
12サイン別
蠍座予報
10/23~11/21
心理占星術家nicoが主宰するニコラボメンバーによる12サイン占い。
個性あふれる12人が語る各星座の星宙予報を、nicoが心理占星術をベースに赤ペン添削!
牡羊座
新米が市場に出回り、秋の味覚が楽しめる季節になりました。今年の実りを喜びたいところですが、何かが引っかかって素直に喜べない感じがします。世の中が変化している気配がじわじわと迫っており、私はこのまま呑気にしていて良いわけない、そんな思いにとらわれているのかもしれません。政局を見ても、1ヶ月前には想像もしていなかった斜め上の展開で先が読めず混沌としています。私達の身の回りでもこうした「思ってたんとちがう」*ことが起こることでしょう。でも、悪いことばかりではありません。いつもと違う視点で物事を見る機会ととらえたら、先入観や固定概念を壊す気付きとなり、自分のものの見方や考え方のブラッシュアップにつながります。あなたはサバイバル能力に長けていて、直感で自分にマッチするものを嗅ぎ分けられるから、とらえ方ひとつで混沌とした世の中を生き抜く術を磨く良い時期にすることができるでしょう。
*「思ってたんとちがう」 NHK Eテレの教育番組「デザインあ」のワンコーナー。すでにある物事の関係性を、通常の繋がりとは異なるものに置き換えることによって、日常で想定されるものとは違った結果が展開していきます。
えいみ さら(太陽:射手座 月:山羊座)

牡牛座
離れるから見えるようになるものがある。人の頭は簡単に固くなるものだから、最重要課題としてずっと頭の真ん中にあるものを創造的に検討し直すこと は、実のところとても難しい。光の加減でものの見え方はいくらでも変わる。腕の中に抱え込んでいるから、光に当てないでいるから、他の可能性が見えなくなっているだけ。この時期は「前のめりになりたい時ほど、遠くからも眺めてみる」 ということが大事になるだろう。そのものを凝視することだけが本質を見極めることではなく、周囲ごと眺めることで気づかされることもきっとある。よく知っていると思っていたものや人の「違う一面」を知れば、なんとなく裏切られていたような、自分だけ置いてけぼりをくったような、心細い気持ちになるかもしれない。それでも、現状に息苦しさを感じて、なにか突破口を見つけたいという気持ちがあるのなら、もう「見ない努力」や「変化に気づかないふり」はおしまいにする時だ。
うか子(太陽:蠍座 月:双子座)

双子座
ものごとをサクサク進めたいのに、周りとテンポがかみ合わず、あなたはもどかしさを感じているかもしれません。説明しているつもりでも相手には響かない。うまく伝わらなかったり、思うように動いてくれなかったりで、無力感や腹立たしさが募る場面もありそう。今期は、サクッとこなそうとするのではなく、ペースをゆるめ落ち着いて進めることが大事。過去の印象や思い込みをはずし立ち止まってみる。慣れた環境や相手をフラットな視点で見直してみる。今、相手は何を感じ、周りは何を求めているのでしょうか。これまでとは違う一面や、本当に必要とされていることが見えてくるかもしれません。リアルなニーズにあなたの持っている知識、経験、アイディアをいかし丁寧に応じていくと、きっともっと心地よく動けるようになるはず。ときには結果を急がず、じっくり向き合う姿勢が周りとの信頼を育て、あなたがより自然体で力が発揮できる土台へとつながっていく。
lunch(太陽:魚座 月:双子座)

蟹座
主観的で、客観性に欠ける人は 幼く見られがちだ。感情のままに発言することや、断定調の主張を嫌う人も少なくない。現代では理性的で客観的 であることが成熟とされ、その空気の中で自分の意見を引っ込めてしまう人も多い。しかし、主張を抑えることが本当の成熟なのだろうか。感情を荒げてまで守りたいもの、伝えたい ことの本質は、言葉だけで処理できる問題なのか。今は、自分の心の奥にある本音と向き合う時期。誰かの影響を強く受けたり、関係の中で揺さぶられることもあるだろう。けれど、その揺れは心が何を大切にしているかを知らせてくれる。主観は抑えるものではない。それが自分を束縛するものでなければ、生きる軸となり、力になる。外に出れば、他者の影響に晒されることもある。だが、自分の心に適った主観を持つなら、どんな影響も破壊ではなく成長の糧に変えられる。感情を恐れず、主観を生きること。それが本当の成熟の形ではないだろうか。
Takeshi(太陽:蠍座 月:射手座)

獅子座
先日、ノーベル化学賞を受賞された北川進教授が、若者に向けたメッセージとしてルイ・パスツールの言葉「幸運は用意された心にのみ宿る」を紹介されていましたが、それはまるで今月の獅子座さんへの星からのメッセージでもあるようです。今は「自分らしく見せること」を考えるより「私にしかできないことに、どれだけ真剣に向き合えているか」 「私の心の準備は本当に整っているのか?」と自分に問いかける時期。これから数ヶ月をかけて少しずつその答えを見つけて行くことになります。どこへ向かいたいのか、何に情熱を注ぎたいのか。人生全体の方向性や自分のスタンスを見つめ直すことになります。まだ迷いがあっても構いません。大切なのは覚悟を決めることです。「これでいい」と決めた瞬間から、あなたの中で確かな何かが動き出します。準備ができた心には運も味方します。予期せぬ偶然や出会いがやがて未来を大きく動かす「幸運」へと変わるかもしれません。
TOMOKO(太陽:獅子座 月:魚座)

乙女座
気が付けば誰かの為に動いていたり、何かの役に立つ方法を探している。他者とのつながりの中に情熱の源を見出すあなたにとって、それは義務ではなく、ごく自然なこと。学びや行動のきっかけも、そんな“誰か”や“何か”から生まれることが多いのかもしれない。けれど、少しだけその手を放してみたとしたら、あなたのアンテナはどんなことに反応するのだろう。この時期、「興味を持ったものをもっと知りたい」「技術を活かして、もっと表現したい」という気持ちが沸き上がってくる。行動力や情熱も広がり、パワフルに動ける流れにもなりそう。あなたのアンテナが反応したものの中には、すぐに役立ちそうにないことや、学ぶ意味が見えにくいものもあるかもしれない。それでも、あなたの心が動いたものに素直に近づいてみることで、思っている以上の深い学びが得られそう。そして、それらは巡り巡って、あなたと”誰か”や”何か”の縁をさらに豊かにしてくれる。
hiromi (太陽:蠍座 月:獅子座)

天秤座
あなたはこの時期、自分がキラキラ輝いているように感じる でしょう。それに伴い、あなたの恋愛事情や趣味の世界に劇的な変化が起こる可能性があります。ただし、その前に今までのことが一旦終了するかもしれません。それらは新しい形で復活し、あなたが理想とするような形に生まれ変わるでしょう。一方、この時期にあなたは家事や社会活動をもっと広げて行こうとするでしょう。その時周囲とぶつかり、プレッシャーを感じるかもしれません。気持ちがもやもやして、心身の不調を感じるかもしれませんが、身体の声に耳を傾けつつ現実的に対処すれば、もともとバランス感覚に長けたあなたは上手く対処していけるでしょう。ストレスを感じた時には、あなたがこれまでいろいろな分野で探求してきた深い学びが癒しになってくれるでしょう。批判に対しつい感情的になって口論してしまいがちですが、あなたが持っている周囲との調和を大切にする気持を大事にしてください。
Tazzie(太陽:乙女座 月:天秤座)

蠍座
肌寒い季節になるとなんだかセンチメンタルな気分になりますよね。過去の失敗や人間関係のトラブルなどをふと思い出しては、自分を責めてしまう…そんなループに陥りやすい時期かもしれません。そんな時期こそ、過去を思い起こし、捉えなおすのに良いタイミングと言えるでしょう。自分の心の中をPCのデスクトップだと思って、散らばっている失敗や苦い経験、人には言えない辛い気持ちにラベルをつけ、まとめて整理してみましょう。出来事をできるだけ事実ベースで捉え、名前を付けたら「過去フォルダ」にしまう。過去を消し去るのではなく「パターンやバリエーションが増えた」と、ノウハウや学びに変えることで、「過去はそうだった」と今と過去との間に境界線を引けるのです。デスクトップを綺麗に整理することで、「今」という時間と空間を作り、余白を増やすこともできます。かつて失敗したことでも、アップデートした今の自分がまたトライすれば違う結果になるはずです。
千花(太陽:牡羊座 月:山羊座)

射手座
冬を前に、去年の自分と比べ、できなくなったことが増えたように感じた。悲しいような、みじめなような痛みが胸を曇らせる。けれど、、その思いに覆われ、立ち止まっているわけにもいかない。だって、明日は来て人生は続いてゆく。失ったものは確かにある。それはもう、仕方がない。それでも、今日まで生き抜いてきた私が、ここにいることに変わりはない。生きものは、生き残ってなんぼなのだから。さぁ、私は何を拠りどころにここまで来たのだろう。握りしめてきたもの、手元に残っていたもの、気づかぬうちに蓄えられていたものがちゃんとある。ただ私が、それを良しと認めていなかっただけかもしれない。そう思うと、「足りない足りない」と嘆くのが馬鹿らしくなってきた。どうせなら、「足りてる足りてる」と生きてみたっていい。現実は都合よくはいかないが、すこしくらい都合よく解釈したっていい。揺らぎや迷いを微調整し、戻ってきてこそ、生きている証。
hikari(太陽:魚座 月:双子座)

山羊座
蠍座の季節は未来の展望に焦点が当たり「何としてもどうにかしたい! 達成したい」という野心や意気込みが高まる時です。同時に社会的報酬に引っ張られ過ぎないよう注意も必要です。集中力が最高潮に高まる序盤の一週間は、できるだけ与えられた役割でなく根本的な「何のため…?」に意識を向け本質的な自身のニーズにシフトしてみましょう。これまでのやり方や既存の場所に留まらず、いつもと違う環境やコンテンツに触れてみてください。交流範囲や認知が広がり経験に新しい発想を融合させるきっかけとなりそう。一旦、この期間だけでも 過去の成功例に惑わされず他者から与えられた役割を止め、自分事に集中する工夫を積極的に行い、今後の人生を切り開く新たな方法や価値へと繋ぎ自分らしいバトンを未来へと渡せるよう、達成意欲を自身のニーズに沿った未来の創造に使ってみてください。きっと、欲求と理想のズレが統合するタイミングとなるでしょう。
NORiCO(太陽:水瓶座 月:天秤座)

水瓶座
確かに築いてきたはずの自分のキャリアや価値も、世の中の風潮や何かのきっかけで、いとも簡単にひっくり返され揺らいでしまうことが多々 ある。 順風満帆と思っている時は、穴ぼこがあいていたり、着実でない部分も見落としたり気がつかないものだ。 自分の道だと思っていたものが、実は誰かの思惑によりいかようにも変わってしまうものだったりする。その状況に直面すれば、狼狽えもする。 場合によっては失意のどん底に陥ったように感じることもあるだろう。 でもまずは大きく深呼吸して、最小単位である自分というものに立ち返ってほしい。 いつの間にか自分本位になっていないか、理想ばかりに偏ってはいないか、志と実務が伴っているだろうか。外を見ればいくらでも不安材料はあるし、振り回されることもあるだろう。 でも自分にとって変わらないものも確かに存在しているはず。 小さな、でも確かな明かりを見出すことがささやかな希望に繋がっていくに違いない。
TELESA(太陽:天秤座 月:乙女座)

魚 座
いまはいろいろと不調が出やすく、心もカラダもくじけやすくなってしまう季節の変わり目だ。本格的な冬を目前にして、急に冷たい刺激がやってくる。そんな刺激や人との関わりの中で、いま何に備えて、何に一番力を注いで、自分を立て直していけばいいのかが、問われている。あれもこれも抱えていられない。ここまでの季節に多くの刺激を受け取った中で、あなたが感じている「これ」というものをしっかりと握りしめて行こう。自分がやりたいことが、他人から求められていないと知ったり、他人に求められていることに、自分の能力が達していなかったり、そもそも心が沸き立たなかったりというズレの中で、それでも「これだ」と、この私で何が出来るのかと追い求めて来たのだから、一番のズレを生む「理想の自分」を追い求める以前に、自分でないものになろうとせず、自分が自分でいられることを力にして、自分で決めた、自分に出来ることを諦めずに追い求めて行こう。
紅谷柘榴(太陽:山羊座 月:射手座)

🖋 nico の総評
皆さん、おつかれさまでした!
ここ最近、いつも書いているような気がしますが、今回は全体的に過去最高の出来ばえでした! 一人一人のテキストの精度が上がっているのもそう、そしてそれぞれの個性がしっかり発揮されているのもそう。占いテキストを超え、自分らしいトピックを選び、それにあった象徴を表現してくれているのがとてもよかった。10天体、12サイン、10ハウスと象徴には縛りがありますが、象徴の言語の可能性は無限大です。その可能性を狭めず、新しい象徴の世界を切り開けたらいいな、皆さんのテキストを読みながらそんなふうに思いました。
来月も期待しています!
毎月第4火曜日開催! どなたでもご参加できます

心理占星術 月イチ勉強会は、毎月第4火曜日開催!
さまざまな話題を心理占星術的視点で取り上げながら、象徴の考え方やリーディング力の向上と心理カウンセリングへの理解を深める会です。
━━━━━━·.༶❍༶.·━━━━━━
今月も二部構成でお届けします。
①太陽蠍座期のイングレスチャート
毎月恒例のイングレスチャート読みに加え、連日ニュースのトップを飾る首相となった高市早苗氏を取り上げます。彼女は今、どんな状況にあるのか。チャートを介して考えてみます。
蠍座期に外せない、11/12から逆行を開始する蟹座・木星の影響についても深堀します。
後半は、カウンセリングの現場を考える「シングルセッションとは何か」
nico の心理占星術で提唱している「シングルセッション」。鑑定をする立場にとって、とても大事な考え方ですが、それを実現するために必要なこととは何か。今回は、「現場のための」心理占星術について考えてみたいと思います。
どなたでもご参加できます!





