強くあり、愛情深かさゆえの過干渉なところも。尊敬もしていて大好きな父ですが、私自身が成長していく中、次第に自分の力を試したい気持ちが強くなり、早く自立したいと思うようになりました。これも幾つかある移住の動機のひとつかもしれません。

一方で、自然の中で遊ぶ楽しさを教えてくれたのも父でした。

冬には長野でスキーをし、夏には毎年湖畔でキャンプをして、モリで突いて獲ってきた魚を食べ、小川に直接そうめんを流すのが我が家のスタイル。(小石に引っかかって、食べられるそうめんはわずか。)

海釣りにも一緒に行って、釣ったばかりの魚を船の上でさばいて食べ、イナゴ取りも、山菜採りも、いつも父について行き、とにかく自然の中で遊びました。

テーマパークや観光地に遊びにいったことがほぼなく、こんな風に自然の遊びを知った私は、次第に東京で暮らすより自分にとってのオン&オフを上手に切り替えるために、山の近くに拠点を移したいと考えるようになりました。

実際、山を毎日眺めることのできる場所に住み始めて、やっと自分自身の軌道に乗った感覚がありました。

目に入ってくるのは、木々や山、畑。風の匂いで季節を感じ、日没後、周囲は真っ暗になる。

日々のサイクルの中で、自然が自分を癒してくれる感覚もあれば、畑の野菜の種まきもタイミングも遅れたら、実るものも実らない。さらに、収穫手前に猿に半分持っていかれるなど、自然相手だと思い通りにいかないこともたくさんありました。

でも、「こんな風にシンプルで健全に生きたかった!」と、心がワクワクしたのです。

その後、仕事絡みのご縁で、フランスのレストラン農家やハーブ農家で今の主人と一緒に働く時期がありました。これまで日本で携わっていたレストランサービス業という概念もスタイルも、フランス文化に触れたことで、それまで持っていた様々な価値観が崩れました。

例えば、”レストラン”というフランス語の語源は、滋養に富んだ肉や野菜をスープのことを指し、元々は疲れた旅人の心と体を「回復」させるという意図で食事を提供さ
れていたそうです。それから、いろいろな料理が出されるようになり、今のレストランのスタイルになっていったと言われます。

「回復」=その人本来の力を取り戻す。

人が元気になる。美味しい食事や楽しい会話で心が弾み、人がリラックスしていく。

その様子を少し遠くから眺めていると、本当にこの仕事をやっていて良かったと思うのです。

心理占星術に出会った時にも、この学びの中に、人生の回復力やその人本来の可能性を引き出すヒントがありそうだと感じたからです。

その心理占星術を知ったのは、2023年の春。
学び始めのきっかけは主人のススメでした。

私たちは、仕事も一緒なので、会話の多い夫婦ですが、シェフでもある主人から料理以外で指示されることはほとんどありません。

そんな彼が、私に占星術を習ったらいいと勧めてくれたのです。

その頃、私は音叉セラピストとして、小さい範囲で、知り合いに提供する程度に活動し始めていました。

ピアノなどの楽器の調律で知られる音叉ですが、音叉セラピーは身体を楽器に見立て、その人自身が本来持っている美しい音を引出し、奏でることを目標にしています。


音叉は何十種類もあり、惑星音叉と呼ばれるものもあります。それらを扱う上でも惑星の理解を深めたかったのです。

また、心理占星術を学ぶことで、クライアントさんのホロスコープから、より良い「私」の可能性や魅力を引き出す素晴らしい道具になるのではないかという期待もありました。

占星術の知識もなくゼロからスタートして、たった一年半。講座で、占星術の仕組みや構造を知るたびに、本当に毎回感動しています。

知る楽しみはありますが、使える、理解するところまではなかなか簡単ではなく、かなり苦戦しています。

でも、私の趣味でもある登山と一緒だなと思う時があります。登山も、一歩ずつ自分のペースで、自分の頂点を目指してただひたすら足を動かすしかない。道を歩くのは、最初から最後まで登山者本人の足。まだ目指す頂点は遥か遠く、どんな景色が広がっているか分からないけど、日々の勉強の積み重ねで必ず辿り着けると信じて取り組んでいます。

そして、この心理占星術の技術が、自分にも、クライアントさんにも、登り方やルート案内など、人生を楽しく歩みを進めるガイドとなるだろうなと思いながら、「この叡智が簡単に身につくわけがない」「筋肉だって日々のトレーニングが必要だ」と言い聞かせ、自分の不器用さ、ポンコツさに向き合っているところです。


上田は、日本のノルマンディー?!

さて話は、上田に戻って…
近年盛り上がってきているのが、信州ワイン。

カリフォルニアのナパバレーにちなんで、信州ワインバレーと呼ばれ、ワイナリーが増え続けています。今や、長野県内には80軒近くのワイナリーがあるほどです。

私の住む上田エリアにもワイナリーがたくさんあって、千曲川ワインバレーと呼ばれています。

日照時間が長く、雨が少ない。気温の寒暖差も大きく、土壌もワインに向いているだとか。

最近は、ワインのイベントも盛んに行われているので、ワイン好きな方にもぜひおすすめです。

そう言えば、私もこの土地を訪れた時に、研修していたフランスノルマンディーの気候や雰囲気に似ているなと思いました。

それをヒントに、農家レストランで働いていた頃の食卓のシーンをイメージし、その体験を元に企画したイベントは、当レストランで一番人気となっています。

移住したからこそ見える信州の魅力を交えて、フランス✖️信州をお食事会で表現しました。

移住してから年月は経っていますが、長野にはまだまだ知らない温泉も山もたくさんあります。休みの日は、半分旅行者気分でこれからも長野を楽しんでいきたいと思っています。

今回、登場してくれたAkiさんのレストランはこちら!
長野へ足をお運びの際には、ぜひ訪れてみてください。

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レストランの看板メニューであるキッシュは、仏・アルザス地方を代表する郷土料理。

月に一度、季節のお野菜をふんだんに使ったキッシュの通販もあるそうです!

身体を元気にするこだわりの食材、丁寧に手作りされたお店自慢の一品、ご自宅でお試しいただくのはいかがでしょうか。

全国各地で心理占星術を学ぶメンバーとつながろう! 

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