春分の日。太陽が牡羊座0度になる瞬間を切り取ったのが春分図です。
さて火星はどこにある?我らが健やかなる火星PJ的にはどんなテーマがありそうかを読んでみます。
火星は牡牛座の前半にあります。感覚器官の活性や美的センスの発揮をとおしてアガル火星。自分の好みや価値観がはっきりしている人は、すき、よい、きもちいい、たいせつ、感覚的に世界を深め楽しみます。美しいと感じるものは自分のそばに、見えるところに。そうでないものに対しては素っ気ない反応。
そして対人関係づくりの7室にあります。人とのつき合いに好き嫌いや価値観があらわに影響します。人絡みの場面で自分の欲求に貪欲になるでしょう。自分を偽る必要のある不快な対象とは縁が続きにくく、あなたの感性を楽しませてくれる相手、あるいは喜んでくれる相手との接触が吉。
自分の好きを抑えて世間に合わせてばかりでは嫌気がさしてくるし、好きなものを好きと率直に表現できない場面がひんぱんにあるのもジワジワとストレスに。そういった残念な経験をとおして自分の好みや感性(何が好きで、どんなことが不快か)に気づきます。
人物にさほど興味はなくても、たいへん魅力的なお宝を持っている相手とのつき合いは大事にしていきたいかもしれません。
牡牛座の火星に目立ったアスペクトはありません。牡羊座の金星にも目立ったアスペクトがありません。この二つの天体はお互いに相手の支配するサインに配置しているので連携して働こうとします。
やりたいから、がんばる、好きだから、がんばる、これを基本に。
行動の動機を大事にする。自分がやりたいからやったというわけで、まずはそこを大事にする。
やってよかった、と感じることが感性のレッスン、そして関係のレッスンになります。
春分図のメインテーマである牡羊座太陽は6室にあります。太陽の意図を切り開く火星は、この領域に関係することに動機づけられます。
自分の何かがこんなふうに役立つのかという体験をとおして、自分らしさを通して貢献する機会、もっと才能や可能性を周囲に使ってほしい!というスイッチが入ります。
人やモノや機能が適材適所に配置された奇跡的な美しさ、周囲と自分の動きがあうんの呼吸で調和したときの気持ちよさや喜びを求めます。
春分図のMC軸の支配星、月と土星が射手座で重なっています。
体験領域を今より広げたい、自分で決めたら最後までがんばる。要求ハードルがちょっと高いくらいで本気の集中が出ます。よい取り組みなら周囲から心強い支援や見守りが得られるでしょう。技量や完成度を競い合い、磨き合いの刺激があるかもしれません。
金星は春分図のアセンダント天秤座を、火星はディセンダント牡羊座を支配します。春分図の主演俳優どうしです。
アセンダントに乗っかっている木星が明るく楽観的なユーモアを金星に交えます。いっぽう火星はディセンダントにある天王星の直感に突き動かされるイメージで。この春分図にはお茶の間の日常を描いた筋書きよりも、想定を超えた画期的な展開が用意されている気がします。
まさかこんな遠くまで来るとは! こんな景色が地上にあるとはビックリだ! 世界は広いな! とても自由で伸び伸び感じる自分がいるようだ! そんなドラマが生まれる予感です。
隠れた自分の才能や可能性をどこかで使いたい!という気持ち、これは自分のためになる!というご縁を感じたら見逃す手はありません。はじめの一歩を出してみよう。