nicoの星宙予報 乙女座

nicoの星宙予報 乙女座

Pocket
LINEで送る

「平成最後の~」最近、このフレーズが目につくようになってきた。今年は、「平成最後の夏」ということになるらしい。今年の夏は台風の影響もあり、本当に蒸し暑く、なんとも過ごしにくく、そして今なお残暑が厳しい。

毎年、「〇〇年に一度の~」という文言を目にするわけだけど、人は喉元過ぎれば熱さを忘れてしまうこともあり、いつも何かしら“異常”を見つけて大騒ぎしている。

 

しかし、確かに獅子座から乙女座への太陽の移行の時期は、それが猛暑であろうが、冷夏であろうが、毎年それなりに“夏の疲れ”というのが出る時期であり、適切な調整やメンテナンスがなされないと、このまま年末まで調子の悪さを引きずってしまうこともある。

 

基本的にすべての柔軟サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)は季節の変わり目に対応するため、どのサインも環境への適応と調整がテーマになってくる時期ではあるけれど、特に“陽”の極みである過酷な獅子座の季節を乗り越えた後は、あらゆる感覚器官を使って、「自分は今、どのような状態なのか」を繊細に感じていくことが大事になるだろう。

 

それは、何も身体のテーマだけではない。

獅子座期の“陽”の体験を丁寧に振り返ったとき、必ず「今の自分に物理的に足りないもの」が意識に上がってくることだろう。乙女座期は、そのテーマに太陽の光を当て、未来のための創造をしていくことが大切な時期であると考えられる。

 

さて、2018年度牡羊座から始まった太陽のサイクルを十分に振り返ってみてほしい。

ここまでどのような“創造的歩み”があっただろうか。

 

新しいチャレンジを開始した人もいるだろう。

新しい環境で慌ただしい毎日を送っている人もいるかもしれない。

学んだことを育て、新しい活動へと反映させた人、新たな関係性をスタートし世界を豊かにした人もいるだろう。

 

一方でネガティブに感じるような体験、または環境や関係性の変化の中にいる人もいるかもしれない。

どのようなサイクルを過ごしてきたかにせよ、ここ乙女座で一度、「私」が主人公のドラマの総まとめをしなければならない。ここから先、天秤座以降は、「私」をもっと社会化させ、人や環境にもまれ、外界に自分を提供していく段階に入っていく。

 

ということは、つまり乙女座の段階で少しでも納得できる自分を想像しておかなければならない。

私は何者で、何に喜びや悲しみを感じ、何ができて、何を誇りに思うのかといったポジティブな“資源”に目を向ける作業を獅子座の段階までできていたとしたら、ここ乙女座の段階で、「自分はまだまだだ」「このままでは納得できない」「もっとうまくやる必要がる」という自分の中のネガティブな側面、“足りない”に意識を向け、自己を洗練させていくことになる。

 

ここで大事なことは、まず自分のポジティブな側面に目を向けておくこと。そして「物理的な足りない」を実感することだ。

自分のポジティブな面がわかっておらず、“足りない”を実感すると、自己を嫌悪し、哀れみ、文句を言い、不安を募らせ、ぐずぐずとしり込みする人生に陥ってしまう。

まずは自分の“できる”を実感した後、次に時間、体力、健康、技術、技能といった物理的に足りていない自分の要素に気づき、支配星の水星力で客観的に物事を見極め、乙女座期の間に未来の自分に必要なテーマを補う努力をしていく。

 

それがこの時期にやってほしいことの一つである。

社会も、そして企業もちろんそこを目指す。

今、自民党総裁選は泥仕合の真っ最中だが、国民投票でないのが残念なところでもあるが、もしも彼らが未来に向け、自分たちの取り組み方や人事、日本の今の政治、経済の“足りない”を補う議論ができたら、それは自民党にとっても日本社会にとってもよい洗練と調整の機会になると思うのだがどうだろう。

米中貿易戦争や米朝首脳の再会談というように、今後は調整や洗練(もちろん駆け引きも大いにあるが)のための議論は活発に行われていくことになるだろう。

 

それもこれも、来るべき天秤座、蠍座期(バイアコンバスタ=他者との関係性の中で自己が焼失しやすい時)に向けて、他者、他国の中でも揺らがない、もしくは勝ち抜けるだけの自分たちの在り方の完成を目指すための訓練なのだ。

 

このようなことを踏まえても、なお人は、本気でてこ入れが必要なものに真剣に向き合うことができなかったりする。手っ取り早い取り組みに意識が向き、どうしても努力や痛みが必要なことを後回しにしてしまうのだ。

 

だからこそ、こういった太陽サイクルを利用するのだ。避けていたことに嫌でもスポットが当たり、見て見ぬふりができなくなったりする。

夏の疲れが、もしかしたらもっと大きな人生のひずみがここから先大きな問題を引き起こさないよう、自分の感覚に忠実に世界を整えていく。

 

仕事上でどのような改善をすると自分の“能力”は喜ぶのか。

生活のどこに本当は改善の余地があると“身体”は知っているのか。

時間が有限だとわかっていながら、大事な資源を無駄にしてしまうのはどうしてか。

 

必ず自分の中に答えがあると信じて、今の自分にふさわしい乙女座期の創造的調整をしていく。それがこの時期のやるべきことである。

この記事を書いたひと

nico
nico
占星術研究家。心理占星術のための実験室『ニコラボ』主宰。
2006年より占星術の研究を開始。天文学的アプローチをベースに、アドラー心理学、ナラティブセラピー等の理論をホロスコープ理解の中心に置く。
「時代を知り、人を知り、私を知る」という視点での心理占星術講座、ワークショップを全国で開催。天体を生きた時代の象徴として捉え、時代の流れに沿った新しい象徴理解を深めようと日々研究中。また、占星術カードゲームや心理占星術WEBマガジン・nicopla.netなど、学問の枠にとどまらない幅広い活動で心理占星術の普及を目指す。
公式HP: nicosmic life
公式ブログ: nicosmic life — 心理占星術と未完成な日々
Pocket
LINEで送る

The following two tabs change content below.
nico
占星術研究家。心理占星術のための実験室『ニコラボ』主宰。 2006年より占星術の研究を開始。天文学的アプローチをベースに、アドラー心理学、ナラティブセラピー等の理論をホロスコープ理解の中心に置く。 「時代を知り、人を知り、私を知る」という視点での心理占星術講座、ワークショップを全国で開催。天体を生きた時代の象徴として捉え、時代の流れに沿った新しい象徴理解を深めようと日々研究中。また、占星術カードゲームや心理占星術WEBマガジン・nicopla.netなど、学問の枠にとどまらない幅広い活動で心理占星術の普及を目指す。 公式HP: nicosmic life 公式ブログ: nicosmic life — 心理占星術と未完成な日々

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください