火星・冥王星コンジャンクションの意味~2020年春分図(これ重要)

みねんこです。

 

陰サインの火星と山羊座・冥王星について、2018年の冬至図から2020年の夏至図まで7回連続するアスペクトがありました。

多少のオーブをとり、だいたい20~25度で起きます。

 

2018冬

魚座火星 60 山羊座冥王星

2019春

牡牛座火星 120 山羊座冥王星※

2019夏

蟹座火星 180 山羊座冥王星※

2019秋

乙女座火星 120 山羊座冥王星

2019冬

蠍座火星 60 山羊座冥王星※

2020春

山羊座火星 0 山羊座冥王星☆

2020夏

魚座火星 60 山羊座冥王星☆

 

ご存じの通り、この間は山羊座に土星も滞在しますので、※印ではアスペクトにからんでいます。

2019年秋に山羊座入りした木星も☆印でからんでいます。

 

この特徴は、

陰サイン(地と水)であること、

メジャーアスペクトであること。

 

前回の火星逆行は、2018年の春夏、水瓶座と山羊座で起きました。

そのあと火星は安定的に進み、山羊座冥王星の度数を通過するタイミングがちょうどよく、毎回毎回、太陽が活動サインのゼロ度だったわけです。

 

その理由は、火星の運行スピードが一定していたから。(太陽が3サイン進むごとに、火星が2サイン進む)

通常は、逆行が不定期にあり動きが読みにくいと言われる火星ですが、この期間は火星らしからぬ安定的な動き方をしていたからです。

 

まもなく、山羊座火星が土星とコンジャンクションする2020春分。

 

世界がこんな状況になるとは誰も想像していなかったはず。

合理的に考えても、必然性を考えても全くこの予測はできない。

 

しかし、なぜか、火星の動きが暗示しているように見える。(それが占星術脳か)

 

山羊座でイグザルテーション・高揚する火星は、2018年からくすぶり続けてきた問題への態度を決めるように促します。

集団の、関係の、個人の、それぞれのレイヤーで起きることを一つのチャートが暗示するのが占星術のユニークさ。

責任ある立場で現場の問題にコミットしつづける個人の努力の背後には、意見や目的に多少の食い違いがあるもの(でも大きな財源や能力も保有しているのも事実)とのギリギリの調和を探っているだろう。

 

そんな風に最近のニュースの後ろ側を想像します。

この様子は、とても8ハウス的だし、冥王星にのまれない「何か」がその人にあるのだろうと想像。

 

けっして何でもかんでも丸飲みするのとは違う。

世界の危機でうまく機能しなくなっているサプライチェーン。

サプライチェーンって、とても山羊座土星ぽい言葉であり、これまで作り上げてきた仕組みで一日にして成らない仕組みです。

木星がからむ様子に、利潤の流れ集まる方向が変わるようなイメージを感じます。

 

話しを火星と山羊座冥王星のアスペクトに戻します。

じつは、2020夏至の魚座火星と山羊座冥王星がラストヒットではないんです。

 

2020秋分、牡羊座火星と山羊座冥王星が組みます。

牡羊座は 火星26度

山羊座は 土星25度 冥王星22度 木星17度

2018からの陰サインシリーズが終わると、活動サインのがっつりスクエアです。

 

火星は9月初旬に逆行に入った状態です。ついでに言うと天秤座24度に水星があります。

 

まだ続きます。2020冬至

牡羊座23度に逆行明けの火星 山羊座23度冥王星

また活動スクエア、このときは木星と土星が水瓶ゼロ度でコンジャンクション(最終)

 

この季節図9回連続の暗示から占星術脳がイメージするのは、2020年6月28日から始まる新しい火星サイクルのこと。

 

火星がホーム牡羊座で逆行し、いつもの4倍の時間をかけて牡羊座を熱くします。

それは単発的な出来事ではなく、2018年から繋がっていることです。

 

冥王星と火星のコンタクトは、力の復活。抑制されていた力、大きなものに使われる形で動いていた力、これらが牡羊座本来の個人の力として生まれる様子。

陰サイン(地と水)の火星は内側に深くサーチする洞察力、また自分の光(意識)の届かない暗がりに仕舞い込まれている力(動機)に気づくこと。

外側に現れる火星行動は、使役形(ご褒美条件との取引も含め)になりやすいものですが、これが今の火星サイクルとともに終わります。

大きなものから離れて独立するというより、大きなものが弱体化し、もうそれほど多くの個人火星を束ねて使いきれなくなっている様子かもしれません。(魅力的なご褒美を提示することはできない)

 

先日、投票結果が発表になった火星探査ローバーの名称はPerseverance(忍耐)です。使役形の下で忍耐しますか?それとも、、、、

 

 

こういう厳しい状況では「成功したい!」という気持ちは足カセになるかもしれません。(その基準が揺れているから)

「どうにかしたい!」っていう言葉にならない熱さなのかもしれません。

 

グレートコンジャンクションは大きな区切りであり、今までなじんだもの、古いものとの距離を客観視する機会になります。

火星サイクルワークやっている皆さんは、個人の火星を人任せにしないことの、大変さと面白さとが沁みてきていると思います。

春分からの火星サイクル最終ワークも、2020サイクルの新しいワークも、ともに楽しみましょう!

 

成功の基準を自分で決めないとならないって、とてもエキサイティングな火星。

新しい火星サイクルは、自分のためにすすんで始める大仕事に取り掛かる。これは火星の大好物。

(基準がないなら自分で好きに決めていい!!!!)