木星の基準から自分の基準へ みんなのホロスコープ白書 #2

わたし、こんにちは
みんなの
ホロスコープ白書

みんなに教えてあげたい。
ホロスコープを通して
自分を知った時の驚きや喜びを。

心理占星術の学びを通して
自分を眺めてみると
自分のことがとても愛おしく
大切な存在に思えてくることを。

世界はとても豊かで
そして人はひとりひとり
様々な可能性を秘めている。

それぞれが持つ
とっておきのホロスコープの魅力を
百人百様の言葉でお伝えします。

第2回は、ホロスコープ実践講座を受講中のdaranecoさんによるセルフレビューです!


第2回 daranecoさん
「ホロスコープ実践講座」に参加中。高齢出産を経て10年間二人の子育てに専念していたが、そろそろ自分の人生に戻っていかなれば…と模索していた時に占星術に出会う。占星術は色の違う先生に三人以上は習おう! と覚悟をきめたものの、自分沼にはまる日々。好きなことは、夕日を眺めること、クリスタルを触ること、どうでもいい話で家族や友人と笑い合うこと。そして今は、去年から始めた週一ランニングに緩くハマリ中です。


占星術との出会い

恋愛も仕事も人間関係も、何もかもうまくいかなくなった25歳の頃、心理学の世界に出会った。興味をもって門をたたいたというよりは、仕方なく…というのが実情だ。でも結果として、現実的だった私が内面を探索する面白さに触れ、同じような悩みを抱える沢山の仲間に出会えたのは奇跡だと思う。占星術を教えてくれたのもその中の友人の一人だった。なんとなく鑑定を受けて、その時ピンポイントでとても大変な時期であることがわかった。気になって、今度は占星術の世界への探索が始まった。自分の今まで起こったいろんな出来事や人生の節目を書き出して、その時の星の動きを調べてみると、どれも見事にトランジットのヒットを受けていることがわかった。占いを信じなかった私にとって、星の影響をこんなにも受けていることが衝撃で、占星術というものを深掘りしたくなった。

nico先生の心理占星術との出会い

元々心理学に馴染んでいたこともあり、心理占星術という言葉に興味を惹かれ、nico先生の心理占星術にたどり着いた。独特の言葉使いや世界観に惹かれて入ったものの、しょっぱなから頭がパンクしそうになる言葉の渦に、正直参ってしまいそうだった。それでも、ホロスコープを一過性のものとしてではなく、「成長のプロセス」として読み進めていく所が、とても面白いと感じた。10年前、20年前の自分と今の自分ではやっぱり全然違うから、同じチャートを読むにしても、鑑定を受ける時期やその時の状況によって内容が変わっていくのも、そして、そういう風に読めることを目指すのも、確かにそうだよね、と改めて思った。

nico先生の講座は、とにかく言葉が新鮮だ。私は蟹座の月をもっているが、蟹座をこんなに活動宮らしく生き生きとした言葉で読んでもらったのは初めてだった。土サインを、「頑固」ではなく「自分の肌感覚に正直になる資質」として、外側からではなく、鑑定される人本人の目線で、または才能としての目線で言葉を選んでいくことも教えてもらった。ともすれば、自分の殻に閉じこもってしまいそうになる陰サインの情熱を引き出してもらえたような気がした。

また、魂のとらわれからくる自分と、より自分らしい生き方であるwell-beingに繋がる5天体の読み方を区別することも学んだ。言語化はまだまだ難しいと感じるけれど、いろんな方のチャートを時間の流れの中で感じてみると、ホロスコープの読み方がより立体的になり、今までよりも相手の内面の世界観に近づきやすくなったように思う。

木星の基準から自分の基準へ ~成長のプロセス~

私は5天体全てに個人サインをもつが、西半球に天体が偏っていたり、アセンダントは射手座(ルーラーは木星)、さらに軸に海王星や土星が乗っていたりと、とにかく小さな頃から周りの影響をもろに受けやすかった。大人になってからは、自分が何が好きで何が嫌いかがよくわからず、人に聞かれて答えられない自分が薄っぺらくて、とても恥ずかしかった。

火星期の中年の危機で、不可抗力的にようやくいろんなものを手放さざるをえなくなり、でもそこから本来の火星力が息を吹き返したのだ。今までだったら絶対にNOと言えなかったシチュエーションでさらりとNOを言えるようになり、自分で決めて「こうしたい!」と主張できることに、とても自由になれた気がした。

そこから自分の感覚が目覚め、今ではお醤油ひとつとっても、多くの中からこれが一番おいしい! と選んでしまう、面倒くさい人になってしまった。(笑) 振り返ると、これが私の5天体、火星金星にある牡牛の感覚だったのだと思う。木星の価値観から自分の価値観に移行していくのに、大きな成長のドラマがあったのではないか? という言葉はとても胸にささった。

私のWell-beingを目指して ~プログレス新月の始まりに~

太陽を牡羊座にもつ私にとって、ルーラーである火星はこれからの人生を作っていく上でも、とても大切なものだ。
(その火星は)牡牛座の不動サインらしく、自分が価値を感じるものに出会っていくこと、そのワクワクや喜びの瞬間を重ねていくことが、私の生きる喜びに直結していく。そこに、月の蟹座が加わって、安心できる環境を作るために既存のものと対抗していこうとする力が、さらにその感覚をふるいにかける。

それは、お醤油だけではなく、占星術だけではなく、いろんな体験がきっとそうなのだと思う。昔から、自分がこれと思ったものには、周りの人達が心配する位(身体の声を無視しても)没頭しこだわってしまう癖があった。もっと気楽にできたらいいのにと、自分でも思う。この癖はどこからくるのか? と思っていたが、きっと私の内なる情熱が何かを探し求めていたのだと思う。

この火星は、チャートの中で唯一のコンジャンクションとして土星と手を繋いでいる。オポジションが沢山あって他者に圧倒されやすい中で、このコンジャンクションを鍛えていくことは、他者の刺激に対抗する力となっていくと教えてもらった。小さな頃はワガママにしか映っていなかった私のこだわりを、成長とともに自分のスタイルとして洗練させていくことができたとしたら? いったい、どのような世界が広がっていくのだろうか。

もう木星期に入っている年齢とはいえ、人生の旅はまだまだ続く。奇しくも鑑定してもらったのは、二ヶ月後にプログレスの新月を迎えるタイミングだった。この終わりのない人生のプロセスに、象徴という絶妙な距離感で、時に優しく、時に厳しく語りかけてくる星とともに、また新しい私との出会いを楽しんでいきたいと思う。

番外編!

ホロスコープ実践講座で相互鑑定をしていただいた時、牡牛座の実感をきかれ皆さんに身近なもので…と、たまたま例にあげた私の推しが「お醤油」です。いろんなお醤油を試しても、結局このお醤油に戻ってきてしまうという…言葉で説明し難いですが、コクがあります。さらに講座の鑑定後、ドイツの品評会で一位をとったというニュースを見て! 心の中でガッツポーズをしたのでした^^

2/17(土)「心理占星術基礎講座」がスタート!
☞詳しくは公式サイでご紹介中