あなたがいる時、いない時

投稿日 2016-11-18
著者 willma
カテゴリー星宙百景

11月に入ったとたん、手のひらを返したようにクリスマスに変わってしまう世のドライさに、毎年ビックリし、味わいもへったくれもない感じに辟易しちゃってます。
特に今年は天秤座木星で、夏の終わりぐらいから、人間関係の発展！人に会おう会おう！というムード。みんな言いすぎじゃない？（特に星の人～！）
10月早々には、もお….うるさいわい！と、逆に引きこもりたい心境でした。

とは言え、今年もあと1ヶ月半。
秋も深まってまいりましたね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか？

何だろう、気温のせいかしら？
ちょっとおセンチになる季節。
何となく恋しくなりません？
さそり座のシーズンだからですかね？

以前にも書きましたが、私は牡牛と双子のハーフなので、正直….さそり座、ちょっと苦手な部分あります。（嫌いとかではないんだけどね。）

だからこそ学ぶ事が多く….
きっと、ちょっとこのおセンチ感や人恋しくなったりするのも、学びのひとつなんだろうな～と自分を感じてみたり、季節柄、透明感のある空気のせいなのかな？
ホントに音がきれいに聞こえるシーズンなので、街で流れている歌や音に耳を澄ますことが楽しい季節でもあります。

そんな中、なかなかのラブソングに出会いました。
aikoの『aka』という曲。

かなりガチャガチャしたスーパーで聞いたんだけど、その環境の中でも、何か胸がキュンってなる感覚が気になって、急いで帰って検索してしまいました。

この歌は、おそらく遠距離恋愛の歌なんだろうと思うのですが、「あなたがいる時、いない時」のコントラストがすごい！
あなたがいない時、めっちゃ暗い。
あなたがいる時、私、生きてるー！って、５５１の豚まんかっ！！！（関西名物）と突っ込んでしまったほど。

＊ご存じない方に端的にご説明すると、関西名物『５５１の豚まん』のCM（関西ローカル）が、インパクトある！と言う点に於いて、とても秀逸なんですね。話のネタにご覧下さいませ。

「今日を楽しく生きていくさじ加減もあなたが握っている」って….
え？本気で言ってるの？嘘やん！とビックリしたものの….
まあ….そう思う瞬間、ないことはないか。まあ、あるとしよう….
いやいやいやいや、これがあるからこの歌の世界がドラマチックになっていくんやろうけども….
それどうなのよ？

そんな押し問答しながらも、私の中で確かだったのは、この歌を聴いた時、キュンとなったということ。

aikoってすごい美人でもないし、歌も上手いわけない。
でも、雑多な中で聞いても、聞いた人の心の中にあるキュン♡を掴んで、表に出してしまう。
そしてそれを利用する力あるよね。
これ、まさにさそりだよね！！！

すっかりこの歌の世界に引き込まれちゃって、この2人がうまくいくこと、そして五輪真弓の『恋人よ』にならないことを切に願いましたわ。

恋人よ（第３１回紅白歌合戦　１９８０年）五輪真弓 投稿者 showakayo

改めるほどでもないかもだけど、ラブソングにさそり感は欠かせませんよね。本当に。
ドラマチックだし、キュンポイントを突いてくるし、光と陰のコントラストあるし….ほんの数分間で感情劇場のジェットコースターを体験できるんだもの。
人って、やっぱりそういうのを味わいたい生き物なんでしょうね。
さそり感がないラブソングは認めない！さそり度を★でカウントしていく的な協会作ってほしいぐらいに思います。
（『恋人よ』なんて、★１０コぐらいあげてもいいわ！）

そう思うと、さそり座の人って、自分一人ではどうにもならないことがある！という事実と自覚をDNAに刻み込んで生まれてくるんだろうなと思う。
そこから生まれてくる謙虚さも、きっとあるんだろう（多分….）。

私、牡牛と双子のハーフだから、そういうのちょっと分かりにくいのかも….って思います。
１人で何かしてたら何とかなった！という感じで生きてる時間の方が断然長いから。

でも、「人はひとりでは生きていない」ということや、どうしても他者の力が必要な時ある！と少しずつ、心で分かるようになってきたかな….、かも？
私が１人で何かしてたあの時に、もしも誰かがいたとしたら….今とは違った面白いことになっていたのかもしれない。
そんな風にも考えられる私になれている様な気がしないでもない。

そんなことを思いながら、カラオケに行ってこの歌を歌ってやろうと、ほくそ笑んでおります。
折角だから、１人ではなく誰かを誘ってみようかな。ふふふ。（普段はたいてい１人カラオケです）

もう間もなくすると、槙原敬之の『冬がはじまるよ』が街に溢れだす。