心理占星術家nicoが選んだ今月の言葉は…
僕はレーシング・ドライバーであり、スポーツマンだ。
『できると信じればやれる』という、大きな信念を持った男なんだ。
そして、僕はいつでも、 自分の心に従って生きている。
僕のファンの人達を、決してがっかりさせたりしない。
絶対に裏切らない。
なぜなら、僕は僕以外の何者にもなれないから。
今月の言葉
アイルトン・セナ
1960年3月21日ブラジル生まれ。牡羊座に太陽を持つF1ドライバー。
3度ワールドチャンピオンを獲得。1994年5月1日、レース中の事故により死去。享年34歳。
「12サインの始まりである牡羊座は自己中心的で衝動的。思い立ったら行動せずにはいられない…」
占星術の教科書には、そのように牡羊座を表現しているものが多い。
なぜ牡羊座は衝動的、自己中心的になる必要があるのだろう。なぜセナは、ポールポジションを目指し続けたのだろう。
牡羊座は、ともするとあまりの心地よさにとどまり続けてしまいそうになる魚座からの脱出を試みなければならないサインである。善悪・優劣の区別もなく、すべてが混ざり合う世界。そんな集合無意識的世界から離れ、「個」としての生命を生きることを要求されるサインなのだ。
つまり、牡羊座が牡羊座らしく生きるためには、「僕は僕以外の何者にもなれない」という存在意識、「全体」の一部ではなく「個」としての生命の強い輝きを求め、「僕はここにいるぞ」とポールポジションを狙いにいくことがどうして必要なのである。
存在し続けるため、最初の火エレメント牡羊座は「信念」というたいまつを手に旅に出る。暗闇の恐怖にひるまないように、道に迷わないように。
そのともしびが消えたら、自分の姿が見えなくなってしまうではないか、そんな恐怖と戦いながら。
生きる勇気を駆り立てるためのたいまつ。
信念というともしびを見つけ、絶やさず燃やし続けること。
12サインの旅はここから始まる。