12星座占い 9/23~10/22 — nicoの赤ペン添削付き
心理占星術家nicoが主宰するニコラボメンバーによる12サイン占い。
個性あふれる12人の占星術家が語る各星座の星宙予報を、nicoが心理占星術をベースに赤ペン添削!
目次
牡羊座 牡牛座 双子座 蟹 座 獅子座 乙女座 天秤座 蠍 座 射手座 山羊座 水瓶座 魚 座
牡羊座
周囲からの反対やら妨害やら軋轢やらがあるからこそ、自分が本当は何をやりたいのか、何になりたいのか輪郭がはっきりしてきて、「よし、オレの気持ちはホンモノだ」っていう確信が固まっていく…そういうものなんじゃないのか? と忌野清志郎は言った。そこで負けるくらいならホンモノではないと言われているようで弱腰になりそうだが、この時期はそれを逆手にとって敢えて反論や批判に注目してみよう。いつもは否定されるのが怖くて外に出すのを怖がってしまっていた夢や希望も、人の目を通すとどんな反対や否定的な意見がやって来るのだろうかと面白がれたら最高だ。そこで感じた違和感や反発や苛立ちがアナタの本当の気持ちを露わにするとともに、心に火をつけるだろう。ロックミュージシャンになりたいと言った清志郎は周囲からの100%の反対が幸福なことだったと今は思えると後に言った。心に芽生えた反骨精神がアナタの輪郭を濃く太くしていくのだ。
ヤエ(太陽:獅子座 月:魚座)
牡牛座
最近ハンドメイドアプリが熱いですね。ときめく一点ものに出会える場として、馴染みのマーケットになりました。客として選ぶのは楽しいですが、もし自分がクリエイター側だったら、充分素敵なものが並んでいるから私がやる意味はないのでは?と思ってしまうかもしれません。レビューだって、応援は嬉しいけれど、誰かの批評で凹む可能性もあります。牡牛座さんが今年ずっと頑張ってきたことに、人との関係性・それに向き合う感受性を培ってきたことが挙げられます。私を肯定し・魅力的な世界づくりに本気になることで、別々に生きているようにみえる人の努力や価値に気づき、同等に尊ぶことができる。もう段階的に器を広げてこられましたし、発信したからこそ貰える反応は、望む未来をつくる糧に変えることができます。秋からは完全にクリエイター––自分の資質を提供する活動を深めてみてください。買い手では得られなかった成長と喜びが待っているはずです。
みつやま(太陽:射手座 月:蟹座)「nuihour」
双子座
生きていると様々な賛否両論を耳にする。私的なことから公的なことまで多種多様に起こっている。そうした声や周りの空気に煽られ何が何だかわからなくなり、心がグサグサグサと疲弊するが、そのグサグサグサは新しい世界が広がっていく「前ぶれ = サイン」であることを思い出してほしい。賛否を唱えてくる誰かを通じ自分はどちらなのか? そのいずれでもないのか? と考えつつ、そんな刺激さえも秋風のようサラッとオープンにとりこもう。さて、秋の寂しさを表す「色無き風」という俳句言葉をご存知だろうか。(nico先生には話が飛んでいるぞー! と総評頂きそうで恐いけれど、これも私の大切な「グサ体験」として記してみたい。)〉 「色なき」とは、花やかな色や艶のないこと。夏の湿った風ではなく秋の無色透明な澄んだ風だからこそ、周りの景色をより鮮明に受け取れる。辛いことも明らかにはなるだろう。今はただ、「色なき風」を体感すべく楽しんでほしい。
ひかり(太陽:魚座 月:双子座)
蟹座
ここまで勢いのある刺激やチャンスで、社会的な行動域が広がり、その分だけの苦労もあり、どんな好機も自分が整っていないと活かしきれない実感や、忙しさの中で見つけた弱点の補強の切実さから、時に自信を無くし、やる気を失いやすい季節です。このひと月は自分のリズムやペースを大事にする。自分の居場所に自分の光は灯っていますか? 自分の欲望と誰かの欲望が混ざり合わないように、濁らないように、自分の心からの欲求を求めていくのを許される場を内にも外にも持つために、自分の場を整える時です。もう一度自分のライフスタイルを新しく作っていくために。私の世界と仕事や社会とのバランスの在り方は? これが私なんだという甲羅を身に付けられる蟹座だからこそ、どんな甲羅か、そのフィット感を大事にして、次の季節へ気持ちよく踏み出すために、何を見直して解決していくか。自分を守る私の世界があるからこそ、今よりもう一歩踏み出す勇気が持てる。
紅谷柘榴(太陽:山羊座 月:射手座)
獅子座
先日の台風では矢沢永吉さんが福岡でのコンサートを強行したとのことで賛否両論がありました。永ちゃんの英断だったのか、あるいは暴挙なのか答えは出せないかもしれませんが、みんなで盛り上がる時間を心待ちにしていた方々には嬉しい決断だったでしょう。コンサートに限らず舞台やイベント、お祭りがコロナで中止が余儀なくされている状況が続いています。フジロックではワンオクロックというバンドのボーカルがライブ中に声出しを煽って問題となりました。多くの人と共有できる時間を大切にする気持からの発言かもしれません、でもその時の状況や受け取る人によって、かえってくる反応は違ってきます。一人でよりも誰かと一緒に楽しみたい方が多いしし座さんには厳しい時期が続いているかもしれませんね。でもその気持ちを無理に抑える必要はなく、この天秤座期は周りに受け入れられながら自身も満足できるやり方とか無いかな、と考えてみる時期にしてはと思います。
はるさめ(太陽:魚座 月:蠍座)
乙女座
人魚姫は、人魚だったからこそ嵐の海から人間の王子を救い、歌声で王子を魅了した。しかし「美しい歌声の人魚」のままで王子に再び近づくことは難しいと考えた人魚姫は、歌声と引き換えに人間の足を手に入れることを望み、王子との再会を果たす。しかし、泳ぐことや歌うことを捨てた「声をなくした人間」である自分を、他でもない人魚姫自身は愛せたのだろうか。役割や責任を果たしたい、実績をあげたい、人を惹きつけたい。そんなことを強く願う時ほど「自分」から離れてはいけない。自分の個性的な能力を存分に生かしてこそ、自分に相応しい幸せを手にできるはずだ。9/30~10/11頃は、自分のスキルや審美眼を発揮することで自分の輪郭を明らかにできる時。この時期に自分の持っているプライドやその理由と向き合っておくことで、10月後半以降に「こだわりすぎると苦しい」と思い知る出来事に遭遇したとしても、冷静な取捨選択ができるだろう。
うか子(太陽:蠍座 月:双子座)
天秤座
この時期は、周囲に広く伝えたい思いがあっても、うまく表現できないことが多いかもしれない。その理由として考えられるのは、物事に対する惰性に縛られた自分自身の反応だ。幾度となく繰り返される事象からは、同じ体感しか得られないと思ってはいないだろうか。その思考に陥ってしまうと、目の前の景色とともに、自分の心も色あせていくことに。そんなときこそ、新しい可能性を模索してみよう。慣れ親しんできたものだとしても、これまでの印象はいったん置いておき、さまざまな角度から新鮮な目で見てみるといい。興味深い面を積極的に探してみると、わかったつもりになっているだけで、感じとれることはいくらでもあると気づくだろう。目が覚める感覚とともに、自分自身の奥深くから活力が湧いてくるはずだ。そして、そのプロセスが想像力や発想力をかき立てることにつながっていく。この世の中がおもしろいものであふれていることを思い出すにちがいない。
苑宮 泉(太陽:天秤座 月:天秤座)
蠍座
ようやく秋らしくなり、衣替えをする人もいるだろう。久々に対面した衣服の中には「気に入っていたのになんだかしっくりこない」と感じる物が出てくる。自分にとって定番だったはずの物が、なぜか似合わなくなっている。そういう経験に心当たりはあるだろう。この時期、あなたは日常にそんな違和感をいくつも見つけてしまうだろう。人との会話に物足りなさを感じてしまったり、うわべだけの社交辞令に心が拒否反応を起こすことだってあるかもしれない。言葉では説明できないもやもやが募っていくと感じたのなら、それはあなたが本音で生きたがっているサイン。似合わなくなってしまった服と一緒に、今までの自分も手放すタイミングが来たということ。「高かったから」「まだ着られるからとりあえず」といった愛のない言葉で、違和感を抱え込むのはやめよう。 変わるのが難しいと感じるのなら「変わりたくない」という執着が何のためにあるのか考えてみると、本当に大切にしたいものが見えてくるだろう。
rocco(太陽:牡羊座 月:双子座)
射手座
手のひらの中のスマホひとつで、いつどこにいても欲しい情報が得られる今。その便利さをありがたく思う一方で、誰もが何でも“知っている“ような気になれる、良くも悪くもつまらない時代になってしまったなぁ、と寂しく感じることはありませんか? アニメ進撃の巨人のエンディングソングにこんな歌詞があります。「この言葉も訳されれば本当の意味は伝わらない。信じるのはその目を開いて触れた世界だけ」誰かのフィルターを通した世界だと、どんなに感動的な言葉や景色も一番大事な部分までは伝わらないのかもしれません。実際に見て聞いて感じてみないと、本当のことはわからない。ということで今期の射手座さんには、こんなご時世ではあるけれど、可能な限り現場に足を運んで、生き生きとした瞬間を味わい尽くしてほしいのです。いつもの“前のめり“な射手座さん全開で。そうして得られた感動や経験は、間違いなく自分を信じる強い力に変わるでしょう。
まや(太陽:蠍座 月:水瓶座)
山羊座
何かしらの結果を受け取った時に、それをどう自分が感じるか? もちろんその結果自体も大事だが、もっと大事なのはそれを受け取る自分自身のマインドにある。結果と言っても何かの賞や昇進のような華々しいものだけでなく、ちょっとした感謝の言葉など何か自分が続けてきたことへの評価をこの時期受け取ることになりそう。素晴らしい結果を受け取る事もあれば、「こんなはずじゃなかった」とがっかりする事もあるかもしれない。でも「こんなはずじゃない」ってことは、どんな「はず」の未来を思い描いていたのか? がっかりした時こそ、自分の核心にある本当の望みがはっきり見える。それが分かったことが結果プラスαの収穫だ。今まで続けてきた自分を認め、嬉しい気持ちや、悔しい気持ちを味わって、受け止める。そして、その全部を自分という城を高め、守る一部とする。そうすれば一つ多くの武器や防具を携え、前よりも強くなった自分を感じ取る事ができるだろう。
千花(太陽:牡羊座 月:山羊座)
水瓶座
「喜びと感動を与える舞台づくり」。これは日本屈指の演劇集団「劇団四季」が目的として掲げているもの。観客に感動を与えるために最も重要なのは作品のクオリティだとして、知名度の高さで俳優を起用する「スター制度」ではなく、技術と能力によってキャスティングする「実力至上主義」を貫いている。俳優のために作品があるのではなく、作品のために俳優がいるのだという考えだ。今期の水瓶座さんもたとえ演劇や芸術とは直接関連がない環境にいたとしてもこのイメージを持って仕事や活動に取り組むと良さそうだ。ネームバリュー、ブランド、誰かが勝手につけたランキングなどに揺さぶられて選択に迷いそうになったときは、理想の実現に必要不可欠な技術と能力は何かということにもう一度焦点を合わせてみよう。そうすれば自ずと選ぶべきものが見え、その選択が構造となっていくだろう。最高の質を目指して技術と能力を結集させたところには自分にも他人にも喜びと感動を与えてくれるものが出来上がるはず。
TOMOKO(太陽:獅子座 月:魚座)
魚 座
対人関係において鏡写しのようにして発見がある時期です。言葉や行動に不安や疑いが生じるときは、やり取りの本筋をまず確認してください。疑念の出どころが自分由来の葛藤である可能性に気付けば、独り善がりの正しさで自己防衛的になったり、一方的な攻撃姿勢になるのを予防できます。知性の象徴である風サインの調和的な星配置があり、ものごとを複数要素に分解して考えるのに最適です。提示の条件は受け入れ可能かどうか、本筋を大事にして焦点を絞るとよいでしょう。とくに10/15頃は心の整理や環境の理解が進みます。無秩序でバラバラにあったものが座標の中に整然と配置されているように、気分的にポジティブに変化し始めます。あなたの感覚と表現方法に一致が生まれるということです。自分自身が持つ抵抗感はそう簡単に解消しないものですが、言いたいことをちゃんと主張しているかどうかのセルフチェックを重ねると徐々に良いほうに向かっていきます。
みねんこ(太陽:天秤座 月:蠍座)「ものごとのなかば」
nico の総評
皆さん、今月もおつかれさまでした! 今月は評がとても難しかった! 皆さんが深く考える力がついたからこそ、もっとこうしたら、もっと「必要」が引き出されるのではないか、もっと「らしさ」が際立つのではないかと思い、厳しめな赤入れになりました。これも勉強と受け取ってもらえるとうれしいです。次回は、この深さを維持しつつ、軽さに変えてみるという技術も加えてみてください。実は裏には深い意味があるんだけど、サラッと書いてみたよ、みたいな技術があると、仕事としてライティングの力を利用しやすくなるのではないかなと思いました。