まだ朝晩が寒かった頃、北海道の林道で行方不明になった小学生の男の子、無事でホントによかったですね!
って、ちょっと遅い?
時は流れ、あっという間に暑くなりましたが、あれからずっと『しつけ』という言葉が頭から離れず考え続けていました。
あの騒動は色々騒がれ、誰かが匿っていたのではないか?とまで噂されましたが、真偽は当事者にしかわかりません。
それよりもあの騒動の時期、天では星々がグランドクロスというインパクトのある配置を形作っていたこと、このニュースが日本中だけでなく世界にも配信され、多くの人々の心をとらえたということが実に興味深い。
教育や学び、人の成長に関連の深い、双子座、乙女座、射手座、魚座の4サインと、太陽、土星、木星、海王星の私たちの社会化を促す力を持つ天体が絡んだグランドクロスの時期に、小学生の『しつけ』がキーワードとなったニュースに私たちは釘付けになりました。少年の無事を祈った6日間、大人達は『しつけ』について考え、多くの親子が特別に語りあう機会を持ったのではないでしょうか。
当時の柔軟宮のグランドクロス、そして現在も、乙女座にいる木星、射手座の土星、魚座の海王星といえば、ちょうど人間の精神や魂の成長を司る星々と、その妙なる配置。
大人も子供も人として成長していくには、どんな状況であれ、勢いや、情動に流されず行動の制御が出来るよう、踏みとどまる忍耐力が大切。
何事も過剰にやり過ぎることのないよう我慢すること、感情をコントロールし冷静に状況判断をする必要性、まず自身の内省をしなければならないことを改めて実感した人もいるかもしれませんね。
たとえ、いい加減な態度を改めさせるための行為であっても、やり過ぎてはいけない、なんて事もね。
今しばらく魚座が海王星に居続ける間は、人としての成熟を促そうとする大きな力が、時には人々の想像を超えた出来事すら起こすかもしれません。
受け取るメッセージは人それぞれですが、どんな出来事にも大切な意味が込められていると私は心から思います。
それにしても今年前半は、しつけ騒動だけでなく、不倫にドラッグと『踏みとどまる事が出来なかった』人々のニュースでどれだけ世間が騒いだことか。
さて現在、太陽は蟹座を運行中。
やっと順行になりましたが火星はまだ蠍座、いつにも増して、誰がどうしたこうしたと、陰口、噂話などの攻撃を受けたり、見聞きする機会があった方もいるのでは?
幼い頃は、大人は何でも出来て知っている、道徳的倫理観もあり、心身共にしっかりしていると盲目的に思っていましたが、いじめや陰口、お友達グループに入れてもらえないといった子ども達が悩み苦しんでいるような出来事、これは、日常茶飯事的に大人の世界でも同様に起きており、時には正義の為、大切な仲間や自身の心を守る為、という大義の名のもとで行われることもあります。
人は仲間意識、同族意識、そして自身の心や自尊心を守るために相手を攻撃したり、仲間を見つけて思いを共有しあい、共振出来ないものは排除したりもします。
善悪、正誤、美醜と様々な価値基準は経験によって異なり、何が正しいかはとても難しく、よくわからない。
そんなあいまいな私たちが、人を導こうと『しつけ』をしている。
いやはや…
『しつけ』ってなんでしょうね?
『躾』という漢字の『身の美しさ』を金星と考えてみると、金星には私たちの内側を司る牡牛座と、表側を司る天秤座の2つの側面があります。
12サインの成長の段階、牡羊座→牡牛座→双子座→蟹座→獅子座→乙女座→天秤座→蠍座→射手座→山羊座→水瓶座→魚座で表されるように、まずは牡牛座の金星が先。
牡牛座で自身の内面をしっかりと培い、双子座、蟹座、獅子座、乙女座を通過し、自身の内面の豊かさや心を満たしていってから、天秤座でいうところの、人との関係を意識した外見の美しさや、スマートな所作、コミュニケーション力、これらを磨き、身につけていくわけです。
そして、金星が安定するには火星との調和も大切。
この火星にも、おひつじ座の火星の『自身の生きる力』と、蠍座の火星の『人と生きる力』の2つの側面があります。
こちらも、成長の順番はおひつじ座『自身の生きる力』の内面が先。
人に意識を向けていく前に、自身の内面の力を鍛えていく必要があるのです。
つまり、外見だけ取り繕って美しくしていても、『身の美しさ』とはならない。
『身の美しさ』は、内と外、心と行動の調和がとれて、初めて完成となるわけです。
『躾』とは、私たちが人や社会と関わる為の、調和のとれた『人としての美しさ』を身に付けていく事。
そして、社会=人間の集合体と関わっていく為に、必要なルールやモラルを学び、実際に社会で行動できるように『人と生きる力』を身体に落とし込んでいくこと。
これらが『躾』と考えてみると、子育てだけでなく、兄弟姉妹や家族、後輩、部下、それにパートナーや自分自身を育てる事だって『躾』なんですよね。
誰かの成長を助けようとする人、自身が成長しようとする人、すべての人がどうしたら良いのかと迷ったり悩んだりした時には『躾』という言葉の持つ意味を今一度考えてみると、よいのではないかと思うのです。
さてさて、話を戻しましょう。
今回の『しつけ』騒動の男の子は8才でしたが、この年頃から9才前後は、『9才の壁』と言われる難しい時期で、ギャングエイジと呼ばれることもあるそうですね。
小学生の子どもがいるママ達は、小学校3、4年生ぐらいにもなると、なかなか手ごわいと口を揃えて言います。
そうでしょうね。
言ったって聞かない、ほっとけば良いかといえばそうもうかない、難しい年頃の子ども達への『しつけ』どうしたもんだか…
悩める母達のため息を聞く度に、どうしたら親子共に気持ちよく健やかに成長できるのか?と、ずっと考えていましたが、とにかく親の言う事を聞かなかった私が、『しつけ』について考えるようになるなんてね。
昔の記憶を思い返すと、人を育てる事がなま易しい訳がないとも思う。
私の母はさぞや大変だった事でしょう…
さて、どうしたら良いのでしょう?
長くなりそうなので後編へ
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