
心理占星術家nicoによる「時期読み百景」。毎月、太陽がサイン移動した瞬間のホロスコープ(イングレスチャート)を分析し、わたしたちの暮らしと天体の運行から「今」を読み解きます。
出来事の当たる・当たらないではなく、占星術で時期をよむことの面白さ―――人、国、時代に起こった出来事を私事にするための道具―――をお伝えした一遍です。
2025年の年末に開催した月イチ勉強会。この時、すでに話題にしていたのだが、今期の水瓶座期は、これからの未来を占う上で、非常に重要な時期になると考えていいだろう。
その内容は、1月22日に公開したVlogのとおりだ。
この動画では、1月19日の高市首相の解散発表会見から始まり、火星が水瓶座入りした1月23日に衆議院解散、公示日である1月27日の海王星の牡羊座への移動、そこから2月8日の投開票があり、2月14日に土星が牡羊座へと移動する流れを解説した。
この戦後最短の選挙戦に対し、国会議員も含めた多くの人々から、かなり否定的な意見が出ているが、天体の運行は、むしろこの解散を支持しているように見える。

高市首相の解散発表の記者会見の前日、1月19日には、突然の新党「中道改革連合」結成のニュースもあり、それに応じるように、これまた突然の高市首相の「食料品の消費税ゼロ」発言があり、そこからあれよあれよと各党は怒涛の選挙戦へと突入した。
「これは高市首相の自己都合的な選挙」と揶揄(やゆ)されたりもしているが、まあ、そうなのだろう。
Vlogでもお伝えしたことだが、今回の一連の動きは、先に海王星が牡羊座に入ることから、土星ではなく海王星が流れを先導している。つまり、今回の動きには、海王星の代表的な意味として、「こうなったらいいな」「こうであってほしい」という期待や希望的観測が先行しているのではないかということ。
まあ、つまり「自己都合的」と言われれば、その通りなのかもしれない。
また、否定的な意見にある、「うやむや」「具体性を欠く」「現実的ではない」というのも、海王星の解釈の側面と言える。
つまり、今の政治は、天体の動きにとても忠実にコトが運んでいるといってもいい。このような「混沌」は必然というか、それなりに意味があるのではないかと考えられる。
ではどのような必然で、どのような意味があるのだろうか。
12サインの最後のサインである魚座から、最初のサインである牡羊座へと移動することは、一旦、何かしらの仕切り直しに迫られるだろうと予想できる。
それぞれの党に、それぞれの人に、それぞれの仕切り直しの必要があるのではないか。
40年間の議員人生に別れを告げた菅(すが)元首相を含め、何人かのベテラン議員の辞任があった。菅元首相の「次の世代にツケを残さない政治を」というコメントは印象的だ。
新党に合流するのか、しないのか。立憲民主党、公明党に所属する各議員も、彼らを取り巻く人たちも、何かしらの仕切り直しに迫られただろうと考えられる。
今回の解散騒動で、「年収の壁」引き上げの、年度内成立が困難となった国民民主党も、当然、仕切り直しに迫られているはずだ。自民党寄りの姿勢から一転、徹底的に戦う姿勢を見せている。
また、このタイミングで発表があった、れいわの山本太郎代表の参議院の辞職も仕切り直しに当たるだろう。 解散総選挙に合わせて、各自治体、各企業も仕切り直しに迫られていることだろう。
確かに、選挙には財源が850億円かかることを考えると、今、本当に解散すべきなのかと思わざるを得ない。だが、天体の運行にフォーカスしてみると、この動きをきっかけに見直される、見直さなければならないことがあるのだろうと考えることは無駄にはならない。
また、こんなふうにも考えられる。つまり、こういった考えなしに思えるような動きこそが、魚座から牡羊座の、また海王星先行の表示なのだと。
しかし、その後、いやおうなしに土星がやってくるのだ。
2月14日には、土星が海王星に追いついてくる。どんなに獲得議席を期待しても、開票日を迎えれば、泣いても笑っても現実がやってくる。
土星が牡羊座に入ったときには、各党、各議員は、投票の結果を踏まえ、それに合わせた活動領域の中で、自分たちにできることを積み上げていく。それだけのことだ。
この流れを受けて、わたしたち個人も、これまでの活動を見直し、ものによっては勇気をもって仕切り直し、必要があれば、そこに期待や希望を盛り込み、その中で現実を受け止め、自分に与えられた現実の中で、自分のこれからの力を蓄え、育てていく。そのような動きを水瓶座期につくっていけるといいのではないか。
ということで、2026年の太陽水瓶座期に起こる天体の動きについて、改めて簡単に説明してみたが、もう少しだけ、イングレスチャートを読んでみたい。
2ハウスのカスプ上にいる天王星、これは一体何を示すのか。
今回の選挙の最大の争点は、高市政権の「責任ある積極財政」の是非になるだろうか。中道改革連合が大幅な消費税減税を主張していることに加え、高市首相までが食品の消費税減税を打ち出した。そのため市場では財政悪化への懸念から日本国債が売られ、長期金利が上昇するなど、市場は早くも敏感な反応を示している。
この期間、一時、円が159円まで下がり、途中、日銀やFRB・アメリカ連邦準備制度理事会のチェックが入り、なんとか155円に落ち着いている。それくらい緊急事態が続いているのが、今の日本の為替の現状である。
財源不安の中での各党の消費税減税案。これまた急ごしらえの案が、「安い日本」からの脱却にとって得策になるような気は、さすがにしない。
財源を示す2ハウス、その入り口にいる天王星は何を教えてくれているのだろうか。
ニコプラネットの「心理タロット予報・水瓶座期」では、このようなカードが展開されている。


タロットカードには、4つのスート(世界を構成する要素)――棒、金貨、剣、杯があるのだが、上記のカードには、あるスートが出ていない。剣である。
剣とは、占星術でいうと風エレメント。風エレメントとは、交流、情報、思考、コミュニケーションといった意味になっているが、風がないということは、どういう意味か。
まさにカードが示すとおりではないか。あまりに急な解散、あまりにも急な「消費税減税案」。それではじっくり検討する時間も、議論する時間も、対話する時間もあるわけがない。
こんなやっつけ案を前に、わたしたちは何を軸に判断し、どこに、誰に票を投じればいいのか。
風エレメントのない投票なんて、ただの人気投票ではないか。
そんなことを考えつつ、今期の水瓶座期の2ハウス、そして天王星を考えてみると、ひとつ確信めいたことが言えるかもしれない。
つまり、おそらく、もうデフレ時代は戻ってこない。この状態がおそらく正常になるのだろうと。物価を安くする方向だけで、モノを考えるだけではなく、未来へと続く価値を考えて経済をつくっていかなければならない時期であること。
それがやはり大事なのではないか。それが安い日本からの脱却になるのではないだろうか。
金利もあり、適正な価格があり、正当な賃金を受け取る。
これから天王星が双子座を運行する期間に、そのようなことを本気で議論し、本気で向き合ってくれるような政治が生まれることを切に願いつつ、2月8日の選挙結果と、14日の土星イングレス以降の新しい内閣、新しい政治に期待したい。
いやその前に、2ハウスのカスプに天王星がピタリと乗っている、今、このときにそういった議論が必要なのではないか。
明日、1月27日に開催する月イチ勉強会では、不動サイン牡牛座・天王星で起こる最後のミューチュアルレセプションの考え方と、個人の不動サインの育て方について考えてみたいと思う。
もっと詳しく! 1/27(火)「月イチ勉強会」

心理占星術 月イチ勉強会は、毎月第4火曜日開催!
さまざまな話題を心理占星術的視点で取り上げながら、象徴の考え方やリーディング力の向上と心理カウンセリングへの理解を深めています。
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占星術の醍醐味である「時」を理解し、心理占星術ならではの「人間心理」を読む!
今月も二部構成で開催します。
第1部
海王星牡羊座イングレスの当日に開催!
牡羊座火星元年、衆院選と天空の動きの驚くべきシンクロ
1月20日(火)太陽が水瓶座入り。
この前日、電撃的に飛び込んできたのは、高市首相による衆院解散選挙。
天体の動きと選挙スケジュールのバッチリなシンクロには政治に関心がない方でも驚くのではないでしょうか。
この流れに加え、注目は首相会見時のスピ―チです。nicoによると、まるで牡羊座的な発言が散りばめられ、まさに牡羊座火星元年! 時代の求めるムードが、この動きに凝縮されているようでした。
心理占星術的に取り上げたいのは、「これからどうなる」ではなく、わたしたちは「これからどう生きるのか」
皆さんからのご質問/聞いてみたいこと大歓迎です。
第2部は、アスペクトを深める!
アスペクトで表されるのは、その人固有の体験であり成長の過程です。
今回は、アスペクトの性質をおさらいし、深めていきたいと思います。
自分の心象にあうアスペクト、深めてみたい家族のアスペクトなど、気になるものがあればお寄せください。
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