赤ペン12サイン占い 2022 蠍座

12星座占い 10/23~11/21 — nicoの赤ペン添削付き

 

心理占星術家nicoが主宰するニコラボメンバーによる12サイン占い。

個性あふれる12人の占星術家が語る各星座の星宙予報を、nicoが心理占星術をベースに赤ペン添削!

目次

牡羊座 牡牛座 双子座 蟹 座 獅子座 乙女座 天秤座 蠍 座 射手座 山羊座 水瓶座 魚 座

牡羊座

ズズズーっと、どろんこの中に沈むことが何よりも好きな「どろんここぶた」の絵本をご存知ですか? 何も知らない飼主さんがどろんこを掃除機で吸い込んでしまい、怒ったこぶたは家を飛び出しどろんこを求めて冒険に出ます。ですがやっとの思いで見つけたどろんこは柔らかいコンクリート…大変な目に遭ったけど、結果的にこぶたの「好き」を飼主さんにわかってもらえて良かったね! というお話。誰かにとっては無価値だと思えるものも、自分にとっては価値あるものであること。またその逆も然り。価値観の違いを共有することは良い関係を築く上で大切なこと。ということで、自分のことは後回しにして「良い人」になってしまいがちな牡羊座さんに挑戦して欲しいこと。それは秘かに温めてきた自分の好きなことをできるだけ多くの人に伝えてみること。どろんここぶたのように自分を強く押し出すことで、良い人でいるだけでは出会えない自分に出会えるかもしれません。

まや(太陽:蠍座 月:水瓶座)

 

▲目次へ戻る

牡牛座

「推し活」ってありますよね。“推し”という自身が愛好する芸能人などの応援のための作品購入やライブ・イベント参戦、グッズ購入、周囲に“推し”の魅力を伝える布教活動などが主な活動ですが、“推し”をもっと感じたいと聖地巡礼をしたり、ファン同士交流をすることで行動範囲が広がる楽しみもあるとのこと。憧れの人の魅力を追いかけることで広がる世界があるようですね。どちらかというと“推し”に恋するような気持ちの華やぎが「推し活」の最大のメリットかなと思います。変化を好まない方が多いおうし座さんに、このさそり座期は夢中になることで生活の変化や成長を得られる機会としての「推し活」の導入を推奨します。恋する乙女の気分が味わえるかもしれませんし、深い沼に落ちればファムファタルに振り回される男性の気持ちが理解できたり、新しい自分に出会うきっかけなるかもしれません。まだ活動されてない方は一度検討してみてはいかがでしょうか。

はるさめ(太陽:魚座 月:蠍座)

 

▲目次へ戻る

双子座

この時期は、自分のことを差し置いてでも人の手助けをしたいという思いに駆られやすくなる。その際、つい物事の表面だけに意識が向き、具体的に手を差し伸べることだけが優しさだと思うかもしれない。はたしてそれは本当だろうか。蠍座期は、もう少し踏み込んだところまで視野に入れてみるといいだろう。助けを必要としている相手を冷静に観察してみると、ただそばにいることや、話に耳を傾けることだけで十分だという場合もある。その人の置かれている状況によって、必要なものはさまざまだということがわかるはずだ。相手の可能性を信じ、成長を願うのであれば、手を差し出さず、ただ見守ることが本当の思いやりになることもあるだろう。だからといって深く考え込む必要はない。もし誰かが目の前で困っているようなら、直感を信じてその人にとって最善だと思う選択をすればいい。閃きのまま流れに乗って動けるぐらいの身軽さで、周囲のニーズに応えていこう。

苑宮 泉(太陽:天秤座 月:天秤座)

▲目次へ戻る

蟹座

『高く飛ぶためには思いっきり低くかがむ必要がある』これは「人工多能性幹細胞の作製」に世界で初めて成功し、ノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥氏の言葉。蠍座期とはまさしく「思いっきり低くかがむ時」。であるなら、あなたも私も低く思えるものを拒まず受け入れ、飛躍を目指そう。こう書いている私だが「ノーベル賞を目指している訳でもないし、今の心地よいところに浸っていればいいや…」なんて思いが湧きあがる。筋トレのスクワットを思い浮かべては、屈むなんていう辛いことはまっぴらごめん…と苦虫を噛み潰したような表情をしたりする。しかし自分の世界を文化を少しでも新たなものへと変えていかねば筋肉は萎縮し、視界は濁り、足元は澱み物事はついぞ停滞してしまうのだろう。屈んで身動きがとれなければ誰かに手を借りればいいし、低きを味わい尽くしたなら這い上がれずにいる人に手を差し伸べてもいい。そんなこんなで自分なりの高く飛びゆく準備を行ってゆこう。

ひかり(太陽:魚座 月:双子座)

▲目次へ戻る

獅子座

「私のいちばんの弱点は不安感よ。124時間、週7日、常に不安に悩まされているわ」

これはマドンナの言葉。クイーン・オブ・ポップの繊細な一面に、あなたは共感を覚えるんじゃないだろうか。いつもベストでいられるわけじゃない。思うようにパフォーマンスを発揮できなかったとき、自分がとても小さい存在に感じてしまう。いつ顔を出すかわからない、ちっぽけな自分を抱えて生きること。それが獅子座の持つ不安なのかもしれない。だが、この時期はそんな「ちっぽけな自分」に向き合うことが大切になってくるだろう。不安や弱さが湧き出てきたら無理に蓋をせず、自分の一部として捉え直すことを意識しながら過ごして欲しい。楽しい作業とは言い難いが、弱っている時に描いた理想は確かな道標になるだろう。「ちっぽけな自分を変えたい」という明確な理由があるからだ。マドンナは不安に悩む一方で、恐怖心を克服することが自分の仕事だとも言った。痛みと共に生きていく覚悟が、あなたのパフォーマンスを洗練させていくのだ。

rocco(太陽:牡羊座 月:双子座)


▲目次へ戻る

乙女座

夕焼け空が美しい季節になってきました。夕方に子供達の帰宅を促す夕焼けチャイムの定番曲「遠き山に日は落ちて(家路)」はチェコの作曲家ドヴォルザークの交響曲第番「新世界より」が原曲となっています。仕事でアメリカに渡ったドヴォルザークは彼にとっての新世界(アメリカ)の黒人音楽が故郷のボヘミアを彷彿させたことに刺激を受けてこの曲を書いたと言われています。今期の乙女座さんもあなたにとって不案内な場所や新しい分野で受ける様々な刺激が自分の原風景を喚起させてくれることになりそうです。まるで異邦人になったようで勝手がわからず不安になったり、いつものやり方が通用せずイライラしたりすることもあるかもしれませんが、未知のものに触れ、受け入れることで忘れていた大切な何かにハッと気付くような体験が起こりそうです。自分の可能性を狭めているのは案外他人ではなく自分自身だったりするものです。この秋は思い切って「新世界」へ飛び込んでみてはいかがでしょう。

TOMOKO(太陽:獅子座 月:魚座)

▲目次へ戻る

天秤座

新しいスタート地点に立ったあなた。周りには魅力的な人、個性的な人が沢山いて、「私がここに居る意味はあるの? 私の魅力って何?」とわからなくなるかもしれません。そんな時は自分の内側に深く潜って自分を見つめ直してみて。あなたが大切にしている物は何? これがあれば大丈夫と思えるものは?自分の深い深い奥底に、自分でもまだ気付いていない宝物が潜んでいるかもしれません。それをしっかりと握りしめ、再浮上したあなたは本来のバランスを取り戻し、周りにあるものを秤にかけて必要なものを軽やかに取り込んでいく。ここで普段は不要と受け取らないものも受け取ってみて欲しい。そうすれば変化した新しい自分、これが私の魅力だと実感し前に進んでいくことが出来るでしょう。

YUKKO (太陽:牡羊座 月:獅子座)

 

▲目次へ戻る

蠍座

フランスの哲学者のブルデューは著書『ディスタンクシオン』の中で、「趣味とは闘争」だと語っている。趣味なんて自分の好きなものをやっているだけで闘争なんて戦いをやっているつもりはないかもしれないが、「好き」を極めてゆくとその裏には絶対に「これが嫌い・許せない」という裏付けがあるはず。蠍座は水のエレメントの星座なので、そんな風に好きなものを囲い込む代わりに、他を排除する傾向もあるのではないだろうか? しかし本来の蠍座はそれだけでなく8H・冥王星的な振る舞いが身につけることで成熟してゆく。今月ひとつ歳を重ねるあなたには、自分の所属するコミュニティや「好き」を大切にする事と共に、相反するコミュニティや価値観を受け入れる事を意識的に行って欲しい。他人の価値を否定しても自分の価値は上がらないし、逆に他の価値観を受け入れても、自分の好きは減らないし、価値も損なわれない。むしろその柔軟さが自分の人生を彩り、豊かにしてゆくのだから。

千花(太陽:牡羊座 月:山羊座)

 

▲目次へ戻る

射手座

理想を描き、計画を立てるワクワク感は射手座に生きる力を与えますが、同時に金・時間・体力の有限さや不自由さも感じます。もしも夢見を忘れがちなら、11/8の月食は過去から多くを学べる強力なセルフメンテナンスの星回りです。夢の途中で何故か情熱がしぼんだ経験はないですか。誰かの成功に気をそがれてモチベーションが薄まったり、夢そのものに価値がなかったと感じたりするなら要注意。なぜなら楽観的なはずの射手座が意外に深い部分で諦めを持つことがあるからです。もっと上手くできるのにという自己過信やナイーブさが、似たような危機を招く原因である可能性もあり。自分をさらけ出すのが怖く、保身のために本当の夢の周辺部分をグルグル回っているなら情熱も途切れるわけです。この時期、弱さや脆さを知るために負の体験を振り返ることに時間をかけても大丈夫。次の冒険のイントロダクションだと考えれば何の問題もないし、むしろ力になるはずです。

みねんこ(太陽:天秤座 月:蠍座)「ものごとのなかば」

▲目次へ戻る

山羊座

「島唄」がリリースされて30年。作詞作曲に歌も歌う宮沢和史は山梨出身の自分がこの曲を発表する事はタブーを犯しているのではないかと葛藤したそうだ。実際受け入れてくれる人も多くいたが激しく批判する人もいた。それでも発表をしたのは沖縄の人々の思いと音楽のすばらしさを伝えたいと思ったから。彼は拒否反応を受けても長く歌っていけば、わかり合えるんじゃないかなと考えたそうだ。そして、それだけ沖縄が好きなんです。ただの使命感だけでは、30年も通わないですよ。と言う。この一ヶ月、アナタも自分にとっての島唄のようなものについて考えてみて欲しい。出身や性別など、どうにもできないことを乗り越えてでも関わりたいと思う人、そして時間をかけてでも向き合う覚悟の出来ること。それでも好きだからと批判をも受け入れる強い思い。好きに突き動かされた先に見える希望みたいなものが見つかればアナタはそこを目指し、人生を豊かに広げていけるだろう。

ヤエ(太陽:獅子座 月:魚座)

▲目次へ戻る

水瓶座

「自分と向き合おう」みたいなスローガンに出くわして、困惑したことはないだろうか。鏡でも覗かないと自分と向き合うなんてことはできず、そもそも鏡に映った像が「自分」だと言えるのかどうかも疑問だ。実際のところ、自分と向き合う方法とは「いつも忙しなく通り過ぎている道をゆっくり歩いてみる」くらいのことなのだ。スピードが落ちた分だけ景色がはっきりと目に入るだろう。すると、「気になるもの」が目につく。その「気になるもの」こそきっと、いまあなたが意識を向けるべきもの。「なぜ気になるのか」を突き詰めると、胸が締めつけられたり、気が塞ぐような過去にたどり着くかもしれない。それは、その過去に蓋をするのをやめて、新しい折り合いの付け方を考え始める時が来たというしるし。不完全燃焼のまま心を煩わせ続けるのは時間と気力の無駄遣いだ。平気なふりはやめよう。もう一度本気で取り組むのか、完全に終わりにするのか、心を決めよう。

うか子(太陽:蠍座 月:双子座)

 

▲目次へ戻る

魚 座

ここからのひと月意識して欲しいのは、犠牲や献身に走り過ぎないこと。やり過ぎて疲れ過ぎて、自分を見失わないように、自分の限界を再考して欲しい。何故それをやるのか? 誰かの為になればそれで嬉しいだけではなく、ここからはそれをやるあなたの気持ちの充実が大切。魚座のあなたはもう十分に受け止めてきたのでは? 忙し過ぎた、頑張り過ぎたなら、これまで築いてきた人との繋がりに委ねよう。ペース配分を間違えていたなら、自分を支えるペースやバランスを見直そう。その上で今は勝負に出て行く時です。挑むことで苦労しても経験値を上げること。ここでの体験が失敗も込みで、今のあなた自身の切実なテーマであるはず。自分の中で迷い苦しんでも自分らしくないものは、もう置いていく。結果はどうでもいい、心を込めて情熱的に自分の力を高めてみるとか、本当に自分が求めている毎日に向けて主張して、宣言して、選びとって極めていく意識を持って進もう!

紅谷柘榴(太陽:山羊座 月:射手座)

 

▲目次へ戻る

nico の総評

今回は蠍座ということ、また火星逆行や月食などの天文現象もあり、皆さんのテキストは内向きの活動――立ち止まって自分を見つめ直そうといった内容が多かったように思いました。耳の痛い話を、それぞれのサインの心理や状況に合わせて書いてくれていて、それぞれに読み応えのあるものでした。心理占星術ならではの、テキストを担当している皆さんもまた、自分の「負」の部分と向き合う期間となるのでしょうか。暗さを乗り越えた先に、どんな未来が待っているのか。射手座期も楽しみにしています!

 

 

講座のお知らせ +:-:+:-:+:-:

 

11/14(月)スタート!
リクエストにお応えし
待望の平日夜クラスが開講決定

 

これまでいくつもの占星術講座を受けてきましたが、星の意味など、どこの講座でもほとんど同じで星座や惑星の解釈が単調な感じだったのですが、今回、nicoさんの講義で陰陽の説明も加わって読み方の幅が広がることに感激しました。

普通の占星術の講座では、何度も何度も基礎を学び、その繰り返しが大切だと言われてきましたが、基礎~プロ講座まで受講し終えても、「この読み方で大丈夫なのかな?」としっくりこない感じと不安ばかりで、最近はずっと行き止まりのような閉塞感を感じていました。

でもこちらの心理占星術を受講して、久々に「占星術ってこんなに面白かったんだ!」と思えました。心理占星術と出会い、まだまだ勉強できる! という新たな学習意欲が沸いてきました。

自分の人生にこんな楽しみを与えて頂いたことや、nicoさんのような素敵な先生にご縁を頂いたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
(大阪府・Kさま)

 

占星術を勉強してみたけど、
出生ホロスコープ(ネイタルチャート)を
見たときに
キーワードを羅列することしかできない。
そんなお悩みはありませんか?

 

nicoの心理占星術では、ユング心理学の「個性化や自己実現は、到達ではなくその過程の中にある」という考え方を占星術に取り入れ、ホロスコープに描かれていることが「決まったもの」ではなく、これから成長していこうとする姿、そしてその人の未来の可能性を映し出すものとして読み解いていきます。

※ご自身や身近な人のホロスコープを読む、その方法については「ホロスコープ実践講座」で学びます。

基礎講座では、ホロスコープを構成している天体、サイン、アスペクト、ハウスといった象徴を学び、それらがどのように成り立っているのか(構造)を理解します。ホロスコープ・リーディングのための土台をしっかりつくっていきましょう。

心理占星術の学びは、人生の歩みと似ています。

天体、サイン、アスペクト、ハウスの象徴を、人間の本性や本質、心理的葛藤や成長のプロセスとして導き出していくのが心理占星術です。

西洋占星術や古典占星術と異なり、象徴の理解が深まるほど、自分に対する理解はもちろん、自分を取り巻く人や環境・世界に対する見方が変化し、どんどん視界が広がりクリアになっていくでしょう。

そんな解放感とワクワクするような好奇心を感じることが、この講座のひとつの目標でもあります。

そのため、心理占星術の学びは、占星術の知識を得て終わるものではありません。

自分自身を新しい視点で捉えなおし、生き方を整えるきっかけを生みだすものです。

これまで抱えていた自分の弱点やコンプレックス、不安やおそれといった生きづらさを解消し、自分という土台をつくり直すために必要な「生き方の学び」とも言えるかもしれません。

占星術の象徴は、個人がよりよい人生に向かっていくための解決策を教えてくれるものであり、いくつになっても自分自身が変わっていける、成長できる心の支えとなってくれるものです。

受け身の占星術ではなく、ご自身で占星術を使ってみたいと考えている方、無料サイトやブログでシェアされている情報で物足りないと思っている方、人間の心理/行動形態に興味関心がある方はもちろん、生きづらさを解消したいと考えている方にとっても、非常に実りある講座です。

この基礎講座で、いまを生きるわたしたちにふさわしい「生きた象徴」の数々を、参加者の皆さんと一緒に考え、学んでいきましょう。

ご参加をお待ちしています。

☟カリキュラムや講座概要はこちらから☟