nico PLa.net 12星座占い 1/20～2/18 — nicoの赤ペン添削付き
心理占星術家nicoが主宰するニコラボメンバーによる12サイン占い。
個性あふれる12人の占星術家が語る各星座の星宙予報を、nicoが心理占星術をベースに赤ペン添削！
目次
牡羊座 牡牛座 双子座 蟹 座 獅子座 乙女座 天秤座 蠍 座 射手座 山羊座 水瓶座 魚 座
牡羊座
今年も正月三が日明け早々に春高と言われる「春の高校バレー・全日本バレーボール高等学校選手権大会」が開催されました。私の地元の高校も男子が出場したようで、真剣に頑張ってきたんだろうなと思います。春高といえば週間少年ジャンプで連載されていたバレーボール漫画の金字塔とも言える名作「ハイキュー!!」です。この作品で、主人公の男の子がマネージャーの女の子に「（それだけ努力して勝とうとするのは）いろいろ理由があるんだよね」と聞かれた時に「負けたくないことに理由なんかいるの？」と回答する場面があります。自分がしていることに対して、役に立つからとか誰かのためとかではなく、ただ自分がそれをしたいだけだと言うのは意外と難しいですよね。ついつい周りから理解されよう、結果を出そう、なんてことを考えてしまいがちですが、このみずがめ座期に“ただ自分がしたいだけって言えること”は何かを考えてみてほしいなと思います。
はるさめ（太陽：魚座 月：蠍座）
牡牛座
レイチェル・プラッテンはミュージシャンを志してから10年以上、あらゆるチャンスにトライして、数え切れないほどノーを突きつけられた。それでも好機は訪れず、諦めかけた時に言われた「他人の火で温まってないで、自分で火を作って人を集めるんだ」という言葉に心打たれ『ファイトソング』を書き上げたという。世の中はそう簡単に思い通りにはならない。特にここ数年はコロナに戦争、経済不安と予測不可能なことばかりだ。でも、もう私たちはただ狼狽えて他人に身をゆだねている場合ではないのだろう。誰かに気づいて欲しいなら、声を上げるしかないし、例え大きな力がなくても、今の自分で勝負するしかない。たった一つの言葉が誰かの心を開くように、何もしないよりは奇跡を起こす可能性は広がるのだ。私たちも彼女のように、腹をくくって、自分で人生を取り戻す決意表明をしていこう。ぜひ、この時期はアナタ自身のためにファイトソングを歌って欲しい。
ヤエ（太陽：獅子座 月：魚座）
双子座
今月は自分の方向性は間違っていないと思えるかをもう一度確認してみて下さい。足りないことに目を向けるのではなく、いま出来ていることを喜びとして受け取り、あなたの魅力を春に向けて開花させていくために、自分の中にあるものに集中していきましょう。外に向けて調和しようと模索するのではなく、自分をどんな風に花咲かせるかを思い描いて下さい。もう土壌は整っていますか？ あなたの持っている知性や言葉の力を使って、誰にどこに向けて開花していくのか？ 自分が花開くことでみんなにとってどんな効果があるのか？ その先にどんな世界が見えてきますか？ あなたが自分として魅力的でいることがどういう素晴らしさや豊かさを未来に描いていくのかをイメージすることがとても大事です。遠慮せずに、どういうあなたで人を魅了しそのパワーを何に用いるのかを考えてみて下さい。咲き始めるあなたの姿や香りをどこまで届けてみたいですか？
紅谷柘榴（太陽：山羊座 月：射手座）「紅谷柘榴（べにやざくろ）の星をめざして」
蟹座
「模様替え」最近やりました？ 家具の配置を変え動線をスムーズにするだけでなく、家具を新しくするなど見た目を変えるだけでも気分が上がりますよね。でも実際やるとなると部屋のスペースは限りがあり、好きに家具を置くことは難しい。また今は物をどんどん捨てるのが流行りだ。しかしその部屋が「心の中」だったらどうだろう？ 心の中なら部屋の大きさも自由にレイアウトできるし、お気に入りの物をたくさん置くこともできる。捨てるか迷っていたものも、とりあえず物置にしまっておいて、必要な時に取り出せるようにしてしまえばいい。意外なものが役に立ったりするものだ。蟹座さんにとって8Hにあたる水瓶座で太陽が土星と重なる今期は、去年のこの時期できなかったことへのリベンジチャンス。この2年の間に抱えていた痛みや不安すら、むしろ捨てずに自分の中に取り込み、昇華できるタイミングまで大事に取っておく…そんなイメージで、心の中の模様替えしてみませんか？
千花（太陽：牡羊座 月：山羊座）
獅子座
人は相手の言動を自分に都合よく解釈することがあります。その結果、It’s all right！と大らかに振舞えるなら決して悪い選択ではありません。事細かに物事に介入せず、自然な流れに任せたからこそ生じるスムーズさもあるでしょう。問題は、期待と異なる結果を見るときのほうで、あなたをがっかりさせた責任は一体誰が負うべきなのでしょうか？ 考えてみてほしいのは、何かに信用を与えているのは、あなた自身が決めているということです。この2年間、共同作業やライバルなどの他者の刺激を通して、自分の適切な影響範囲（等身大）を知ることが獅子座のテーマであり、この時期は総仕上げになります。あなたも周囲から信頼を受け取っていることを意識してみて。たとえ想定外の展開になっても感情的な反応で終わることなく、どうリカバーできるかを考える落ち着きが出ます。相手任せにしたために対処の機会を逃した関係には、誠意を示し信頼回復するターンです。
みねんこ（太陽：天秤座 月：蠍座）「ものごとのなかば」
乙女座
外の世界に自分を押し広げようと挑戦したり力試しをしてきたのではないですか。しかし思いのほか世界は手強く、自分のサイズがあらわになり、他者に圧倒され無力感を抱いている頃かもしれません。そんな状態から脱却するために磨きをかける段階にきています。裏付けのない状態からしっかりと実感できる技術力を身に着けることで、環境に応えていける自分になる。世界と分離していた感覚が埋まっていき、共鳴できる状態につながっていくのです。乙女座さんはしっかりと自分の感覚にマッチした環境がとても大事になります。それには何よりも応じられる技術力が必要。応えられている実感を得られた時に存在意義が感じられ、満足感へとつながっていくからです。環境に応えうる技術力を身に着け、心地よい場を整え、自分らしいスタイルを構築することで、次に来る自分を輝かせるステージで表現できることにつながっていけるのです。
Telesa Noriyo（太陽：天秤座 月：乙女座）
天秤座
ーメロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。太宰の描く正義感溢れる青年メロス。これを別の角度から分析する『歩けメロス』という寺山修司の作品がある。たったひとりの老爺の評価で、王＝暴君とその人となりを決めつけることに寺山は疑問を突きつける。もしメロスが王の寛仁大度な様子を耳にしていたらどんな行動や結果となったろうか。こんな話をしたのは天秤座にはこうした「別の視点」を大切にする姿勢があるからだ。そして水瓶座期はそこからもう一歩、頭突き抜けることを考えてみよう。別の視点が違和感だらけで到底相入れるものでなくとも、それを飲み込んでみたり咀嚼してみたりして自分の糧としてほしい。糧といったとてわかるには時間はかかる。それでも時が来たならば、あの違和感こそがわたしを私たらしめると気づくことがある。ここまで話し、どうやら私は自身に糧とせよと言い聞かせているのだと気づきひどく赤面している。
ひかり（太陽：魚座 月：双子座）
蠍座
行事に熱くなることもなく卒業した学校、成績のために所属していた部活動、一生勤め上げるつもりもなく退職した職場、家族任せにしてかえりみないままになっていた飼い犬……心当たりはないだろうか。思い入れなくやり過ごしたはずの場所に、いまも夢に見てしまうほどの心が残っているとしたらそれは、本気でやり切らなかった証拠。「いつか失うもの」だと知っていれば、時間やお金や自分の能力を費やすことに抵抗を覚えるだろう。でも本当は、「いつかきちんと失うために」惜しみなく力を注ぐことが必要なのだ。いまも斜に構えてやり過ごしているものがあるなら、関わり方を変えていこう。将来性どうこうといった損得勘定ではなく、たったいまの現実に真剣に取り組もう。壁にぶつかった時に大切なのは、自分を閉ざさないこと。たまたま見聞きした情報のなかに新しい視点を持つためのヒントが隠されている。それを生かす知性なら、既に備わっているはずだ。
うか子（太陽：蠍座 月：双子座）
射手座
♪～俺たちだって動物 故に持ち得るOriginalな習性 自分で自分を分類するなよ 壊して見せろよ そのBad Habit (中略) ただその習性に喰われないで そんなhabit捨てる度 見えてくる君の価値♪。これは昨年末のレコード大賞受賞曲、SEKAI NO OWARIの「Habit」の一節だ。人間は二元論的思考に陥りやすい習性があることとその習性からの脱却を歌っている曲と言える。そこで今期の射手座さんへの提案は「自分のパターンやジャンル分けをいったん手離し、不確実性と不安定さの中に面白さを発見する一ヶ月にしよう」だ。あなたが絶対だと思っている正解不正解、善と悪、敵か味方かなどの境界線は実は単なるあなたの主観でしかないかもしれない。できるかできないかなど手っ取り早く結論を急いだり決めつけるのではなく、経験そのものを味わい楽しもう。慣れない環境での不案内のドキドキは未来の可能性に対するワクワクに変えればいい。多様なものとの交流が主観から独立した視点を育て、自分の普遍的価値に気づくことへと導いてくれるだろう。
TOMOKO（太陽：獅子座 月：魚座）
山羊座
夢を見るのはいいことだが、それだけでは叶うものも叶わない。水瓶座期の山羊座には、地に足の着いた活動が必要になってくる。というのも、自分が何者なのかを社会から問われることが多くなるからだ。だからといって、難しく考える必要はない。理想として思い描いていることや、心の中の熱い思いを、まずは違和感のない小さな行動に落とし込んでいこう。「これくらいならできるかもしれない」ということでいい。そういったことをひとつひとつ積み重ねていった先に、望んだ未来が訪れることになる。とはいえ、どうすればいいか戸惑うこともあるだろう。周囲には、主体的に動くことを得意としている人がいるはずだ。この時期は人を頼るということも意識してみてほしい。常に行動力を発揮している人を探して、その秘訣を探ってみよう。正しいことをしなければというこだわりや、プライドなんてものは不要だ。自分自身が心地よく動けるなら、それが正解に違いない。
苑宮 泉（太陽：天秤座 月：天秤座）
水瓶座
お誕生日のあなたに水瓶座・アドラーの言葉を贈ります。「誰かが始めなければならない。見返りが一切なくても、誰も認めてくれなくても‘あなたから’始めるのだ。」どんな評価を受けるだろう?周りは認めてくれないかもしれないと色々考えてしまうので自分から行動を起こすのは勇気がいることです。でも今期は自分が大切にしている価値あると思うものを人や社会に役立つ様に新しいチャレンジをすると決心する時です。それが今は人には理解してもらえないかもしれないけれど自分が満足出来ればそれでいい。試してみないとわからない。風は起こらないし新しい価値も生まれない。自分が出来ることは小さな事かもしれない。例えば今まで本当にやりたいと思っていた新しい学びや新しい場所に行こうと決める。それが出来るように時間、お金、自分の気持ちを整えて自分の出来る範囲を考えよう。あなたの新しいチャレンジが未来のいつかどこかで周りの人や社会に役立つ日が来ることを信じて決意しよう。
YUKKO (太陽:牡羊座 月:獅子座)
魚 座
心の中に潜むアンコンシャスバイアス。それは気付かず（無意識)に持っている偏った見方や考え方（偏見）こと。自分には良識があり、物事を客観的に判断できていて、偏見など持っていない、などと信じていませんか？ 性別や年齢など様々な対象に対し、十分な根拠なく偏った判断をしていることはありませんか？ 例えば目の前の相手が自分とは違う考え方や発言をしている時、それを指摘したり非難したくなるのは自然な行為なのかもしれません。けれどもバイアスが無意識に働くものである以上、非難している自分自身も同じことをしている可能性があることに気付くこと。少しでもバイアスから離れた思考や判断をしてみること。今期の魚座さんには、そんな時を増やしてみてほしい。アンコンシャスバイアスにまみれた思考枠から抜け出し、無駄なエネルギーを消費しないように。そうして柔らか頭を取り戻し、眠らせたままになっている創造性を爆発させていきましょう。
まや（太陽：蠍座 月：水瓶座）
nico の総評
2023年最初の赤ペン12サイン占いがスタートしました。皆さん、今年もよろしくお願いします！ 今回は、水瓶座期ということで、風エレメント的な提案––新しい視点を手に入れる––と言ったものが多かったように思いました。皆さん、それぞれに試行を凝らしてくれていますね。また、歌の歌詞や本の一節を引用してくれたりと、文化的なものと共にわかりやすく表現してくれたものも多かったですね。読んでいて、大変充実しました。私たちがやりたいのは（私が？）、説教ではなく、天体の星回りを利用して気づいていない視点にちょっとだけ刺激を与えること。それで少し前向きに世界をとらえられるようになることです。次回はもう一度そこを意識して書いてみてもらえたらと思います。
こちらも参考に！
天体の運行（トランジット）は未来予測––新しい時代を切り拓く、時代の意識が変化するだけではない。むしろ個人にとっては、本来もっている本質に戻る機会であり、機能調整する機会として捉えるべきかもしれない。心理占星術的らしい、個人の内面を照らす解釈を取り込もうという考え方です。
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