星宙百景 2024 号外! 月ー冥王星の決着、中身が見えない水槽の水は入れ替わるのか

心理占星術家nicoによる「時期読み百景」号外!

9/27(金)に行われた自民党総裁選。あらゆる意味で乱戦となり、その行方が注目されてきましたが、接戦の末、石破茂氏の当選という結果を迎えました。

実は、その3日前に行われた月イチ勉強会で、この総裁選当日のチャートと安倍元首相銃撃事件当日のチャートについて触れ、その類似点と特徴から、選挙の行方を推察していました。

前回の星宙百景でお伝えした象徴の見立てでいうと、自民党は「見えない水槽のまま」となるか「水槽の水を入れ替え」るのか。正直、どちらに結果が転じるのかは、五分五分の状態で判断がつきかねる、けれど、いずれの結果であっても私たちは長く続いてきた「月ー冥王星」の物語の決着を見るのではないか。そんな考察がありました。

今回は号外として、受講生限定となっていた解説の一部をご紹介します。
心理占星術的、社会事象に対するひとつの見解に触れてみてください。

「見えない水槽のまま」か「水槽の水を入れ替える」のか

9月27日(金)に行われた自民党総裁選挙。
混迷を極めた選挙戦の結果、半ば逆転劇ともいえるかたちで石破茂氏が当選となりました。

今回の総裁選は、大規模な金融緩和や積極的な財政出動を進めた安倍晋三元首相の継承者とされた高市氏ではなく、安倍氏と距離のあった石破氏を選ぶことで、アベノミクスへの回帰を否定する結果となった。石破氏は8月上旬に出版した著書で、日本銀行による異次元緩和の長期化により、「国家財政と日銀財務が悪化した」と疑問を投げ掛けていた。

SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは、石破氏について日銀の独立性を尊重しつつ丁寧な対話を行い、「経済実態に見合った、経済を冷やさない速度での正常化」を容認すると指摘。

この総裁選に至るまでの自民党の過程は、心理占星術的には、まさに「月ー冥王星の物語」。

これまで続いてきたアベノミクスから本格的に「転換=転じる」となり、この春から注目してきた日銀の金融政策もここから本格的に動き出すのかもしれません。

月ー冥王星の決着は、果たしてどちらに

nico:  では、ここから二つのチャートを見て行きます。
今週末(9月27日)の自民党総裁選、そして安倍元首相が襲撃されたときのチャートです。今回はノーアスペクトの違いなども考えてもらえるといいですね。


この襲撃時のチャートは、ここ(月ー火星ー冥王星)が非常に印象的であり、この人に何かとても深い心のテーマがあるんじゃないか。

襲撃当時(2022年)の解説では、山羊座冥王星を「父性の崩壊」や月ー冥王星を「失われた時を求めて」という表現でお伝えしたこともありましたが、この人自身の何か幼少期の未解決の問題が、父性的なものに対して、ぶつけられたものではないだろうか。

安倍さんでなくてもよかったのかもしれませんが、大きな、何か父性的な存在としてネガティブに投影されてしまった。

だから、「失われた時を求めて」という欲求を未解決のままにしておくと、こうした暴力的な事件に発展するのかもしれない。そんなお話をしました。

その後の報道で、統一教会との問題が出てきましたが、この段階(事件2日後)では、その背景はまったく分からないままでの推察でした。

そして、今日ここで見たいのは、彼自身の問題ではなく、このタイミングが世相的にどういう意味があったのか、ということ。

ASCは天秤座、10H蟹座の太陽と水星、DSC牡羊座に木星と、4H山羊座に冥王星と活動サインのテーマが出てきている。蟹座が強調されている中で、月ー冥王星が働いてるタイミングはどういうことだろう。

やはり今回の秋分に通じる「転」のテーマですね。2024年の四季図は、蟹座のASCがずっと来ていて、冥王星的なテーマが山羊座のテーマで最後の最後のところでくると。そのタイミングでの月冥王星ってなんだろうなって。

この襲撃された、阿部さんがお亡くなりになったタイミングから、それこそ統一教会問題や裏金問題が出て、安倍派の解体っていうことは、月―冥王星にはそういう作用があるんではないか。

または、活動サインは――特に蟹座が強調されている場合は、やっぱり水槽の水が入れ替わることが起こりうるのか、どうか。

月―冥王星が、パイプの詰まりを取るものになるのか、詰まりを強化するのか。それはもう象徴的に読めないんです。どちらかわからないんです。

そして、今回の総裁選のチャートです。

山羊座の冥王星は最後の度数、月の度数は少し跨いでいますが、一応、月―冥王星のアスペクトが出来ている。今回は蟹座の火星ではなく、金星になっていますが、こういうT字ができてます。

これで安倍派以外の人が勝つとは、すごく言いづらい。ただ、この銃撃された時にも月―冥王星があった。

そういうのも考えたときに、火星、月と冥王星のテーマはどちらに出るのか。

月―冥王星は、水槽の藻を強固にすることもあるでしょう。「もう外部なんかどうでもいい。自分たちがぬくぬくと、今の利権をまだまだ守れた方がいい」というような、それこそ安倍派を踏襲する方向に行く可能性だってあるかもしれない。

または、

「一回負けてもいいから、この流れは断ち切らないといかん」という想定して総裁を選べる党員がいるのかどうか。

自民党員の望んでる欲望が何なのか。それは、さすがに分からない。

ですが、今週(金)に総裁選が終わったとき、「あぁ、月冥王星こうやって出るんだな」って確認してもらえると、きっと皆さんも政治に多少興味を持ってもらえるんじゃないか。総裁選の行方も楽しみとしてもらえるんじゃないかなと思います。


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夏至図読みの一ヶ月後の検証記事。
リーディングの内容をnico自身が検証しました。


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