※2017年の記事の更新・再掲となります。
こんにちは、うさ子です。
あ~なんだか、どんより…
どうやら、うさ子の暮らすうさぎ村でも梅雨入りをしたらしい!
最近ぼんやりと過ごしていたせいか、庭のあじさいの花が色づいてきたことさえ気づかずにいたくらい。
きっと、体内にも余分な水分がたまっているのだろう。運動してるとお腹がチャプチャプいうことがある。たまに「うさ子さん痩せた?」と言われるときは、たいてい、水分の排出がうまくいっているときだ。いったいどれだけの水分をため込んでいるのだろう。糖分も余分な水分を排出しにくくする要因だそうだ。じっとりとした湿気がお部屋にも体にもこもりやすいこの時期、心までじっとりしてしまわないように、うまく微調整していきたいと思っているうさ子です。
さて、そんな双子座の季節にどんな本をご紹介しようかとあれこれ考えていたのですが、本当にあれこれ迷ってしまっていたのです。そのあたりも双子座らしいと言えるかもしれませんね。
ただ、迷いと言っても、本が見つからないのではなく、この双子座の時期にいいなと思う作品をあまりにもたくさん書いていらっしゃる作家さんがいらして、その作家さんの作品の中から一冊を選ぶのがとても大変なことがわかったからなのです。
その作家さんというのは、かこさとしさんです。
「だるまちゃんとてんぐちゃん」や「からすのパン屋さん」を描いた人と言えば思いうかぶ方も多いかもしれませんね。「だるまちゃん」も「からす」もシリーズ化されているのですが、どれも、友達や兄弟との関係を通して、外の世界に触れながら、新しいことを知り、学び、成長していくお話しなので、双子座っぽいかなと思ったのです。
たぶん、みなさんよくご存じで、私がわざわざここで紹介しなくてもいいでしょうと思い、ここでは、もう少し違った観 点で本の紹介をしてみようかなと思いました。そもそも、子供向けの絵本や児童 文学という分野は、それそのものが双子座期に対応しているものなので、一冊を選ぶというのは、とても野暮なことだと思ったのです。
今年(掲載当時:2017年)、御年91歳になられたかこさとしさんは、「未来のだるまちゃんへ」というエッセイを書かれています。作品誕生のエピソードやご自身の生い立ち、絵本創作への深い信念がとても熱く語られているのですが、それを読んで、いたく感動したうさ子は、あらためて、かこさとしさんの作品を見てみたところ、科学絵本シリーズという分野に見入ってしまいました。「地球」「海」「宇宙」「人間」とありますが、それはそれはよく研究しつくされて描かれているのです。かこさんは実際、その分野の専門家のもとを訪れ、取材して描かれるそうです。
この科学絵本シリーズ、子どもは好きだと思います。
たとえば、「地球」と言う作品の副題は、その中をさぐろうとなっています。
日本の里山の風景が四季折々描かれていますが、その地面の中で暮らす昆虫や動植物が、大変詳しく描かれていて、とても楽しいのです。
さらに、住宅やビルの断面が地上から地下まで描かれていたり、さらに、海、山、火山、地球、宇宙にまで広がっていき、ずっと見ていても飽きないのですが、それが写真図鑑とは一味違う、なんともいえないぬくもりのようなものを感じる図鑑なのです。
「未来のだるまちゃんへ」の中でかこさとしさんは、
僕は、子どもたちに、自分がなんであるか、どういう生き物であるかをしっかり知っておいてほしいと思います。
自分が生きている社会をよく見つめ、観察し、より良いものに変えていってほしい。
現実が、醜く思えることもあるかもしれない。
しかし、それは今の現実に過ぎず、今をどう生きるかで未来は変えてゆけるはずなのです。生きるということは、本当は、喜びです。生きていくというのは、本当はとても、うんと面白いこと、楽しいことです。だから僕は、子どもたちには生きることをうんと喜んでいてほしい。
とおっしゃっています。
思い返せば、うさ子が子どもたちに読み聞かせをしたのも、ここでこうした記事を書くことにした動機も同じだったように思います。
生まれてきてよかったと思える人生を生きてほしいのです。
絵本や児童文学を読むとき、私たちは、その主人公やまわりの登場人物に感情移入し、自己投影をしたりします。でも、読書というのは、あくまでも達観しながら登場人物を見ているのです。だからこそ、学べるのだと思うのです。逆境に追い詰められた時どう対応したらよいのか、様々な喜怒哀楽を共感しながら成長していけるのだと思うのです。
双子座水星期には、食わず嫌いせずに、いろいろな分野に首を突っ込んで、見て、聞いて、体験してみてほしいものです。
それが生きる力につながっていくのだと思うのです。
大人になっても、知らないことはまだまだあるなぁとしみじみ思います。
でも、学ぶことだけはやめたくないし、学ぶ姿勢はいつも謙虚でありたいなと思うこの頃なのであります。
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