先日、聖路加の日野原先生が105歳で他界されましたね。
地下鉄サリン事件で、無制限の受け入れを決めた経緯を説明するNHK「プロジェクトX」を、昨晩にもう一度ネットで見てしまいました。大災害に備えて、ロビーや廊下やチャペルにも酸素吸入口を設置し、全部の医師が救急医療に対応できるように訓練し、事務職員にも心臓マッサージを教育し…そういう準備があってこそ、無制限で患者を受け入れられた。
私の従兄弟は防災専門家ですが、「結局は準備が命。トッサにできることは、意外と少ない」と昔教えてくれた言葉も、昨日改めて思い出しました。
予測できない将来について、ハラハラ不安になることはいけませんが、起こりうる将来に備えて、必要で可能な準備を粛々と行うことは、とても大切なことだよね…と改めて思ったのです。「人事を尽くして天命を待つ」という諺は、私の座右の銘の1つですが、「天命を待つ前に、今の私は人事を尽くしているだろうか?」と時々思うのです。
世の中がモヤモヤしていて、本物と名乗るどれもこれもがウソに思えて、
論理的に考えると「どこか」にウソがあるはずなのだけど、それがどれかが分からない…とイライラ&ハラハラ。でも、「どれが」ウソでも本当でも、「防災」という観点で(「災」は自然災害だけでなく禍の総称という意味)事前の備えはできていますか?と、このタイミングで、日野原先生から問いかけられているように感じました。
海王星が魚座にあるからモヤモヤするんだと分析したり、来月に皆既日食がアメリカを横断し、トランプ大統領の誕生日が日食か月食に縁があるというネット書込みを読んで、「だから、何に気をつければいいのさ?」とPCに向かって呟いたり、相撲・将棋・国際政治・気象・天皇陛下など多方面で現在はSTAPだよな〜と現実を感じたりするのも良いけれど、「地球・国家・地域・自宅で起こりそうなことが起きたときのために、あなたは、ちゃんと実用的に備えていますか?」と、聞かれたような気がするのです。
私は、この聖路加病院で生まれているせいか、魂の深い所から、今日はぐ〜っと感じるものがあります。準備って、すぐにはできないこともあります。っていうか、準備に手間がかかる物事の方が多いような気がします。
私も、多くの日本人も、防災意識はあるし、防災の準備もゼロではないでしょうが、今一度、「ね、その防災準備は、十分だと思う?」と火星の違和感に問いかけてみる必要があるのかもしれないですね。火星手帳に書いた目標の英単語が多少遅れても、物事の優先順位を考えれば、そんなことは言っていられないです。
火星が蟹座のお部屋にいる間、掃除機に加えて、給湯器、IHクッキング、テレビ画面、電子レンジ、母のガラケーが次々と故障しました。手帳に残したその記録を読み直しつつ、今日は、防災と共に、火星手帳の目標の「実行順番」や「時間軸」を再検証してみるつもりです。
(おわり)