冥王星ー火星のアスペクトの影響、二年の季節図における共通点

みねんこです。

 

「火星冥王星コンジャンクションの意味 2020年春分図(これ重要)」

こちらは春分前に書いた記事。

 

2018年冬至から今まで、季節図の火星と冥王星のアスペクトが連続しています。

今回の夏至図では魚座火星と山羊座冥王星の60度。

 

また、2019年の春分、夏至、冬至では火星・冥王星に加えて土星もアスペクトしました。

 

なぜこういう連続が起きたかというと

・火星サイクル2019(火星逆行がない)は、火星の運行速度が一定だった

・太陽が3サイン進む間に、火星は2サイン進む関係を維持

・たまたまその度数に冥王星が長期滞在していた

から

 

いま、過去記事を読み返すと、山羊座の土星(ドミサイル)と火星(イグザルト)の配置を、世界を覆っているサプライチェーンの危機に連想させて書いています。

その時には、それまで機能していた経済の連鎖が切れる混乱をイメージしましたが、春分以降は、貧困の連鎖、税金の横流し、など、負の連鎖が前面に浮上しています。

 

低賃金や教育機会の損失から来る貧困の連鎖、ヘルスケアの問題に焦点が当たってきています。

もっとも早くに失業状態になり、それが最も長引くことから、生きるために何らかの犯罪をする可能性もあるでしょう。

 

肌の色により人種の優劣を判断するような差別ではなく、構造的な格差や優位性があることを感じます。

その人が貧困状態にあるために犯罪や暴力を引き起こす可能性を感じて恐れ、それを遠ざけ、抑えつけようとする。

何かを語る際に、肌の色の違いで犯罪確率を判断しているのは人々の思考回路です。

 

制度や経済競争の中で優位にあり業界各方面に影響力を持っている存在が、マスコミや芸能界など人々が日常的に目にする印象をコントロールできるような存在になると問題です。

 

社会階層に構造化されたものは土星的であり、これに人々が飲まれて、組み込まれてしまうとどうなるか。

土星はいま水瓶座に入りましたが、来月また山羊座に戻ります。水瓶座期間になにをどう整理するかを再点検する意味があると思います。

 

土星が水瓶座に再イングレスするのは12月、火星-冥王星の季節図の連続は2020年冬至図までです。

 

二年間のなかで、最後の2つ(2020年秋分図、冬至図)は大きな変化を含んでいます。

①山羊座の冥王星と、陰サインの火星によるアスペクト →最初からの7つ

②山羊座の冥王星と、牡羊座火星によるアスペクト →最後の2つ

 

つまり冥王星のエネルギーを受ける火星のタイプが変わるのです。

陰サインの強調から、活動サインの強調になります。

二年間の四季図を並べるとはっきり分かって面白いですよ。

▲二年間はサナギ状態だった?今がサナギ状態かもしれない

 

二年のシリーズだった火星と冥王星のアスペクトが終わる2020冬至図(そこからの3ヶ月)には、出口の兆しがあると考えるか、時間切れ宣告となると考えるか、今はまだ予測はつかないですね。

見守り中です。

 

毎日やれることを探す感じですね。

火星と冥王星はどちらも蠍座の支配星、共生もテーマです。粘り強くあきらめずにがんばりましょう。