一ヶ月の動向が現わされる太陽のイングレスチャートと心理タロットは、シンクロしているのではないか。そんな閃きから生まれた連載「今月のタロット予報」。
タロットマスターチームのメンバーが、この一ヶ月の時代のムードと、いま多くの人が持ちやすい心象風景を読み解きます。
今月もふたつの予報が届きました!
ふたつのスプレッドを見たときに、どちらのカード展開が気になるでしょうか。
直感で選んでみてください
あまり深く考えず、ピン!ときた方の画像を選んでみてくださいね。
message 1 を
選んだあなたへ
タロットカードで大アルカナの「塔」「悪魔」「節制」が続けて出るなんて、ちょっと胸熱…、ドラマチック!
ぱっと見、かなりドキッとするけれど、こりゃ深いテーマが隠れているんだろう…あぁ、難解!
難解だからこそ、読み解く価値があるってもんかな、頑張ろう。
まず面白いのは、小アルカナで「ソード」と「ペンタクル」が最初と最後に出ていて、どちらも9だっていうこと。
小アルカナというのは、「日々の営みをどうしてゆくか」を問いかけてくるカードだけれども、それが9という数字で射手座や木星っぽい部分を強調している。
ここで大事なのは、自分の理想や信念、考え方、譲れない正義みたいなものを意識したほうがいいってことかな。
普段なら「まぁいいか」と流してしまうような部分にも少しアンテナを張ってみる。「これって自分らしい選択かな?」とか、「本当はこうしたいんじゃないかな?」って、自分の考えや信念みたいなものに問いかけてみる。
そういう小さな意識が、自分らしさの土台をポジティブに作っていくんだと思う。
そんでもってね、本来であれば、水瓶座・陽サインの時期っていうのは、自分から動きを作っていくのにぴったりなタイミング。
なんだけれども、この大アルカナの出方を見ると…
今はむしろ「周りから受ける刺激」に心が動いたり目がいきそうな感じ。
人との交流や外部からの影響を受けながら、自分自身を見直す時期なのかもしれない。
人からの刺激って、まぁ鬱陶しかったり、なきゃないで生きていきたいって思うところもあるんだけど。
今はそれが巡り巡って自分を見つけてゆく近道になりそう。
人との関わりで得られる気づきって意外と多いし、それが自分を成長させるきっかけになることもあるもんね。
(まぁ、ヒリヒリすることもあるんだけど。)
焦らずに周囲から得られるヒントや気づきを大切にして、それを自分の糧にしていく。
(まぁ、鬱陶しいこともあるだけど。)
一人で突っ走るよりも、他者とのつながりや新しい視点から学ぶことで、自分なりの道が見えてくるんじゃないかな。
誰にとっても他者ってのは試練ですわ。
冬の試練を越えれば春はもうすぐ、ってことに通じるのだと思う。
hikari
message 2 を
選んだあなたへ
自分の身に起きていること、自分の周囲の環境に不安を覚えて、見てみないふりをしてきちゃったかな。
どうして、目をそらしてしまったのかしら。
そこには、変化を恐れる気持ちがあるんじゃないかしら?
現状を変えるっていうのは、勇気がいるよね。
でも、現状維持のまま進んでも、必ずしもこのまま同じ状態が続くかどうかなんて、誰にもわからない。
遅かれ早かれ、自分が守っているものも失われてしまうかもしれないし、大事にしていたものの価値が失われるかもしれない。
手放せないのは、自分の気持ちが入りすぎて、執着してしまう気持ちがあるんだと思う。
そこで大事なのは、客観的に、今までの自分の人生というと大げさかもしれないけれど、流れを見ていくのが良いのね。
そして、何もかもをこの先々に固執したりするのではなく
本当に自分の未来に必要なものだけにして
いらないものは切り捨てて行こう!
その時には、感情を挟みすぎずに、冷静に判断して、純粋に必要なものだけを、自分の未来に持っていくようにしましょう。
そうすると、今まで自分が築いてきた豊かさを実感できるようになる。
でも、また、その世界に執着し続けてはいけないの。
変化を恐れるのではなく、どんな環境もいったん受け入れて、自分の心の状態や、力の使い方を変えて行ってみて。
自分しか、自分のことはコントロールできないのだから。
keiko
nico の心理タロット
心理占星術のメソッドを用い、深層心理を炙り出す nico の心理タロット。
心理タロットは、タロットカードの絵柄や数字の解釈に、心理占星術の解釈を加え、個人の成長の過程と心理背景を読み解く人気の講座です。
こちらの YouTube チャンネルでは、講座の一部をダイジェスト版でご紹介。
カード1枚1枚を分断して理解するのではなく、欲求や不安・おそれなどの心の動きを物語として組み立てるリーディング力はどのように考えてゆくのか。
心理占星術の構造や考え方を取り入れたユニークなメソッドは、タロットを手に取ったばかりの人から、プロとして活躍されている方まで、きっと新しい視点や驚きを得ていただけると思います。