春到来!
やっと、キタ~!
うさ子ですぅ~。
ポカポカ陽気に誘われて、五感の赴くままに近所の野山を散歩しております。
牡羊座期。
12星座の最初の季節になりましたね。
慣れ親しんだ環境に別れを告げ、新しい環境で新しい出会いが始まっていく。
不安はあるけれど、新しいものに触れていくワクワク、ドキドキ感は多くの喜びをもたらしてくれるよね。
最近、家族旅行でハワイに行きました。
うさ子はコテコテの日本人なのですが、このほんの数日間の異文化体験で、けっこうなカルチャーショックをうけたので、少しその時のことをお話してみたいと思います。
ホテルに向かうタクシーの中で、ハワイ生まれのベトナム人の運転手さんが、新しい大統領はどう思う?と聞いてきました。(ほぼ会話していたのは夫ですが)
夫が答えに窮していると「good? or bad?」とあらためて聞いてきたのです。
私はそれにとてもびっくりしたのです。日本でタクシーの運転手さんと政治の話はしないなぁと思うし、しかも、良いか悪いかなんて…言えない。
とても、フレンドリーでオープンマインドな好感の持てる青年だったですけどね。
他にも、滞在中のカフェで、明らかに人種差別的なまなざしで、こちらを見下した対応をしているんだなぁということもあり、平和な日本で、のほほんと暮らすうさ子にとっては、とても刺激的な体験でした。
ハッキリと自己主張しないと生きていけないんだね。外国では!忘れていました。
火星力大事よ。
そんな中、今月お勧めの絵本は『教室はまちがうところだ』という作品です。
作者の蒔田晋治さんが、中学校の担任をしていた時に、学級新聞で生徒に呼びかけた詩なのだそうです。
教室はまちがうところだ
みんなどしどし手をあげて
まちがった意見を言おうじゃないか
まちがった答えを言おうじゃないかまちがうことをおそれちゃいけない
まちがったものをワラッちゃいけない
まちがった意見をまちがった答えを
ああじゃないかこうじゃないかと
みんなで出しあい言いあうなかでだ
ほんとのものを見つけていくのだ
そうしてみんなで伸びていくのだ(中略)
ああ言やあよかった こう言やあよかった
あとでいいこと浮かんでくるのに
それでいいのだ いくどもいくども
おんなじことをくりかえすうちに
それからだんだん どきりがやんで
言いたいことが言えてくるのだはじめからうまいこと言えるはずないんだ
はじめから答えが当たるはずないんだ(中略)
まちがったって誰かがよ
なおしてくれるし教えてくれる
困ったときには先生が
ない知恵しぼって教えるで
そんな教室作ろうやあ(後略)
ほんの一部だけ抜粋しましたが素敵な詩ですよね。
以前ある講座で勉強していて、最後に参加者全員のプレゼンテーションの場があったとき、一人がプレゼンを終え、質問タイムになりました。みんなシンとしていたら、その時の先生が「質問しないというのは発表した人に対して失礼なんですよ。」と言う内容のことを話されたのです。そのことがあってから、私は何かの講座の中で質問するというのがとても楽にできるようになりました。
子どもの頃、学校の授業はとても緊張して受けていたように思います。
うさ子の子ども時代は、勉強ができなくても生活態度が悪くても、ガンガンげんこつを食らわせる先生がいたものです。今なら懲戒免職になるような先生がよくいたのですよ。
もともとの奥ゆかしい日本人気質に、そういう徹底した縦社会教育が、周りの空気や人の顔色を伺いながら行動する大人をつくりあげてしまったのでしょうかね
今回、良くも悪くもあまりにもストレートに感情表現している欧米人にふれ、自分自身も含め日本人の閉じた感じというのをとても実感したように思います。
最近、日本の良さすごさを外国人の観点からとらえたテレビ番組が人気だけれど、日本って日本人ってすごいよね~。もっと自信もって生きないとね~。
ここだけの話ですが、最近うさ子は火星移住計画の話を耳にするたび、ぼんやりと、わざわざ地球を選んで生まれてきたのになぁと思うのです。はたから見れば地球という星は、とても行ってみたい、一度住んでみたい星なのではないかと思うのですよ。
牡羊座の季節だからかもしれませんが、体験することを恐れないで生きてみようよ!ということです。まちがっても大丈夫だから、と言いたいです。
特に若い人々はね。
批判や非難されることもあるけれど、自分で自分を追い詰めないでほしいと思います。
10代や20代の若者が真面目に深刻に悩んでいることがあったら、大抵のことは大丈夫だからと言ってあげる自信があります。
うさ子は。
あと数年で土星期に突入するうさ子は、若い人が夢と希望をもって生きられるようなお手伝いを何かできたらなぁと思っているところです。
『教室はまちがうところだ』は、是非、この牡羊座期に読んでほしい本です。
教室だけに限らず、どこかで何かを始めようとした時に、きっと、勇気と自信を
もたせてくれるお守りのような絵本です。