星占い的めがね

 メガネとは、視力が良くない人が物事をよく見るためのもの、花粉やブルーライトなど外から目を守るためのもの、オシャレのためにかけるもの。

ある時は乙女座のアイテムであり知性を象徴するであろうし、老眼鏡は山羊座土星を感じさせる。

 何かが意識的に、無意識的に、表現されながら。

メガネは年輪であり、知性であり、その人を構成しているとすれば、ひとつの仮面なのだ。

フィルターを隔てたこちらがわとあちらがわとで、触れられるような触れられないような感触を覚えながら、秘された蓄積を思って、私はメガネとその持ち主を好きになる。

そのレンズとフレームに守られているのは、これまで勉強してきた蓄積か、隠された乱視か、本当の気持ちか。

 要するに、私は蠍座のアイテムなのではないかと思うわけである。