関連性を無理矢理かき集めよう企画。
現在大人気を博している深夜アニメ、『おそ松さん』を取り上げてみます。
『おそ松さん』とは、赤塚不二夫生誕80周年を記念し、代表作『おそ松くん』を元に製作されたオリジナルアニメ。『おそ松くん』から十数年後、20代クソニートとなった6つ子ちゃんの成れの果てを描くストーリーとなっています。あまりの人気のため、現在テレビ東京にて2クール目を放映中。3/28に最終回を迎えます。
そして、この人気の肝はおそらく“キャラクター”。
というのも『おそ松くん』では同じ顔・同じ個性であった6つ子が、それぞれのキャラクターを付与されて自由に動いているのです。声優も別。その個性を愛する人々の手により、数々のアンソロジー・同人誌が再生産されています。
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さて、そんな6つ子ちゃんそれぞれについて、星座当てはめゲームを行ってみようと思います。
6つ子ゆえ、誕生日はみんな一緒のはずですが…笑(ちなみに5/24だそうです)
sample1:おそ松
言わずと知れた長男。
パチンコ・競馬愛。
怠けたい。死ぬまで怠けたい。
鬼はそと、福はうち。
弟達にたまに見せる兄貴的優しさ。(兄貴だったのか)
↓
「蟹座」
うん、これかなあと思います。
お家大好き。身内大好き。
6つ子内での隠し事は、彼にとっては脅威。
生産的なことは何もしたくなさそうなおそ松ですが、“居場所作り”は実は好きなのではないでしょうか。シェアハウス経営とか。
手始めに、ちび太のおでん屋でも手伝えばいいんじゃないかと思います。
sample2:カラ松
次男。
ナルシスト。自分かっこいい。世界は俺を見ている。
かっこよくするためファッションなど努力をしたり。
実は空気読める。繊細。声超かっこいい。
↓
「獅子座」
自分大好き・獅子座だと思います。
人からの目を気にしながら、自分のかっこよさを構築し(ようとし)ているところとか。
その寒々しさにより、兄弟達からひどい扱いを受けたりしますが、実は懐が深くて優しい人だと思います。一松を助けたり。兄貴らしさも持っているはずなのです。(「一松事変」参照)
せっかく努力するなら、人も助けられる“よい男”という少しだけ拡張した像を目標に据えれば、そのプライドも輝き始めるのではかなあと思うこの頃です。
sample3:チョロ松
三男。
唯一の常識人。
真面目。苦労人。と思いきや、仕事探しがライフワーク。
ヲタ気質。アイドル好き。
↓
「乙女座」
奉仕精神・乙女座だと思います。
他の兄弟がクソであればあるほど、活かされる、むしろ活き活きとする存在かもしれません。
問題があるところを見つけて改善する性質を持つのでして。要するにボケられたらツッコむしかないというような。
そして、マニアックな分野に突き進む所も乙女座的。有能さをそちら側に使うことも個人的には応援したいですが、身を滅ぼさない程度の“自信”と身を立てる技術があるといいんだろうなあ。
マニアックな分野で食えればいいのかな。
sample4:一松
四男。
髪ぼさぼさ。眠そう。ダークネス。
猫が友達。
変身願望。
↓
「蠍座」
蠍座だと思います。
寡黙で秘密主義。(猫が一松の心を読んで喋った回は、よかった。待ってた。)
自分に自信がなくて、友達がいたとしても、差し出すものが自分にはないと思っている節があります。
けれどもっと欲しいものが彼にはあるはずで。
そのための引き換えに何があるかというと、実は“優しさ”があると思うのです。
兄弟には心を許していて、風邪の看病をするときも優しいですし。
けれど、その無心の優しさがよいのでしょうなあ。
sample5:十四松
五男。
笑顔。
マッスルマッスル。
動きが読めない。
なんか大体走っている。
↓
「射手座」
ぶっとんだその感じが、射手座だと思います。
自ずから燃え上がる辺りが確実に火の星座かと思いますが、プライドが大きいわけでもなく、自分の存在そのものが重要そうではないところから、射手座ではないかと。
たまに哲学的になる回がありましたし。
実は十四松は、様々なものを超えた大きなものを見ている気がします。神様みたいな。
そうやって走りながら、見ている人を勇気づけてほしいものです。
sample6:トド松
末っ子六男。
あだ名トッティ。
アヒル口(か?とりあえず口が可愛い)
可愛い。
抜け目ない。したたか。
↓
「天秤座」
アイドル・天秤座だと思います。
図られた可愛さ。スマートさ。要領の良さ。
そのバランス感覚ゆえに、センスも行動も一番兄弟の中でリア充に近いのですね。
そして、兄弟に順位つけるあたり、天秤を使っている感が半端ないです。
しかし、なんかこのままだと女侍らせてヒモになりそう・・・
もっと人にきちんと相対して、社交性を有意義に活かしてほしいです。
6兄弟の中で醸成されたバランス感覚なぞ、絶対大いなる財産です。
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ようやく当てはめ終了いたしましたー!
コメントが雑だ。ごめん、6つ子。
いやいや、全兄弟集めると、ホロスコープの西半球まるまるですね。家を司る北半球に偏っているのかと思いきや、6つ子単位で「対人関係」がテーマのようです。
というか、半球をきっちり埋め尽くしていて、各々が対辺も司っていると考えると、6つ子でホロスコープ全体を網羅してしまえます。
つまり、6兄弟で天球全体を網羅。
さすが人気アニメ!
キャラクターデザインのバランスが西洋占星術的によいのですね、きっと。
しかし逆に言えば、世界が兄弟だけで完結してしまえるという完全性。
そこに彼らがニート化する原因が潜んでいるようにも思えます。
6兄弟ではなく、一人っ子、あるいは3兄弟だけでも危機感諸々でこうは行かなかったのではないでしょうか。
6兄弟という数の奇跡。
そしてもしかすると、その逆側の半球を埋めるように、世の中の二次創作熱が熱いのかもしれません。
アニメのストーリーだけでは、女子の心の痒いところに手が届き切っていないのです。
愛すべきキャラクターたちという餌が、料理されず放置された状態です。
そんな余白が残された状態というのも、人気の理由かと思います。
一方でトランジットでは、射手座土星、乙女座木星、魚座海王星のユラユラ柔軟宮時代。
どのような物事が固定化されて発展していくのか、何が正解か、分からない時期の中。
助けてくれる必要なものの一つとして、牡羊座天王星があります。
周りがどうあろうと、自分が楽しければそれでいいや的ポジティブさ。
世間の価値観から自由で、クズニート、下ネタ、マシーン、何でもありの日常。
けれども、それが逆に周りの考えをキャッチして、人の心を惹きつける。
そんな、不確かだけど、そんなん気にせずに楽しく自由に元気に生活している6つ子は、きっと見ている人のためになります。
なにせ、おそ松さん第一回の放送開始時ホロスコープは、天王星カルミネート。
赤坂不二雄といい『おそ松くん』といい、元々前衛的な天王星を帯びた作品だったと思います。
それが現代に降り立った時、このような形になったのかなーと。
腐女子というものも、水瓶座的と言われたりしますし。
人生楽しければそれでいいよね(違)
というわけで、そんな感じで今回は終わりにしたいと思います。