森んこです。
先日、NHKで母と娘の関係を描いた連続ドラマ「お母さん、娘をやめていいですか」がやっていました。
いわゆる「毒親」からの自立がテーマのお話。
これは月・冥王星のお話なのではないかと思って観ていました。
「月・冥王星」の人というと、どういう印象がありますか?
占星術をやっている人なら、「こわい」「深く関わりたくない」なんていう人もいるかなという感じがしますが。
私の印象だと、母親との関係に悩んできた人が圧倒的に多いように思います。
支配的にかかわるタイプだったり、罪悪感をかきたてる(つまりそれによって支配されている)タイプだったり、いろいろ。
そして、そこから逃れられないタイプの人が多いですね。どんなに困った親でも、結局は見捨てられない。(でも距離を置くことは大切ですよ)
そもそも、母と娘というだけで(月にどんなアスペクトを持っていたとしても)難しい要素満載だとは思うのは、私のバイアスがかかった見方でしょうか。
月・冥王星の人が身につけやすい対人関係タイプとして、主に4通りあると思います。
①自分が支配的だったり押しつけがましかったりすることに無自覚なタイプ
②負けないよう、先にたたみかけるように話を先導して、自分の思い通りにするタイプ(常に勝っている状態)
③負けっぱなし、やられっぱなしなタイプ
④状況や相手によって②と③を行ったり来たりするタイプ
自分の母親との関係を、客観視できていなかったり、身についたパターンを修正できていなかったりした場合、この4タイプは重くあらわれやすいように思います。
でも月・冥王星の人間は、コワくて強烈なだけでなく、
洞察が深くて、重たい問題も受け入れ可能な、「月・冥王星の人特有の癒し力」っていうのを持っているのですよ。みなさん(笑)。
私の職場(全員中年女性)は、なんとみんな「月・冥王星」アスペクト持ちで、上記①~④タイプ全ています(重い軽いはありますが)。でも、自覚と反省能力のある人が多いのでやっていかれていますが、そうでない人の場合は、お互いツラいですね。
それぞれ好みが違うので、見ているTV番組も違うわけですが、この『お母さん~』は共通の話題に上りました。月・冥王星持ちにとっては、観ずにはいられないドラマだったと思います。
「どんなふうに思いました?」と聞いてみたところ、
「過保護や過干渉といった、子を思うあまりの愛情過多だったらまだ、いずれ救われることもあると思うけど、そこに女子要素が絡むとヒドいね。」という見解。
なるほど。
つまり、母親自身が「愛されたい」「可愛がられたい」「若くて美しい娘に嫉妬」「若い男(娘の彼や息子)に恋人気分」だったりすると、問題がこじれにこじれるわけですね。
そこでチャートを見てみました。
演じている役者さんたちのチャートは、月・冥王星っぽいのかなと思っていたのですが、意外にも、あれ?そうではないな?と思いました(脚本家さんの生年月日がわからなかったので、もしかしたらそこに表示されているのかもしれませんが)。
どちらかと言ったら金星にまつわる問題のように見えます。
(内円:斉藤由貴さん、中円:波留さん、外円:柳楽優弥さん。それぞれ出生時刻不明)
波留さん(娘役)の獅子座金星・木星・火星の魅力を中心に、斉藤さん(母役)の火星、そして柳楽さん(彼役)の水瓶座金星・ノード・火星が、アスペクトしています。
また波留さんの月(獅子座か乙女座)と斉藤さんの乙女座金星が合。
このお母さん、娘が大好きなんだと思いますが、まるで娘が母役割、母が娘役割を担っているようですね(娘の月-母の金星が合)。また、娘を恋人のように思っているようにも見えます(娘の金星-母の火星が合)。
そこへ彼(柳楽さん)の金星・火星が、娘(波留さん)の火星・金星へオポしてくるのですから、まさに母から強くひきはがす恋人の登場となるわけです。
母娘の蟹・獅子・乙女で絡まりあっている部分を、水瓶座の力で引きはがすのですから、ストーリーは劇的ですね。
そもそも母(斉藤さん)は、風星座を持っていませんが、娘(波留さん)は双子座太陽の人ですから、母の乙女太陽・蟹月の世界(すごい花柄いっぱいでした)にずっと安住し続けるわけにはいかないのです(もっといろいろな物事を知ったり経験したりしたいわけです)。
(それにしても、実にうまく出来ている配役だと思いました)
個人的には、私自身「月・冥王星」の扱いには難儀していて、もっぱらやられっぱなしタイプなのですが(おっかない人にイチャモンをつけられやすいのが大きな悩み)、おおむねPTA活動でその現象は起こりやすく、PTA恐怖症になってしまいました。
それで、仕事を名目に保護者会を休んだり、引っ越してきたことを言い訳にしてママ友などの人脈を作らなかったりして、回避型へなちょこ人間と化していたわけです。(つまりイチャモンつけられて辛い思いをするよりは、変な人扱いで遠巻きされている方がマシという痛切な選択をしたわけです。北東半球の人がやりそうなことです)。
しかし月・冥王星人生は、そんな人間を甘やかしてはくれません。
抽選で役員が当たったり、なんだかんだといろいろ引き受けなくてはならない羽目になったり、しかも、口うるさくておっかなくて強烈なメンバーがそろっていたりするという、大当たりな貧乏くじを引いてしまうわけです。
そんなわけで、これまで何度か人生転落していたのですが、
(いや、「自分が強烈な人になれば負けないよ」というアドバイスは、実際難しいものがありますよ)
またこのところ何件か大当たりなクジを引きましたので、
もうイイ歳したオバサンになったことだし、逃げないで、「文句でも意見でも何でもドンと言ってくれ。聞くから。」という気構えでやってみようと思ってチャレンジしてみました(勝つでも負けるでもない、今の私にできそうな第三のやり方)。
やっぱり何人かから強烈な電話が何度もかかってくる事態に陥りましたが、もう何というか、「気分は世捨て人」というくらいには心丈夫になっておりますので(昔ほど悪口とか気にならない)、どうにかやりこなすことができているかな、昔よりも、という感じの近況です。
やっぱり逃げ腰だと、ひっ捕まえるために、よりいっそうキツイことを言われるものなのだなと思います(正面から向きあうと、相手も多少ひるむもの)。
また、運良く協力してくれた方のネットワークがそこそこあり、こちらのパワーバランスが強まっていたので、しつこく言われ続けないという事象があることも実感できました。
それと、文句を言ってくる人というのは、意外とみんなからの承認や賞賛を求めていて、ほんとうは自分が表舞台に引っ張り出されたい人なのだということが、なんとなくわかってきました。「〇〇について知っていることがあったら教えてください」と聞いたら、いろいろ教えてくれたり、動いてくれたり(自分が賞賛される形で)しましたのでね。
そんな、ヘンテコ未熟っぷり(こんな年齢にもなって)を披露したところで、きっと困っている人が大勢いると思うので、ぜひ、みなさんの月・冥王星対策で、良いアイディアがあったら教えてください。絶賛大募集(匿名希望の有無明記を忘れずに)。
そして、苦情のほうは、どうぞお手やわらかにお願いします(豆腐メンタル)。
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