未来を拓くために今やるべきこと2~土星サイクル最後の7年は深い根を持て~

 このところ以前書いたものを読み返している。
 色々と読んでいるうちに子供時代に書いた手紙のことを思い出した。当時、何に苦しんでいたかはすっかり忘れてしまったが、辛かった時期を越え、やっと迎えた穏やかな日々の中で筆を執ろうと思い立ったあの時のことはよく覚えている。

 『今、私は元気です。これからどんなことがあっても、私ならきっと乗り越えられる。だから思い出して!大丈夫頑張って!』

 たしかそんな内容だったと思う。
 10代の頃の私には、今の事態なんて想像出来なかっただろうけど。。

 しかし考えてみれば、私たち人間は天変地異や疫病が蔓延するたびに右往左往しているが、そもそも地球とはそういう惑星。地球46憶年史の中で人間が穏やかに暮らせている方が奇跡のようにも思える。地球やウィルスからから見れば、自然とアンマッチな生き方をしている人間の方がよっぽど不穏だし、宇宙から見てもわかるほど環境を破壊した生き物なんて地球史上いなかっただろう。

 でも、そんな人間だからこそ変わりゆく世界もきっと乗り越えていけるはず。今は不安に押し潰されてしまいそうだけれど、一人一人がこの奇跡のような人生を大切に生きて、これまでやったことのない手段でもなんでも使って、自分に出来ることを皆がやっていけばきっと。。

 今私に出来ることと言えば家に居ることぐらい。
必要な人に届くよう祈りつつ、2年前の記事を再編集しました。

 

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2017年12月に最後のターンであるMCを通過してから山羊座入りした土星は、これから山羊座から水瓶座、魚座へと8年かけて移動し、29年のサイクルを終わっていく。

今回のサイクルで注目したいのは、土星が魚座を通過し終わる2025年5月より少し前の3月に、公転周期165年の海王星も抜けていくこと。このことから、これからの数年は大きく時代が変わっていく激動期になるということが想定される。

 

歴史には詳しくないが、2025年から遡る事165年前といえば1860年代。ちょうど日本が江戸から明治時代へと切り替わる頃の激動の時代だったはず。
その数年前、海王星が魚座の13度あたり(天王星は牡牛座に滞在)で浦賀沖に黒船がやってきて人々を驚愕させたこと、それから社会がどんどんと変わっていったことに鑑みて、今回もビックリするようなことが起きると考えられる。

当時の人々も、まさか幕府がなくなるなんて想像もつかなかっただろうに。

 

そして今再び、2025年に海王星が新たなサイクルに入るということは、これから数年の間に私たちの度肝を抜くような何かがやってくるかもしれないと私は妄想している。

現代版黒船といえば宇宙船。。?

なんて面白がっているが、実際はかなりシビアな出来事だろう。
もしもこんな新世紀の黒船到来の時期をあえて選んで生まれてきたのだとしたら、私たちは物好きな魂ではあるが、そんな事はすっかり忘れて翻弄されまくるに違いない。

しかしなんにせよ、生きていかなければならない。
「これが私の人生だ」と腹を決めてラスボスと対決しないことには、これからの未来に次のステージへはいけないということだ。

さて、ここからが大切なところ。

MCからの7年は季節で言えば『冬』。月で言えば下弦から新月へ向かうところにあたる。

 

自然界で下弦から新月といえば、植物の樹液が下部の樹幹から地中深い根部へと集中していく時だと考えると、植物と共に地球で生きる私たちも『冬』の間は地中深くに根を這わせて、葉がカラカラに乾いてしまわないように水を循環させておかなければならない。

 

それはつまり、万が一この先、居場所を失うような事があっても、心の中にある自身の拠り所だけはしっかりと握りしめて守り、日々「このために生まれてきたんだ」と思える瞬間や物を大切に過ごしていくこと。

そして、変わりゆく情勢に柔軟に合わせながら、これからの時代に必要な技術を臨機応変に取り込み、新たな自分の居場所を作りだしていく心構えを持っておくことが大事。

 

もしも樹木のように冬の間に葉が全て落ちてしまったとしても、私たち人間も根にしっかりと樹液を巡らせていれば、春にはまた新芽がきっと顔を出し、新たな再生が出来るはずだ。

 

 

土星が最大限の力を発揮している今は、いつも以上に今までの結果が出てくる時で、これからの為に『今からつける力』だけでは到底使い物にならない。

 

もしも今「何とかしなければ!」と考えているのなら、『今まで培ってきた力』を見直し、自分の持つ『生き抜く力=免疫力』を強化する為に、今の自分を満足させることを一つでもいいから毎日の生活に取り入れてみて欲しい。結果としてそれが激動の時代に自分の心身を守り、人生に対する免疫力となり『未来を拓く』ことになるだろう。