赤ペン12サイン占い 2022 乙女座

12星座占い 8/23~9/22 — nicoの赤ペン添削付き

 

心理占星術家nicoが主宰するニコラボメンバーによる12サイン占い。

個性あふれる12人の占星術家が語る各星座の星宙予報を、nicoが心理占星術をベースに赤ペン添削!

目次

牡羊座 牡牛座 双子座 蟹 座 獅子座 乙女座 天秤座 蠍 座 射手座 山羊座 水瓶座 魚 座

牡羊座

牡羊座のあなたにとって乙女座の季節は、何だか苦手なしっくりこない時期かもしれません。自発性を大切にしたい人が、人との関係性の中で自らをしつけられていくのを求めるのは、受け入れ難いでもここから先は今まで通りでは進みにくく、不安を感じやすくなるので、この一ヶ月は意識的に工夫して欲しいのです。出来事や誰かの言葉で「あなたのここが出来ていません」と指摘されたら、言ってくれる人の貴重さや、その体験を糧として一段と成長して行く時なのです。今より少しでもより良い自分へむけて、可能な改善やメンテナンスに真摯に取り組み、自分へ丹念に働きかけてみる。時間をかけた分だけの手堅さで自分への信頼を深め、周囲からお呼びがかかるだけのスキルや知性を磨きましょう。周囲と上手く調和するほど、ここからの物事は進みます。自分にウソなくしなやかに、応えられる自分としての喜びの分量を日々の中で増やしていきましょう。

紅谷柘榴(太陽:山羊座 月:射手座)

 

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牡牛座

以前、牛の反芻と牡牛座の関係をお話ししました。咀嚼を繰り返すことで牡牛座は違和感と対峙し、それを取り除けた時に次へと歩みを進めるといった趣旨でした。そこに今回1つ付け加えたいと思います。牛の胃は微生物により酸性に傾きやすくなっているのですが、反芻を繰り返す(自分の口に食べ物戻す)ことで唾液のアルカリ性により中和し、胃の中のpH環境を適正に保っています。彼らは自分で自分の環境を整え、常にあるべき状態においているのです。

例えば、誰が訪ねてきても良いように玄関を日々サッと掃いておく。すると下駄箱の奥に、自分には合わないがなんとなくしまい込んでいた靴に気がつく。今の自分にとっての要不要の感覚がふと感じられ、サヨナラを決断するかもしれない。そんな私の感じるちょっと快適な状態づくり、を脇目も振らずやってみませんか?

ひかり(太陽:魚座 月:双子座)

 

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双子座

今期の双子座さんにオススメしたい「だ・わ・へ・し」これは整理収納アドバイザー井田典子さんが提唱されていた片付けのメソッド「出す、分ける、減らす、しまう」のことなのですが。まずは家の中ではなく、頭の中のだわへしをしてみるのはどうでしょう。自分には何があるのか、一つ残らず書き出し”て、カテゴリー毎に分ける。そして今の自分に合わなくなったものや要らなくなったものを潔く減らしたら、必要なものを臨機応変に取り出して使えるようにしまいます。この一連の作業をすることで「私の守りたい世界」が明らかになれば大成功。またスペースが生まれることで、そこに新しい何かが入ってくるといわれますが、それは頭の中も同じこと。風通しが良くなり、新たな情報や知識を取り込んで選択肢が増すことは、これからの可能性を広げることに繋がります。合言葉は「だわへし」早速始めたくて、うずうずしてきたのではないでしょうか?

まや(太陽:蠍座 月:水瓶座)

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蟹座

評価され、前進しているという実感に日々充実感を持って過ごしていても、ふと不安がよぎる。心地よいはずの会話に突然耳を塞ぎたくなったり、人の態度が不満で苛立ってしまうこともあるだろう。そんな時は他人を責める気持ちになるけれど、他人の反応に一喜一憂せずにいられない自分にこそ問題があるのだろうと、どこかで気づいているはず。この1ヶ月は、だれよりも自分に対して誠実になってみよう。理想には及ばなくても、正直な「これが自分にできること」を提供しよう。力不足を感じたなら「できるようになりたい」と素直に認めて、改めてスタートを切ればいい。9/5頃からは「自分の力を洗練させるためには、いまなににどうやって取り組めばいいのか」という視野が開ける時期。がむしゃらに努力したくなる時だからこそ、自分を卑下しないように注意して。価値を低めて見せることも、やり過ぎるうちに、わかっていたはずの等身大の自分を見失ってしまう。

うか子(太陽:蠍座 月:双子座)

 

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獅子座

この時期は、心の奥深くに抱えている自信のなさを、事あるごとに意識しがちになる。どういうわけか周囲と比べてしまい、自分が志していることよりも、他者が目指していることのほうが素晴らしいように思えてしまう。今まではそんな思いを無意識に抑え込んでいたのだろう。気づかないうちに溜まっていたものが、ここにきて一気に噴き出してきたようだ。いったん自分の中心に立ち返ろう。思うように理想が想い描けないなら気分転換から始めてみるといい。少し無理をしていたと思うのであれば、しっかり心身を労わろう。身体が心地のいい状態になることで、心も頭も自由に動き始める。新しいことに興味が湧いてくるかもしれない。今持ち合わせているものをより良くしたくなるかもしれない。すべて思いのままにしていくといい。世の中に絶対の正解はない。「これがきっと誰かの役に立つ、助けになるんだ」と心から信じることができれば、もう迷うことはないはずだ。

苑宮 泉(太陽:天秤座 月:天秤座)


 

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乙女座

決断や行動のときに火星から力強いサポートがあり、乙女座の生きる実感が高まる時期。自分自身に正直に、貪欲に生きることをぜひ目指してほしい配置です。反面で、すべてを当たり前で変化に乏しい現実と考える場合は要注意、バイタリティの薄まりからスランプ意識が前面に出やすくなります。まずは気を楽にして過ごしましょう。義務感や対抗意識より、自分の欲求に従った行動のほうが、乗り越えてやろう! というバイタリティが自然に出て長続きします。欲求に従って、事を始める緊張とセットで、手応え一つ一つについてくる「あたり」獲得の喜びや快感も味わえます。

多少の失敗をプラス実感が埋め合わせ、トータルでなんとか続けていけそうな気がすれば、バイタリティ誕生のしるし。長期では月まで続く社会運気もあり、身に付けた知識や習慣をもとに、自分や居場所の価値を高めるには何が必要か、制約にとらわれない複数ルートを思い描くのによい時期です。

みねんこ(太陽:天秤座 月:蠍座)「ものごとのなかば」

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天秤座

「光と闇に対する捉え方には誤解が多い。我々が元々”光”と呼ぶものは、可視光線を含む電磁波の周波数帯域であり、それは宇宙に存在すると考えられる全てのうち僅か 0.005%で、圧倒的多数が”暗黒物質”である。”暗黒”と言うが、人間の肉体や技術では”解読できない”周波数帯で、実際に暗い()のではない」という記事を読みました。「人間は小宇宙であり、私たちの中にも光と闇が包括されている。どちらが良いも悪いもない。闇は、まだ顕在化する前の無限のバージョンの「現実」が存在する周波数帯であり、その中から思考(周波数)が解読して生まれた光は、個々の見る現実というホログラムに投影される」と。...小難しい話ですみません。要は思考が引き寄せて映す番組があなたの現実ということで、見たい番組はチャンネル:思考パターン、常識や価値観を変えれば自在に変えられます。もし現実を変えたいなら、現実に向かって良いとか悪いとか言うだけでは番組は変わりませんので、あなたの合わせているチャンネルの見直しをお勧めします。

みな笑み(太陽:魚座 月:牡羊座)

 

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蠍座

近年、フルーツ大福が人気です。切り分けるとキウイ、みかん、いちごが宝石のように現れる姿に目を奪われます。今でこそ馴染んでますが、老舗が新しいものを打ち出す際には「伝統的価値が損われないか」という懸念があったと思います。蠍座さんはこの感覚がわかるのではないでしょうか。自分史のなかで大切にしてきた価値観があれば、うわべだけで流行に乗るのは興醒めなはずです。ただ今月は、自分のやり方を変化させる依頼が飛び込んできそうなのです。はじめは興味の湧かない案件かもしれませんが、よくよくお話を聞いてみると「ここは自分が目指していることにリンクする!」なんて発見があり、一線引いていた観念が取り払われるかもしれません。乗るか反るかで「乗る」を選んだのなら、あなたのアイディアを惜しみなく提供してみてください。それが相手との信頼関係を強めますし、互いの苦手を補いながら進めるはずです。美味しいコラボになりますように!

みつやま(太陽:射手座 月:蟹座)「nuihour」

 

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射手座

「人生を幸福にするためには、日常の瑣事を愛さなければならぬ」というのは芥川龍之介の名言だそうです。瑣事というのは些細なことという意味。彼の人生を知ると実践できたのかどうかは、いささか疑問を持ちますが、名言と言われるだけの真実味のある言葉なのでしょう。前のめり気味で、先を見がちな射手座さんですが、素敵なことも不快なことも含め、日々の小さな物事にもより目を向けてみてはいかがでしょうか。また、創作に関してよく言われる言葉で「神は細部に宿る」というのがありますね。小さな事実を積み重ねることで、神に近づけるということもあるのだと思います。人によって神はそれぞれで、八百万の神やさまざまな宗教、”推し“が神という方もいらっしゃるでしょう。そういうことは置いといて、このおとめ座期は、ぜひ自身の生活を取り巻く物事に向き合い、今まで見落としていたかもしれない良いものを探す期間にしてほしいなと思います。

はるさめ(太陽:魚座 月:蠍座)

 

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山羊座

生物学の理論に「赤の女王仮説」というのがある。ルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」で「その場にとどまるためには全力で走り続けなければならない」という赤の女王の言葉に因み「生物は生き残るためには常に環境の変化に対応し進化し続けなければならない」という仮説。ビジネスと関連づけて引用されることも多いが、山羊座さんにとっても周囲の状況を見極めて自身のアップデートを図れるかどうかが重要な時期となりそうだ。存在の価値や本質的な価値を今後も長く守り続けていくためには、既存のパターンを壊して新しい行動様式を獲得するなど柔軟に変化することが必要だ。また「鏡の国のアリス」では白の女王がアリスに「あり得ないことを信じるお稽古」について話す場面もある。自分にとっての「当たり前」を疑ったり、普段ならあり得ないと思うことでも「ある」と信じてやってみる。それは未来のためにあなたの伸び代を広げておくことになる。あり得ないことを楽しもうとした時にこそ進化は始まるのかもしれない。

TOMOKO(太陽:獅子座 月:魚座)

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水瓶座

作家のロマン・ロランは『平和は社会組織の変革なしには真実なものとなり得ない。また安定したものとなり得ない。革命によって平和を。』と書いた。ただ願うだけでなく、今あるものを手放す勇気や行動が必要なのだと。変革とは根本から新しくすること。今まで信じられた平和の有難みとその限界から目をそらさず、考え方そのものを変える必要がある。この先に通用する組織とは、それを持続させるシステムとは、何が必要で、誰と作り上げるのか。この時期は既存の幸せ像から離れて、今のあなたが本心から望むものを明確に想像してみよう。時代に変えられてきた価値観や環境や年齢による変化も含め、これが楽しい心地よいという個人的感覚も大切にして。そしてそれをカタチにするためのプロセスや必要な力、技術も具体的に考えよう。自分が目指す世界のためにどんなアクションが起こせるのか、そろそろ主体的に動くことを意識して、自分の内側の整理と準備を進めていこう。

ヤエ(太陽:獅子座 月:魚座)

 

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魚 座

知らず知らずのうちに人に対する印象やエピソードをなぞって人間を「キャラ化」して捉えている部分が、誰にも少なからずある。「お母さんは口うるさい」とか、「あの子は飽っぽい」とか「仕切り屋」「お調子者」…など毎回そうでなくても、一度固定化したイメージで人をジャッジしてしまいがちになる。なぜならその方が楽だから。もし今自分に身についている「キャラ」が合わないと思うなら今期を脱皮するよい機会にしたい。「キャラ」を手放し、今のこの一瞬を「一発勝負のガチ」で真剣に向き合うのでとても大変だし、神経を使うし、一貫性を伴わないかもしれない。しかし「取説」通りではない自分の言葉で今の私の「こう思う」を小出しにでも相手に伝えることが出来たら、きっと相手の見方も変わってゆく。相手の思う自分を演じず、自分をすり減らさないよう過ごすことができれば、「今の私」という「新しいキャラ」を手に入れることができるだろう。

千花(太陽:牡羊座 月:山羊座)

 

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nico の総評

皆さん、今月もおつかれさまでした! ズバッと確信にふれる、切れ味のいい、さわやかなテキストが並びました。読んでいてとても楽しかった!

今回、やや残念だったのは、誰にでも当てはまりそうな内容だったのがやや気になりました。もう少しそのサインが持つ意味、心理などに触れて、12サイン分をかき分けるようにしないと、あまり勉強にはならないかもしれません。次回は、各サインの心理にアプローチすること。それをぜひ意識して書いてみてください。