私が占星術をはじめて、はや6年。
何か信じられない。早いな。。。。
歴だけ長くなっているような気がしないでもない。
とは言え、私も多分に漏れず、星の虜になって人生が激変してしまった一人。
世の中には『占星術』っていうのがあって、生まれた時間と場所から1人に1つのチャートを出して、それを読み解くのが本当の星占いなんだよ!って聞いたのがはじまりだった。
私の誕生日は、5/21日。ふたご座。どの雑誌もだいたいそう書いてあった。
私はワクワクしながら、るんるんで鑑定に向い、そのチャートと言われるものを見せてもらった。
すると、な、なんと、私は、おうし座だった。
えー?間違ってません?と何回か聞いた。
何回聞いても信じられなくて、もっと聞きたかったけど、時間が勿体ないので、驚きはちょっと横に置いて鑑定内容を聞いた。
だけど、、、、、鑑定の内容はすぐにどっかにいっちゃって、正味、『あなた、おうし座よ』しか残っていなかった。
『ふたご座ではない』ということが、結構衝撃だったのだ。
その帰り道。
これって、、、、、
日本人と思ってたけど、えっー!私、モンゴル人!?!?!的な衝撃じゃない???
もしくは、ええー!腹違いの妹がいるー!?!?!?ぐらいの驚きかもしれない。
大袈裟でもなんでもなくて、本当に思った。
知らなかっただけとは言え、このようにして、なかば強制的な感じで私の人生は変わったのだった。
鑑定でこんな衝撃を受けた人って、以外と少ないんじゃないかと思う。
私の太陽は、おうし座29度の後半。あと6時間でふたご座というところにいる。鑑定の内容は、あんまり覚えていないんだけど、、、、
ふたご座で生きてたのに、おうし座の話なの???と思った記憶はあって、なんというか、、、
これは私にとってアイデンティティークライシスだった。
私って 、、、、???
今までの人生って、、、、、、?
なんか、、、、、、納得はできないけど、、、、、、
100歩譲っておうし座だとして、このチャートのどこに、これまでの私のふたご座人生のことが記されているのだろうか?
私の中で人生ひっくり返った今日の衝撃も記されているの???
聞きたかった。
だけど、時すでに遅し。そう思ったのは家に帰ってから。ビックリしすぎて頭が回らず、後からそう思ったのだった。
でも、この疑問が占星術を始める切っ掛けの1つとなり、私の占星術人生がはじまる。
見つけてやるぞ〜!!!!と、こみ上げてくるメラメラ〜っとしたものがあった。
そして星を学び始めてからも、じつはちょっと複雑だった。
というのも、星の勉強を始めると必ず、太陽が○○座で、月が△△座だから、あの人あーなんだ〜!とか、あの人の水星は□□座だからこーなんだ〜!とか、○○ハウスに※※星があるから、あんな感じなんだね〜!とかいう、あるあるトークの中で、『willmaちゃんは、ふたご座になりたいおうし座だね。』と言われたことがあった。
なんか、、、、聞き捨てならんセリフだった。
それを言った星仲間に、悪気がないことは分かっていたんだけど、ホンマは悪気あるんちゃうか?とも思ったし、これまでの私が、何かに(誰かに)なりたい私だったとでも言うのか?
あんたに何が分かるの?何にも知らんくせに!と、ケンカ売りそうな自分を抑えたことを未だに覚えている。(未だに覚えているということが、結構カチンときた証拠だな。)
こんな他愛のない一言に一喜一憂するほど、アイデンティティークライシスだったようだ。
とはいえ、星は本当におもしろかった。(もちろん今も)読み方も解釈も色々で人それぞれ。その人の成りが見えて本当に興味深い。
一般的に占星術は、基本理解のハードルが高いとよく言われるのだけど、私は占星術の前に心理学を勉強していたせいか、占星術を難しいと感じたことはなかった。
むしろ心理学で感じていた、『太平洋を地図なしで繰り出すような果てしなさ』を解消してくれる、すんばらしい兵器に感じた。
そして、私は○座。あなたは△座。
そこに、大きなドラマやロマンがあったりもする。
するするするっと紐解けたりしたときのスッキリ爽快感は、本当に晴れ晴れした気持ちになる。
その反面、カテゴライズされることに抵抗を感じる私も根強くいて、めんどくさ!そんなんどっちでも良くない?と、元も子もないことを思ったりもする。
でも、この往復の中で、私は更なる星の魅力と奥深さを知ってしまった。
それは、星は、私がどうありたいのかを問い、説いてくれているということ。
そして、あなたのお好きにお使いください。と、いつもエネルギーを差し出してくれているということ。
ただし、これを使うには『星のなぞなぞ』を解かないといけない。
自分がどうありたいのか?ということが、おぼろげながらでも分かっていれば、以外とあっさり解けたりもするが、そう簡単ではない。
とにかくコテンパんに厳しくて底なしに優しい、『究極のツンデレなぞなぞ』とでも言いましょうか。
そしてそれは、人類全員に寸分狂わず平等というところが、お気に入りポイント。
このスケールの前で、『私はおうし座なんですか?ふたご座なんですか?教えて下さいー!』という質問が、小学校の帰りの会みたいに思え、どうでもよくなった。
両方を立てて、『おうし座とふたご座のハーフ』ということにし、本当の答えを知るのは『私が死んだ時』ということにした。
大切なのは、今どう感じているのか? 今の自分のあり方が自分で見えているのか?
たとえブレても、戻ってくる場所を分かっているのか?ということ。
それが分かっていれば、何もいらないし、何座でもいいんじゃないかなとも思う(鑑定では言わないけど)。
逆に分かっていないと、惑星と星座という兵器は逆に重たいものとなる。星を勉強すると、以外とチャートに捕われて妄想が暴走しちゃうのよね。だからね、これは、いつも自分に言い聞かせていることですの。おほほ。
そして最後に必ず、心配せんでも、太陽はちゃんとある。月もある。他のもある!地球で息してる。それだけで、ええやん!そう思うことにしている。
May the stars be with you. 星と共にあらんことを。
星の応援を力にして、なんか知らんけど、チャート通りになってましたわ!っていう、豊かで面白みのある人生にしたい。もっと出来るはずだ!いや、これからだ!
そう思って、今日も星のなぞなぞに奮闘中。
みなさんの人生も、それぞれにいいものであってほしい。
「星は誰にでもみんなに輝いている。ただ見上げる人と見上げない人の差で云々」
これは所ジョージ語録。まさに、上を向いて歩こうだな!
だけど、底抜けに明るいのはこっちだな。いて座の男。にしきのあきら。旬だわ!ちょうどいい!
空に太陽がある限り
ではでは、みなさまの明日が楽しい1日でありますように。
May the stars be with you.
see you〜★