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うか子さん(大阪)
●新月図2017年10月20日の新月図から11月11日の下弦の月までのストーリー、スケジュール
★展開1:新月
Q.さあ、一ヶ月、どうしたい?
A.人とちゃんと渡り合いたい!
天秤座のアセンダントに、1ハウス天秤座の新月はバイアコンバスタを運行中です。アセンダントには金星がのっています。そりゃあ一人でなんでも決められたら楽ですけど、お互いが「自分が本当に正しいと思うこと」を、まずは譲らずにぶつけ合わないと、せっかくの天秤座金星だって「いま一番相応しいもの、やり方」を択びとることができません。新月から180度の位置には天王星がありますから、気兼ねが顔を出して比重を持っていかれたら、もうそのまま風の吹くままの風見鶏になってしまう可能性もすごく高いのではないでしょうか。顔をむける方向くらい自分で択んでいたいですよね。
★展開2:上弦
Q.気持ちのほうは大丈夫?
A.私の案でもあなたの案でもない、最高の折衷案が生まれたらうれしい!
蠍座のアセンダントに水星がのっていて、月は3ハウス水瓶座にあります。風見鶏にならずにびしばしと渡り合えましたか? そうしてわかったことは、お互いの案に一長一短あること、だったかもしれません。蠍座水星が、自分が染まるか相手を染めるかと、目を輝かせているようですね。でも、好奇心のアンテナを巡らせて、理想の新案をいっしょに作り上げましょう。
★展開3:満月
Q.しっかり所属できてる?
A.夢も希望も居場所もあるので、社会的活動からちょっと身を引きたくなる……。
魚座のアセンダントに、満月は2ハウス牡牛座の月と8ハウス蠍座の太陽とでできています。牡牛座の月はエグザルテーションです。人と渡り合ったり染めたり染まったりという外向きの活動を通して、夢を見たい、理想を描きたい、自分の私的な価値観にそぐうものをいつまでも愛でていたい……そんな内発的な欲求が膨らんでいるのが感じられるのではないでしょうか? 外と結びつく喜びだけで疲れ果てないように、内を磨く喜びもしっかり味わってゆきましょう。
★展開4:下弦
Q.さて、一ヶ月、どうなった?
A.譲ったり譲られたりで、全然まっすぐ進めない時もあったけど、自分だけでも相手だけでも見つけられなかった新しい進路を見つけられたからOK!
アセンダントは蠍座で、月は獅子座でMCにのっています。アセンダントには木星がのっています。バイアコンバスタに天体が集中していて、また水や風を感じさせる象徴が存在感を持っていて……人間関係を始め、自分が自分でいられないような苦しみの多い一ヶ月だったのではないでしょうか。でもようやくでも自分に「OK!」と言えるような自己肯定感に辿り着けているなら、この一ヶ月は大成功です。
よく人と渡り合うためにこの期間大活躍だった金星と水星はそれぞれ天秤座から蠍座へ・蠍座から射手座へとサインを移り、揃ってデトリメントとなりました。軽やかさを発揮できない蠍座金星と現場感覚が薄れがちな射手座水星と迎える次のサイクルにも期待を込めて。
★補足:体調管理
上弦の月からはずっと、火星が天秤座にあります。火星が力を発揮しづらい時期ですね。気候も冷えてまいりましたが、朝、大丈夫ですか? 目、覚めてますか? なるべくからだを温めて、火星が働きやすい状態を作るよう働きかけておいたほうがよさそうです。
YAMATOさん(大阪)
今回の新月から下弦の月のチャートですが、ずばりタイトルを付けるならば「あ…..あたし広がってる〜異物は友達〜」です。
これは一体なんぞや、という事ですが、順にチャートを追って行きたいと思います。
(※チャートは自分のスケジュールなので在住地である大阪で作成)
まず新月図ですが、アセンダントが天秤座でありそのアセンダントに金星がコンジャンクション、太陽月が天秤座で2ハウスである所から、今回の流れのテーマは明らかに金星にあると言えると思います。
この新月図の後、順にアセンダントは蠍座、魚座、蠍座で不動、柔軟、不動となりますが、唯一の活動サインでありスタートの新月図という事でこの天秤座をしっかりやる事が大事だなと感じました。
活動サインなので、とにかく動きを作って行く事、風を起こして行く事、風を感じる事。
活動は場を作るという事ですから、外部にある価値に触れる事、あるいは自分の価値を晒す事が大事だと思います。
この天秤座的活動として、3つのアクションを起こしてみようと思います。
1つは11月のイベントの告知をツイッターのゲイアカウントや大学のサークルのグループなんかでする事。
先生も記事で書かれていたので経験があると思いますが、こういう占いとかは一般的には怪しいものとしてまだまだ見られる事が多く、自分は素晴らしいツールだと感じて取り組んでいるものの、自信を持って公表できなかったりする。
しかし、公表する事で1人でも興味を持って貰えたりする事もあるわけだし、何より自分が価値を感じているものをきちんと自信を持って表に出していきたい。
2つ目は、バンドメンバーに楽曲提供を依頼する事。
前からセラピストを中心にゲストに招いてトークをするラジオをしたいなと思っていたが、それに一度一緒にバンドをしたシンガーソングライターに楽曲提供をお願いしてみようかと思う。ラジオ×楽曲提供で後に続く蠍座的活動に繋がって行くかもしれない。
3つ目は、ベースを演奏している動画をアップする。
ベースは高校生の時にバンド活動もありよく演奏していたが、卒業してからはあまり触れていなかった。
しかし、最近ちょっとこの音楽活動の関係で悔しい思いをした事もあり、一応自分ができる特技の1つなのでこれをもっと磨いて自信を付けたいと思う。
動画をアップして評価が得られたら自信にも繋がると思うし、また新しい楽しみになったり声をかけて貰えたり次に繋がっていくかもしれない。
天秤座のテーマはたんぽぽの綿毛を吹き付ける行為に似ているかもしれない。
自分の価値というたんぽぽを世間の風に晒す事によって綿毛が風に乗って種が運ばれていく。
その先で種が根付いて開花していくかは端的に言うと運になって来るが、とにかく種が運ばれないと根付く可能性もない、天秤座を考えてそういうイメージが湧いてきた。
新月は陽サインだが、続くサインは全て陰サインである事からこの28日間は内向きな活動が中心となると思う。
次の上弦の月は蠍座で、天秤座で得たものの中から選びとって結びついていくわけだが、この結びつきの中で自分と対象物との化学変化の先に新しい発見をする事、それが蠍座に続く魚座への流れだと思う。
魚座の発見とは外側の世界にある未知なる発見をするのではなく自分の中の未知なる発見をする事だと思う。
絵画や風景で例えるなら、前の自分にとっては響かなくてなんの感動もなかった絵画なのに、再会してみるとその美しさが分かったりメッセージが伝わって来たり。
或いは毎日訪れる変哲も無い夕暮れの景色に感度してみたり。
誰かの言葉に「それを美しいと思うのはあなたの心が美しいからです」というような言葉があったと思うけど、まさにその言葉のように、いつもとおんなじ事をしているのに、以前も体験した事があるのに、感じ方、捉え方が変わっているのは、対象自体が変化したり絶対的に美しいのではなく、それは自分の感覚が変わったからであり、そういう未知だった自分を発見をする、それが魚座の内的探求なのだと思います。そうすると、過去との再会をしてみるのもいいかもしれない。
外側から見ると全然変わらない、けど自分だけが気付ける自分の中の確かな広がりを見せる、魚座の木星とはそういうものだと思う。
蠍座のテーマとして、対象物と交わって化学反応がおき新しい価値が生まれる、と考えると、対象物というのは他人や他者という存在でもいいが、自分自身と向き合う期間としてもベストな星回りかもしれない。
自分の中の避けていた部分と向き合い、嫌な部分をただ排除して退けようとするのではなく、向き合って自分のモノにしていく事で避けていた自分が力になるし、味方にする事で本当の意味の排除が行われるのではないかと思う。
とにもかくにも冒頭でも書いたが今回は金星が非常に大切であると思う。
自己価値というのは本来増えるものでも減るものでもないと思っているが、それが揺らぐのは自分の評価次第であるという事。
自己価値が低いと天秤座で世間に自分を晒す勇気なんてないし、また、蠍座で自分の価値を分かっていないと適切な化学反応なんてできないし、下手をすると蠍座はパラサイトとも言われるが、まさに自分から提供するものはなくて相手から提供して貰うばっかりでいずれ吸い尽くしてしまう、そういう事だって起きるわけだ。
そこで自分にはどういった価値があるだろうと知っておく事が非常に大事だし、他者ではなく自分と向き合うと考えた場合、自分なら大丈夫、という自己信頼のテーマとも金星は考えられるかもしれない。
タイトルについてだが、異物というのは他者など、特に自分が避けがちな所を指していて、でもそういう避けがちな所にこそ自分に必要な要素が含まれている、異物は友達、という事だ。
そして異物に触れてみる事で思ったよりも平気だとか、むしろなんで触れてこなかったんだろう、そういった部分で自分の内的世界の広がりを感じ、静かな感動を感じられたらこの期間はいいなと思う。
上弦の月でアセンダントは蠍座だったが、下弦の月でも蠍座なのは蠍座的体験を更に楽しんでいるようにも見える。
また、4つのチャートの月サインが全て価値に関する不動サインというのも面白い。
自分の価値を発見して未来へのビジョンを描く事ができたら魚座木星らしいのではないかと思う。