みねんこです。先週11/6から水星が射手座に入りました。
対向サイン双子座のルーラーである水星はここではデトリメントです。最近はデトリメント天体の期間をどういうふうに過ごそうかを考えるのがマイブームです。今日も考えてみた。
来年の1月上旬まで射手座に長期滞在です。
このデトリメントのイメージは、浮足立った着想、自分の技量や周囲の環境にそぐわない思考などでしょうか。期待感が膨らんで大きな理想に取りつかれた状態というよりも、焦りや悲観の強まりかもしれません。
なぜなら土星が射手座にあった約3年間のことを振り返るからです。
12月に入ってすぐに、29度で水星が逆行を開始します。逆行が終わるのは太陽が射手座から山羊座に移った直後です。ということは土星のサイン移動ともタイミングが重なります。
この逆行は、11月の終わりに射手座27度で土星とコンジャンクションしてから始まります。27度は4月に土星が逆行を開始した度数です。こういう一致はおもしろいなぁと思います。
土星のトランジットによって射手座が象徴する将来のこと成功や理想などについて軌道修正に取り組んできたなら、その進捗について不安に思うかもしれません。
予想したようにこなせていない、どこか見直すべきだろうか、もう一度書き換えるべきだろうか。
このままでは絶対に上手く行くはずがない、自信が揺らぐのです。デトリメントの水星の逆行は、膨らむ期待感のなかに、後ろ向きな悲観的な要素を潜り込ませるでしょう。
水星は自分自身の思考をあらわす天体で、射手座は大きな思想や本来あるべき理想形を思い描くサインです。土星とのコンタクトは慎重に冷静によく考える必要をあらわします。
これを組み合わせるとやはり計画をもう一度練り直すときでしょうか?
射手座から山羊座への移行とは、12サイン最後の活動サインへの切り替わりです。
決意で始まります。魚座から牡羊座への切り替わりのような漠然としたものではないのです。自分は最後まで到達できるだろうか?その不安を最も強く感じる切り替わりです。
自分は完璧にやることはやった、準備は万全だ、あとはスムーズに進むだろう。山羊座に入る前にそんな発想になれることが果たして完璧な射手座土星期間のしるしでしょうか?
山羊座土星の期間には難しい局面がたくさん出てくるでしょう。
実際に動き出したものを修正するには多大なエネルギーが必要です。もし自分の情熱が持続しなければ、計画の遂行は苦役になります。途中で放り出して楽な道に入りこむかもしれません。
来年2018年、3月中旬から9月上旬まで山羊座に火星が長期滞在します。この星配置は本気を振り絞るエグザルテーションです。途中5月中旬から8月中旬までいったん水瓶座に入りますが、逆行で山羊座に戻るのです。
4月には山羊座土星も逆行します。
未来をナビゲーションする天体の動きは、情熱を持って取り組むことを要求しているわけです。実際に動き出した計画をハンドリングする火星はどのみちタフな渉外を課され、自然と計画規模は縮小されていくかもしれません。現実が進捗を簡単に許さないのです。
この火星の難路と、木星が蠍座にある来年11月までのテーマとリンクさせて考えてみるのも有効だと思います。
山羊座には後戻りはありません。あるとしたら終焉です。
修正しながら進めるか、すべてを外部に委ねて自分の意図を諦めるか。
「達成までに何度も取り組まないとならないだろう」という星のナビゲーションは、完璧な計画、保証のあるルートだと考えている部分はどこかでひっくり返るときが来るという暗示です。
一回の挑戦で達成するような計画をいま立てることは難しいのではないでしょうか。そうだとするとデトリメント水星期間にわたしたちはどのようにスタートの準備を整えるべきでしょうか。
射手座では自分の限界に挑戦することを引き受けさせられるはず。実行するのはこれから、山羊座に土星が移ってからなのです。
いま計画を書き換えることはスタートの前から何かを諦めることにならないでしょうか。
射手座土星である過去2年は11月の後半にデトリメント水星がコンジャンクションしていました。
2015年は魚座の海王星とスクエア、2016年は天秤座の木星とセクスタイルでした。今年は牡羊座の天王星とトラインです。
この計画は自分を幸せにするとともに、周囲にもきっと良い影響を生むはずだ。デトリメントの水星、やはりデカイことを考えるのかもしれませんな。
周囲との妥協点の模索はより実際的な方法の建設的な取り組みです。山羊座ルーラー土星期間のタフなネゴシエーションを遂行するには自分の計画に対する愛と情熱がないとね。どれだけ情熱を持って今後3年取り組めるか、火サインの水星期間の確認事項でしょう。