心理占星術でつながろう! ご当地紹介リレー VOL.5 和歌山編

my local town

第5回 和歌山県和歌山市

yukkoさん

生まれも育ちも和歌山市!

職業占星術講座も終了し、レポートからも解放されてホッとしているところ、今回のお話をいただきました。文章を書くのは苦手だし、一瞬お断りしようと頭をよぎりましたが、和歌山市にも学んでいる者が居ることを知ってもらい、近隣で学んでいる方達と交流出来るきっかけになればいいなと思いチャレンジしました

私が心理占星術を学び続ける理由

私が心理占星術を学び続けている理由。それは、自分や人を知りより良く理解したいと言う思いと、いつも新しい視点と気付きを与えてくれ、物事を俯瞰して考える力を鍛えてくれるからです。

私は生まれも育ちも和歌山市です。
和歌山から離れ、他県に住みたいと思ったことはありません。

結婚した時は、主人の転勤があれば出ないといけないかもしれないと思いましたが、幸いにも、今も住み続けることが出来ています。私にとって、安心・安全が感じられる居場所はとても大切です。

けれどもその反面、ずっと同じ場所に居ると息が詰まりそうになり、刺激が欲しくなる。
新しいチャレンジや学び、新しい世界を知りたくなる。この矛盾に「本当の私って何だろう?自分らしさって何?」って昔からずっと考えていました。ちなみに私の5天体は、太陽・水星・金星が牡羊座、月・獅子座、火星・牡牛座です。ほぼ火と活動宮で出来ています。

火星が牡牛座だからか、火の過剰補償なのかはわからないけれど、いつも安心・安全で居たいと思うのですが、時々思ってもみないチャレンジをすることもあります。

最初の大きな火星チャレンジを振り返ってみると、中学1年生に遡ります。夏休みの一ヶ月間、アメリカにホームステイをすると言うプログラムに参加しました。当時、関西国際空港はまだなく、1ドル360円の固定相場の時代です。今の様に海外に気軽に行ける感じではなかったです。もちろん飛行機に乗るのも初めてでした。

出発の四ヶ月位前にステイ先とホストファミリーが決まり、家族の写真と滞在先の通知が送付されてきました。私の滞在先は「ルイジアナ州」。それはどこ? と地図を広げ、場所を探す所から始まりました。

知らない国、知らない場所、全てが未知の世界。周りに日本人は居ない。頼れるのは自分と初めて会ったホストファミリーだけ。そんな状況で一ヶ月を過ごしました。辞書片手の拙い英語でも、家族は暖かく接してくれたので楽しく過ごすことが出来ました。勇気を出してチャレンジしたおかげで、「英語を使う仕事がしたい。もっと色々な国に行きたい。」と言う目標が出来ました。だから学生時代、進路に迷うことなく、真っ直ぐに進むことが出来ました。

ただし、道は平坦ではなく、最初に就職した先では希望の部署に配属されず、英語を使うことは出来ませんでした。それでも私の火が消えることはなかったので、1年少し過ぎた頃、転職することにしたのです。

けれど、上司になかなか退職届けを受理してもらえず、何度も話し合うことが必要でした。こうして転職した新しい会社では、海外部署に所属し、貿易業務に携わることになりました。そして毎年、有給休暇をフル活用し、色々な国へ出かけ見聞を広げることが出来ました。自分で仕事の管理や調整が出来たことはとても良かったと思います。

この2つの時期のチャートが気になって三重円を見てみると沢山のアスペクトが出来ていました。

ホームステイ出発時のチャートで気になったのは、ネイタル(N)水星に、トランジット(T)土星と木星がオポジション、N水星とT火星スクエア、N水星とソーラーアーク(SA)冥王星がオポジション。

水星に沢山の刺激が来ていました。私のネイタルでは水星と金星がコンジャンクション、9ハウスにあります。自分の価値観や知識、考え方を広い世界を経験することで見直し変化させていく時、自分に大切な物を見つける時だったのかなと思います。

そして、丁度この記事を書いている時に、月イチ勉強会でnico先生が話されていた「子供は受け入れてもらえたと言う体験、土星と冥王星を良い物と感じる体験はとても大切」と話されていたのは本当にそうだなと思いました。もし、私がホストファミリーに受け入れて貰えてなかったら、英語に自信を失くし嫌いになり、違う道を進んでいたかもしれません。

転職時のチャートでは、N火星にSA太陽・ノードがコンジャンクション、N土星とSA天王星オポジション、N水星とT天王星がスクエア、そして約2ヶ月の間にT火星がN水星・金星・MC・土星・太陽・火星と順に90度の角度をとりながら動いていました。自分らしく居られる場所を作りたい、自分の目標を達成したい意図があり、自分の道具を見直して本当に大切な物を使って新しくスタートしていく時だったのかなと思います。火星力が試されていたのです。

今回、初めて自分の転機だった時のチャートをたててみて、ぴったりの配置に感動し、もっと時期読みが出来るようになりたいと思いました。

こんな風に、心理占星術は自分の立ち位置を教えてくれ、色々な角度から考える機会を与えてくれる。そして、自分や人と向き合い、色々なことに気付かせてくれる。

チャートが読めなくて、何度も挫折しそうになりながらも最終講座まで終わることが出来たのは、解らない自分への口惜しさと、もっと理解出来るようになりたいと言う好奇心や探求心、そして先生と一緒に学んでいた仲間のおかげです。これからも沢山の刺激を与えてくれる心理占星術をマイペースに学び続けたいと思います。

それでは、和歌山市を少しご紹介しますね!

和歌山のシンボル「和歌山城」

和歌山市の中心部に位置し、和歌山のシンボルとも言えるでしょう。
徳川御三家の一つ、紀州藩紀州徳川家の居城でした。城内の敷地には茶室や歴史館、小さい動物園もあるので観光にお勧めです。天守閣に登ると市街を一望出来ます。

市内を車で走るといつも目にするので、わざわざ訪れることはありません。

でも、そんな私が、年に1回必ず訪れる時季があります。それは桜の季節です。
桜が満開の頃は沢山のお花見客でにぎわい、桜の木の下で皆さん思い思いの時を過ごされています。

万葉のいにしえ、和歌の聖地「和歌浦」

和歌浦は、和歌山県和歌山市の南西部に位置する景勝地で、国指定の名勝です。2017年には「絶景の宝庫 和歌の浦」として、日本遺産に認定されました。

万葉神亀元年(724年)、聖武天皇の行幸に従った宮廷歌人の山部赤人は、和歌の浦と玉津島の神々しい美しさを讃え、詠んだことで知られています。

若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺を指して 鶴鳴き渡る

(現代語訳)
「和歌の浦に潮が満ちて来ると潟がなくなり、葦のほとりをめざして鶴が鳴き渡るよ」
満ち潮で潟が無くなったために、葦のほとりを目指し、鳴き渡ってゆく鶴の情景を詠っています。

「万葉集:巻6-919」

奈良時代の和歌浦にはどんな景色が広がっていたのでしょうか? 見てみたいものですね。



この秋(~11/24まで)には、和歌浦誕生1300年を記念して「和歌の聖地・和歌の浦 誕生千三百年記念大祭」が行われる予定です。個人的には、聖武天皇行幸時代絵巻行列が楽しみです。


そして、和歌浦を構成する絶景の一つに数えられているのが雑賀崎。
最近ではイタリアのアマルフィ海岸に景観が似ていると言われています。
皆さんはどう感じるでしょうか?

編集部こぼれ話

この記事が送られてきた数日後、yukko さんが東京を訪れ、なんと和歌浦銘菓を差し入れてくださいました。名勝とされる和歌浦の数々の景色が描かれたお煎餅は、コーヒーにもお茶にも合うほんのり甘く昔懐かしい味。yukkoさん、ありがとうございました!


和歌山電鉄貴志川線

和歌山駅から喜志駅までの14駅を結んでいる車両2両のローカル線です。
最近は国内外問わず観光客に人気です。皆さんのお目当ては、猫駅長の「たま駅長」(現在は2代目ニタマ)と水戸岡鋭治さんデザインの個性的で可愛い車両ではないでしょうか。

この貴志川線は2003年に廃止が検討されましたが、沿線のいくつかの市民組織の存続運動のおかげで新しい会社に事業が引き継がれました。市民の足となるローカル線を残すために、創意工夫が重ねられ、今の貴志川線が出来ているんだと思いました。

私も結婚して沿線近くに住むようになって、この電車の恩恵を受けています。ずっと残していけるように、応援していきたいと思っています。

貴志川線の車両は6種類ありますが、私の一番のお勧めは「たま電車ミュージアム号」です。

床も天井も外観もどこを見ても猫づくし。猫好きの方はたまらないのではないでしょうか。特別猫好きではない私でも、初めて乗った時は、可愛さと細部までのこだわりに感動しました。

ニタマ駅長と終点・貴志駅舎


和歌山市から足を延ばせば、皆さんご存知の白浜や熊野古道があります。
山や海に囲まれた自然豊かな和歌山を訪れてみて下さい。

おまけのお話

この記事が送られてきた数日後、yukkoさんが東京を訪れてくれました!
今回紹介された名勝・和歌浦のお菓子をいただきました。

全国各地で心理占星術を学ぶメンバーとつながろう! 

「星と宙と仲間たち ~ご当地紹介リレー」では、お住いの地域を紹介してくださる方を募集中! このコーナーから新しい旅や活動のきっかけが生まれるかもしれません。自薦・他薦を問いません、皆さんのリクエストをお待ちしています^^

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