火星水星コンジャンクション 純粋な行動力

みねんこです。

 

火星水星のコンジャンクション、2019年は3回ありますね!

蟹  22度 6/19

獅子 04度 8/9 水星R

乙女 10度 9/4(この時期は金星、月、太陽に連続してコンジャンクション!)

 

ちなみに2018年の火星は、大半の期間を山羊座&水瓶座の逆行に費やしたので、個人天体とのコンジャンクションはありませんでした。

2000年~2030年の火星水星コンジャンクションを一覧にしてみます。

日にちと度数は天文暦からザックリ拾いです。

同じ文字色はひとつの火星サイクル(約2年)中のシリーズを表します。逆行中の水星とのコンジャンクションを水星Rとしました。

 

2000年:双子10度 5/19、蟹14度 7/7水星R、獅子6度 8/10

2001年

2002年:獅子8度 7/26

2003年

2004年:獅子10度 7/11、乙女5度 8/18水星R、天秤2度 9/29

2005年

2006年:天秤5度 9/16

2007年

2008年:天秤13度 9/14、天秤22度 9/23水星D(Rの直前)、射手9度 11/29

2009年:山羊27度 1/27水星R、水瓶20度 3/2

2010年:射手17度 11/21、山羊4度 12/14水星R

2011年:水瓶28度 2/21、牡羊13度 4/19水星R、牡牛7度 5/21

2012年

2013年:魚4度 2/8、魚19度 2/26水星R、牡牛13度 5/8

2014年

2015年:牡牛16度 4/22、双子10度 5/27水星R、蟹14度 7/16

2016年

2017年:蟹18度 6/29、獅子29度 9/3水星R、乙女6度 9/16

2018年

2019年:蟹22度 6/19、獅子4度 8/9水星R、乙女10度 9/4

2020年

2021年:乙女13度 8/19、天秤16度 10/9水星R、蠍8度 11/10

2022年

2023年:蠍12度 10/29、射手24度 12/28水星R

2024年:山羊17度 1/27

2025年:蠍20度 10/20

2026年:山羊25度 1/17、魚15度 3/15水星R、牡羊8度 4/20

2027年

2028年:水瓶5度 1/10、水瓶19度 1/27水星R、牡羊14度 4/8

2029年

2030年:牡羊20度 3/26、牡牛7度 4/18水星R、双子21度 6/19

 

火星は2年周期なので、太陽とのコンジャンクションはおよそ2年おきの間隔ですが、太陽周辺を運行しながら頻繁に逆行する水星とのコンジャンクションは、ある年とない年に分かれます。

頻繁にトリッキーな逆行をする水星と、予測のつきにくい動き方(ある時はひとつのサインに半年近くとどまる)をする火星の取り合わせらしいなぁと。

 

2011年~2023年は一年おきになっていますね。

また色表示を比べてみると、火星1サイクル中のコンジャンクション回数は3回が標準ですが、1回(下線付き)、4回、5回もあり様々。

ザックリとした傾向としては、前半(個人)サインでのコンジャンクションはサイクル当たり3回で一年おきになっていて、後半(社会)サインで起きるときは4年連続になっているようです。

 

火星には17年(または15年)という周期もあります。これは地球に大接近する周期です。

中心の太陽から見て同じ側を両天体が運行するタイミングで、昨年夏が大接近でした。

火星が地球に大接近するサイクル前後の数年間は、個人サイン・一年おきのコンジャンクションとなっています。

 

先日の伝統占星術入門講座で、アラビア人たちが考案し予測に活用していた「アラビックパーツ(ロット)」の幾つかについての説明がありました。有名なロットは太陽と月の度数から計算するパートオブフォーチュンです。

水星と火星の組合せで計算するロットは「行動」を表し、その人の特徴となるスキルや技術力、サバイバルする力やそこで発揮する能力、人生のある時期において駆使する能力などの意味が与えられていました。

 

火星は凶星です!凶の意味するところを解説されて納得です!

その場で与えられた難題に立ち向かう知力の発揮。

火星自体に行動力や武器のイメージがありますが、柔軟な知力や応用力の水星との組合せには、明晰な判断力や効果の明らかな技能がピッタリときます。

月や金星の迷いや思惑に左右されない純粋な知性と行動力の融合。

 

たとえばのイメージですが、個人サインでコンジャンクションが起きる期間は個人の火種となる意図や意欲を掘り起こすことに火星がフォーカスし、社会サインで起きる時期には個人活力を外に打ち出し影響を与え合うエネルギーとなるのではないか。

 

内側のものを外に出して表す。外にあるものを力として獲得する。

内外の融合を促す天体と考えると、本質の太陽(可能性の塊)をボーっとしたままにしないで駆動するのが火星だろうなと。

であるから、太陽や火星の勢いが弱い場合は自分の行為に対して「使役状態」の意識になりやすく、自分の充足が叶わないぶん、誰かの喜びのためにやっている(だから自分にとっても喜ばしい)というすり替えが起こりやすいのかも。

 

公転が周期2年と短いから火星を個人天体と考えるか、太陽の外側に軌道を持つから社会天体と考えるか。

火星はどちらでしょうか。

 

火星サイクルワークでいろいろな人の体験や感じ方のシェアに触れ、わたしの中の火星イメージができてきました。

個人の熱を掘り起こす天体であり、それを社会貢献の領域にまで伸ばしていく天体ではないかと思います。

自発と自立と健やかさの探求であり、他者が決めた仕組みに縛られない自由なあり方を試みる天体。

 

今年2019年は個人サインで3回のコンジャンクション、蟹座、獅子座、乙女座は個人のニーズや感性を形にしていくのにピッタリ。

前回サイクル2017年と同じサイン内で起こるので、同じテーマ探査が続いていたり、その打ち出し方の改良を試みたりするのかな。

今年の「行動」コンジャンクションのイメージをアクティベートしてみよう。