赤ペン12サイン占い 2024 牡羊座

🖋 nicoの赤ペン添削付き

12サイン別
牡羊座予報
3/20~4/18

心理占星術家nicoが主宰するニコラボメンバーによる12サイン占い。
個性あふれる12人が語る各星座の星宙予報を、nicoが心理占星術をベースに赤ペン添削!

牡羊座

自己像を思い描く時、現実と理想の落差にどう折り合いをつけるだろうか。もし、弱点を省いた理想の姿だけを「自己像」に込めようというのなら、ちょっと待ってほしい。確かに弱点とは苦々しいもので、なにかにしくじる原因となることもあるだろう。けれど、忸怩たらざるをえないとしても、それを含めて自分であることもまた疑いようがない。弱さをだれにも見せまいとすることは「だれにも依存しない在り方」ではない。だって、弱さを隠すためには失敗を避けることを択んでしまう。失敗を避けるということは「自分が責任を引き受けることを避ける」ということで、結局、自分の名のもとに自分の意志と判断で行動する、ということができなくなってしまう。弱点を排除して描く自己像に意味はない。弱点を克服し自分にうちかったと言えるためには「自分は弱く愚かだけれども、過ちをおかしても、それに気づいて正す力があるから大丈夫」という確信が欠かせないのだ

うか子(太陽:蠍座 月:双子座) 

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牡牛座

そろそろ桜の便りが届き始める季節ですが、牡牛座さんはこの一ヶ月あなたの魅力や才能を存分に開花させるために3つのステップを順に踏んでいくことになるでしょう。それは「あなたが持ち合わせている資質や資源を可視化して秩序を与える」「経験や感性 から物語を紡ぐ」「実際に行動を起こす」です。料理を例に説明してみると、まず最初は冷蔵庫にある食材を確認し、調理器具やお鍋を並べ、時間の見当をつけるような作業です。この準備をしっかりしておくほど後の流れがスムーズになり混沌を避けられます。その次は誰のためにどんな目的で何を作るのかイメージしレシピを思い浮かべてみることに例えられるでしょう。そこにはあなたならではのストーリーが立ち現れてくるはずです。準備が整い構想が描けたらいよいよ調理の開始です。思い存分に腕を振るいましょう。そうやって作り上げたものはシグネチャーディッシュのようにあなたの存在を代表するものとなり自分も他の人も喜ばせ満たしていくでしょう。

TOMOKO(太陽:獅子座 月:魚座)

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双子座

今天体は魚座に金星・火星・土星・海王星と4つも集合しています。太陽と水星もつい先日まで魚座にいました。魚座は双子座さんにとって10Hという一旦の達成・結果を表すハウスになります。そして今その承認・評価を受ける11H牡羊座に太陽が入ったということは、双子座さんのやった来たことに一旦の結果が出て、これからその評価を受け取る時期がやってきていると言えそうです。そこで「諦める」です。「諦める」という言葉はネガティブに捉えられる人も多いかもしれません。しかし「諦める」の語源は「明らむ」つまり「つまびらかにする、明らかにする」ということなのだそうです。結果と評価を受けるこということは「明らかになった」ということなのです。天体は常に動いており留まることはありません。つまり今受け取った事は永遠ではない。それらについてずっとクヨクヨすることも過大に誇ることもないのです。時と共に星も巡る。そんな「諦観」を得てまた新しい春を迎えたい。

千花(太陽:牡羊座、月:山羊座)

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蟹座

冬が去り、どんどん温まってくる水の中は、蟹座のあなたにとって心地よいものでしたね。さぁ、春分の今日からは春本番。目標に向かって望む道へ、新たなスタートをきる時。なのに何となく勇気が出ない、無防備な気がして覚悟が決まらない、と感じているあなた。傷つくくらいなら、このままぬるい水の中に留まって安全を選ぶのもアリ? 自問自答で動けないのは歯がゆいものです。誰かのためを思いすぎると、あなたが価値を見出しているものが曖昧になり、よく分からなくなってしまいます。他の誰かが信じていることは、蟹がかたい甲羅を脱ぎ捨てるように、手放して構わないのです。今は、あなたが大切にしたいものが春霞にすっぽりおおわれ霞んでいるだけ。4/6、自信をもたらす金星が牡羊座へ入ると、視界も目標もクリアになってきます。 あなたのモヤモヤを春風にのせて優しく吹き飛ばしたら、爽やかな清流に安心して躍り出ることができそうです。

キャサリン(太陽:双子座 月:山羊座)

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獅子座

今回は初めての試みで獅子座さんに向けてタロットを引いてみたんです。法王 カップKING R ペンタクル4がでまして法王のカードはまさしく獅子座の象徴で、こりゃあ自分という存在を信じて「ドヤ!」とみせつけてゆくしかないって感じなんです。が、そのために身辺整理をやっておかなきゃねと。これがね、やっぱりきつい。
肌馴染みのいい慣れ親しんだものたち
どうにか掴み取った大切なものたち
できたらずっと一緒にいたかったものたち
そんな世界から出てゆかねばならなくて。なんでかっていうと、残念だけれどそういったものの中にこれからの貴方に「相応しくないもの」が紛れていそうだから。放っておいたらいつしか柵のように 前へと進んでゆく精神、自分の世界を慈しむ心、孤独に 理想を目指す情熱なんてものがくぐもって しまいそう。出来たら痛みはさけたいが「starting pain」、初めの一歩はいつだって痛みと切り離すことは難しいのかもしれないね。

hikari(太陽:魚座 月:双子座)

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乙女座

3月13日、スペースワンの小型ロケット「カイロス」の初号機が打ち上げられ話題になりました。残念ながら失敗に終わりましたが「失敗という言葉は使いません。得られる新しいデータや知見を成功につながる糧ととらえています。」と意気込む姿勢が印象的でした。春は環境の変化や人生の節目を迎えて心機一転、前向きに何かに取り組みたくなる季節。そんな中で乙女座さんは、これまでに努力してきたことを携えて、力試ししていくときにあります。上手くいくこともあれば、失敗したり思うようにいかなくて落ち込むこともあるかもしれないけれど、どんな時でも自分を信じることを諦めないこと。そしてカイロスの開発チームが成功に向けて挑戦し続けるように、何度転んでも立ち上がり、前を向いて進んでいくこと。諦めずに頑張ったときの数だけ、あなたの糧となり、いつしか目の前でカイロス=チャンスの神様が微笑む瞬間が訪れるはずです。

まや(太陽:蠍座 月:水瓶座)

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天秤座

金星が牡牛座の私にとって、同じ金星を支配星に持つ天秤座は、気になる存在である。着る物や置き物と言った分かりやすい物も含めて、そこに在るもの。その人が選び表現している世界に憧れてしまう。私も占星術師の端くれとして憧れている場合ではないのだけど、自分のこだわりを離れることが難しく思える私にとっては、他者や外側の世界から自分の中にあるものを見つけて実感していく体験はどんなものなのだろう…と想像はしても、実感出来なくて悔しい。天秤座の友人は「相互関係においても、自分自身の中でもずっと探している。」「自問自答しまくって、自分の中にあるものを見つけている。」と天秤座らしいコメントをくれた。天秤座の春分は自分のホームからスタートするのだけど、のびのびと言うよりは、関係性の中、揺さぶられながら自問自答して、自分の中にある揺るぎない価値に出会う季節の始まりでもあると思う。こちらにも気づきの種を蒔いてくれているに違いない。

双子商会(太陽:双子座 月:牡羊座)

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蠍座

春は目覚めの季節だけれど、目覚めた時は、まだ眠気を引きずっていたり、もっとまどろんでいたい欲望を感じたり、ぼんやりとしてすぐ動きだせない感じの心もとなさをまとっている。そんな生身に春の嵐が吹き荒れて、足元が揺らいだりするかもしれない。自分がどんな状態であろうと、吹き付ける風や嵐を止められないのならば、私として立っていられる体幹を鍛えることや、安全な居場所を保持しておくのは大切なことだ。そしてその先は? 人から何を吸収したらいいか、人との差異の中から、自分の力とは何だろうか? と理解できるあなただから、その理解を更に現状に向けて、自分の持ち合わせているもので、この先の手立てを考え、工夫し、行動して、失敗も含めて試行錯誤していこう。その時に、集中出来ることは、やり抜ける力は、あなたの大いなる武器だけれど、やりすぎないこと。カラダと思考、心、丸ごとの自分と手を取り合っていくことが、今あなたの源泉となる。

紅谷柘榴(太陽:山羊座 月:射手座) 

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射手座

太陽が牡羊座入りする春分の頃は、植物が新しい芽を吹き始め、また牧場の動物たちも出産ラッシュを迎えます。そのような命の息吹を感じ、誰でもわくわくしてくる季節ですが、もしかするとあなたはやりたいと心から思い取り組んでいる事に、水を差さすような出来事が起こり、やる気をなくしているかもしれません。あるいは、なんとなく、元気が出なくなっているかもしれません。そんな時は、身近な公園や野山に行って、春の風の感触や大地の暖かさを感じてみましょう。また、心を許せる友人たちと、季節の物をいただきながら、楽しい時間を過ごす事も良さそうです。心と体を「春」で満たせば、あなたの中の安心感も取り戻せ、少しずつやる気が湧いてくるに違いありません。そうして元気が戻ってくれば、自然とアイデアやひらめきも浮かび、自分の能力、強みの再確認が出来るはず。あなたの目指す目標に向かって、また一歩ずつ前へと進んで行きましょう。

mayumi(太陽:天秤座 月:蠍座)

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山羊座

寒い冬の季節が終わり、すべてが一気にうごきだす時期。辛抱強くしかし着実に準備をしこの時を待っていた山羊座の人たちは、ここまでをふりかえり次の方向性を決めて行くというような区切りのタイミングを意識しているんだろうか。けれども臆病心から誰かがやるべき義務や仕事を引き受けてしまったり、このくらいが自分にちょうどいいだろうと何も変えずに見切り発車するのではいけない。自分の積み重ねてきたものをもう少し大きく見積もって、着実さよりももっと大胆な発言や行動をしてみたらどうだろう。今すぐに目に見える成果や結果が出せなくてもいい。誰かや何かの役に立とうとしなくてもいい。自分という人間をもっと自分自身にも他者にも開いていくことで、本当の意味での責任感を強く持つことができるはずだから。

アトリエ・ソレイユ(太陽:獅子座 月:射手座)

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水瓶座

猫はかわいらしいですよね。姿かたちだけでなく、なき声でさえもかわいい素晴らしい生き物です。なかでも我が家の猫が宇宙一かわいいのですがその話はおいといて、猫はわがままとも言われていますね。確かに呼んでも来てくれませんし、ほっといてほしいのかと思えば、ご飯やおやつが欲しいとき、遊びたい時、チヤホヤされたい時には素直に要求してきます。でも猫のわがままさは愛らしく、こちらも聞いてあげたくなります。普段わがままさを出すのが苦手なみずがめ座さんも多いのではないかと思いますが、窮屈に感じているのであればこのおひつじ座期は、猫を見倣って回りにちょっとした要求をしてみてもいいのでは。猫みたいに可愛くないしどう思われるか…と考えてしまうかもしれませんが、気持ちを素直に出してもらえた方が相手にとっては嬉しいということは往々にしてあります。春の陽気に気をゆるめつつ、こんな自分もありかも、というのを見つけてほしいなと思います。

はるさめ(太陽:魚座、月:蠍座)

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魚 座

何気ない毎日の時間は奇跡の連続で成り立っています。その奇跡を感じるため、この一ヶ月は五感に意識をむけてはどうでしょうか。五感は思っている以上に日常から今まで生きてきた歳月と密接に関わっています。 当たり前にしてしまうとついおざなりにしがち。視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚からもたらされることをどれだけ認知できるかで、自身の理解につながり、やがては自己価値への礎となっていきます。どちらかといえば意識という形のない中で思いを巡らせがちな魚座さん。五感はこの世界を感じ、地に足をつける重要な紐づけとなり、知性あふれる発想を現実にかたどっていくための足掛かりとなる大切なものです。もととなる材料はすでにそろっています。後は芽吹かせていくだけです。実感を伴う十分な感覚は芽吹かせる ためのエネルギーとなりあなたの背中を押してくれるはずです。豊かな感覚を養う時間にしてみてはいかがでしょうか。

TELESA(太陽:天秤座 月:乙女座)

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🖋 nico の総評

みなさん、春分のテキストありがとうございます。春らしい表現があふれていた一方、紅谷さんや他の方も書いてくれていますが、魚座強調のせいか、「まだ眠気を引きずっていたり、もっとまどろんでいたい欲望を感じたり、ぼんやりとしてすぐ動きだせない感じ」がみなさんからも伝わってきました。まあ、そういう時期なのだから仕方ないのかな。

今回のテキストですが、やや単調なものが多いように感じました。心理的表現で奥行を出すと、文章にメリハリが生まれやすいと思います。次回のテキストは、今、そのサインに必要な心のテーマを少し添えてみるのはどうでしょうか。